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ぼっち王子の田舎暮らし  作者: こうじ
14/22

手紙を書く

 翌日、俺は2枚の手紙を書いていた。


 内容は、俺の近況とアーニャの家の事。


「フィリア、悪いけどこの手紙を渡してほしいんだ。」


「良いですけど、どなたに渡せば良いんですか?」


「一つは弟のルーチェル、もう一つは騎士団に所属している『ローズ・マリーガル』に渡してくれ。」


「わかりました。」


 そう言ってフィリアは飛んでいった。


「アルお兄様、ルーチェル様はわかりますがローズ様、というのは?」


「俺が心を許した学生時代の友人だ。今は騎士団に所属していて領内のトラブルを取り締まっている。」


 正義感が強くて学生時代は俺やルーチェルに対してズバズバと物を言うタイプだ。


『冷血の女騎士』と呼ばれてるくらいだ。


 権力に屈しない強い心を持っているから俺も心を許している。


 それから数時間後にフィリアは戻って来た。


「お二人に渡してきて返事ももらって来ましたよ。」


 二人からの返事の手紙を読む。


 ルーチェルからは俺に対する謝罪や心配、近日中に訪れる、という事。


 ローズからは俺に対する説教じみた文面とアーニャの家に関しては調査を行う、また近日中に訪れる、という事だ。


「お二人とも心配してましたよ。ルーチェル様は涙目になっていました。」


 アイツは性格良いから俺も嫌いにはなれないんだよなぁ。 

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