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手紙を書く
翌日、俺は2枚の手紙を書いていた。
内容は、俺の近況とアーニャの家の事。
「フィリア、悪いけどこの手紙を渡してほしいんだ。」
「良いですけど、どなたに渡せば良いんですか?」
「一つは弟のルーチェル、もう一つは騎士団に所属している『ローズ・マリーガル』に渡してくれ。」
「わかりました。」
そう言ってフィリアは飛んでいった。
「アルお兄様、ルーチェル様はわかりますがローズ様、というのは?」
「俺が心を許した学生時代の友人だ。今は騎士団に所属していて領内のトラブルを取り締まっている。」
正義感が強くて学生時代は俺やルーチェルに対してズバズバと物を言うタイプだ。
『冷血の女騎士』と呼ばれてるくらいだ。
権力に屈しない強い心を持っているから俺も心を許している。
それから数時間後にフィリアは戻って来た。
「お二人に渡してきて返事ももらって来ましたよ。」
二人からの返事の手紙を読む。
ルーチェルからは俺に対する謝罪や心配、近日中に訪れる、という事。
ローズからは俺に対する説教じみた文面とアーニャの家に関しては調査を行う、また近日中に訪れる、という事だ。
「お二人とも心配してましたよ。ルーチェル様は涙目になっていました。」
アイツは性格良いから俺も嫌いにはなれないんだよなぁ。




