消えない孤独の果て
夜が深くなるほど、孤独は濃く、重くなる。
歩いても、声を出しても、触れても、世界は何も返さない。
存在していることさえ、誰にも認められず、胸の奥の痛みだけが確かにある。
助けた命も、避けた災害も、消えた影も、すべて偶然の産物として世界に消される。
記録も、感謝も、名前も、誰も残さない。
私の存在は、透明な壁に閉じ込められたままだ。
夜空を見上げる。星は輝く。
けれど、光は私に届かない。
声も、触れる手も、温もりも、誰も私に向けない。
世界は無色の存在を完全に孤立させた。
足元の影だけが、存在の証明だった。
しかし影もまた、夜の闇に溶け、やがて消えそうに揺れる。
触れたもの、行動、思考――すべて世界に押し流される。
胸の奥の痛みは消えず、孤独は深く、静かに、確実に私を押し潰す。
生きているだけで、世界は私を拒絶する。
――希望はなく、報われることもない。
存在している意味は、どこにもない。
ただ生きているだけで、孤独と絶望が胸に増す。
夜は永遠のように続き、無色の存在は忘れられ、排除される。
生きる意味は見つからず、消えない孤独だけが確かに残る。




