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フェイテルリンク・レジェンディア ~訓練場に籠もって出てきたら、最強になっていた。バトルでも日常でも無双します~  作者: 毘沙門 子子


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574 制定してませんます

 ちなみにジュウゾウさんが作った時計の歯車構成だけど。

 というかそもそも、時計の歯車ってなんであんなに多いんだよって理由。


 たとえば『宇宙の全エネルギーを使っても動かせない歯車』なんてものがあるけど、時計はあれと同じ。というかアレが時計を真似てる。『宇宙の全エネルギーを使っても動かせない歯車』は減速機の塊。

 大きな歯車の回転を小さな歯車に変換して、また大きな歯車を動かすことで、減速するんだ。


 時計の歯車ってのは、多くは減速を目的にしている。1秒→1分→1時間、60秒で進んだのを1(分)に、60分で進んだのを1(時間)に――こうやって60分の1に減速しないといけないから。常に進む量を減らしてるわけで、なので針を動かしている歯車の方が、少ない(大きな歯車で動かしてもらって、小さな歯車に変換することで、より大きな単位に変換している)

 つまり一生懸命大きな歯車を回しても、力を伝えさせて貰えるのは、貼り付けられた小さな歯車からのみ。

 残酷な世界。


 ちなみに、私は歯車の計算が嫌い。3次元的恐怖が襲ってくる。


 で、張り付いている歯車を(同軸)と呼んで。

 歯車を噛み合わせて回す歯車を(接触)と呼ぼう。

 枚、は歯車の歯の枚数。そうしたら振り子時計はこうなる。


 ちな脱進機っていうのは歯車を止めたり解放したりする、シーソーみたいなの。

 振り子から伝わったリズムを歯車に強制するパーツ。

 脱進――つまり進ませないってことね。


 振り子

   └→脱進機→【秒・64】→(同軸)8→(接触)64→(同軸)8→(接触)64→(接触) 

         【分・64】→(同軸)8→(接触)64→(同軸)8→(接触)64→(接触) 

         【時・16】


 ――8の歯しかない小さなギアで64のギアを動かすことで、8分の1に歯車の回転速度を遅くしてる。これを2回繰り返すと8×8で、64分の1になる。これで秒針が64回周るまで、分針を1目盛りも進ませない。

 これを分針から時針に伝える時も同じことをして、最後に1日32時間、昼夜16時間づつ(昼16時間、夜16時間)なので、16個のギアしかない時針に伝えてる。


「ですね、ジュウゾウさん!」

「うむっ」

「歯車問題は嫌いなんで、二度と考えたくないです!」

「こんなにシンプルな構成なのにか? ――地球の歯車なんぞ、割合計算が非常に面倒じゃぞ、歯が20, 24, 30, 36, 40, 45, 48, 60のとかじゃぞ」

「あーあー、きこえないー。急に電波が悪くなりました」

「都合のいい、通信キャリアじゃのう・・・」

「じゃあ時計作りは任せました! もう考えたくないので!」

「うむ任せろ。この惑星の標準時間をワシの時計が刻むとか、この年でワクワクが止まらんわ。船には3つでいいのか?」

「はい。3重バックアップで、時間を確実に知ります」


 これ大事。あんまりにも様子の可怪しい時計は、他の2つの中間に合わせ直したりもする。




 さて私が抵抗機と風見鶏式・風力発電機をつくっていると、心強い訪問者があった。彼らの訪問は、ここまで、ほぼ私一人で科学してたので凄く有り難かった。

 彼らのアドバイスで風見鶏発電も発展したし。

 風車を風見鶏で風上に向けるんじゃなくて、風車がどの方向からでも風を受け取れるようにすればいい感じだった。

 連れてきてくれたのはパトリ夫さん。

 ――ちなみに現在、ラッキースケベ3人組は、私達と同じ島の反対側でキャンプしている。

 ルーローちゃんたちは、私達がガッチリ保護している。

 で、訪問者というのは、マイルズとマリさんとエレノアさんだった。


「マ、マイルズ、マリさん!? エレノアさん!」

「よう、スウ」

「やあ、スウちゃん」

「お久しぶりです。Msスウ」

「お前がいよいよ航海に乗り出すと訊いてな。来てみた。大胆な経度、緯度制定に、時間の制定をしているそうじゃないか」

「制定って・・・・」

「制定だろう」

「制定だよね」

「制定ですね」


 マイルズ、マリさん、エレノアさんが同意見。

 むう・・・・そんな制定してるつもりとかは無いんだけどなぁ。他の人に押し付ける気ないし、私が使えればいいだけだし。

 マイルズが真面目な顔で言う。


「緯スウ度に、経スウ度だったか? あとはスウ年、スウ時に、スウ分、スウ秒、クレイッジ・ギーグスウ標準時間」

「なんか増えてる・・・・」

「スウ暦1年なんて言っている輩もいたぞ」

「なにそれ怖い――というか、さすが軍人たち、きっちり武装している」


 三人の背中には長い銃やコンパウンドボウや、コンパウンドクロスボウがしっかりと掛けられている。

 でもさすが本職、ガッツリ、火薬いっぱい要りそう。

 長い銃は胴体がほぼ木製――第一次世界大戦の頃の銃って感じ、モシンナガンとか三八式歩兵銃とかスプリングフィールド1903みたいなの。リロードもバネやガスではなくボルトアクションの手動式らしい。

 たしかにアレなら、かなり簡素な作りで銃を作れるからサバイバル向きかも。

 エレノアさんとかショットガンも持ってて、腰にはスラグ弾・・・なるほど・・・私もスラグ弾を作らないとな・・・あれはもう小型大砲だし。あれなら大概のモンスターを狩れるよね。

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