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フェイテルリンク・レジェンディア ~訓練場に籠もって出てきたら、最強になっていた。バトルでも日常でも無双します~  作者: 毘沙門 子子


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573 マスターキーが完成します

「で、トリガーはリボルバーに近いものにして、さらに信頼性を上げて・・・と。――ショットガンにライフリングは要らないから楽ですね」


 ほぼ筒の銃身を、ポン。


❝草❞

❝なにを工作の時間みたいにショットガンつくってんのこの子・・・w❞


 撃鉄とかトリガーも今回はメチャクチャ単純なんで、拳銃の時のように手こずったりしなかった。


「とりあえずショットガンはできました」


 レバーを引けば、ちゃんとリロードの動作が起きて、撃鉄も持ち上がる。OK。


 最後に、流木を水酸化ナトリウムで溶かして作った紙で包装した物に丸い大量の弾頭を詰め込んだものを用意。

 この底に、火薬を詰めた銅に雷管を付けたものを装着。

 ゲージ弾ができた。


 これを8発ほど作って・・・・と。

 ショットガンの側面からチューブにゲージ弾を放り込んでいく。


 ゲージ弾は縁が盛り上がっているので、弾丸を横に並べても、雷管を押して暴発したりしない。

 普通の弾丸でチューブマガジンとレバーアクションをするなら、リムファイアーがいいだろうねぇ。


「できた! ショットガン!」


❝マスターキーキタコレ!❞


「マスターキー?」


 銃に疎いプリティ・ギルティさんがちょっと混乱。


「あれなんです。どんなドアノブでも至近距離なら破壊できるので、ショットガンはマスターキーって呼ばれてるんです」

「ワロス(笑) 他の銃は無理なの?」

「実験見たことありますが、案外無理みたいです」

「まじか(笑)」

「じゃあ、ちょっと試射を」

「楽しみ!」


 プリティ・ギルティさんが立ち上がった。

 2人で砂浜に足跡を付けながら、海辺を歩く。あ、ヤドカリ。


 遠くで「あの人が銃を作った程度では、驚かなくなってきました」「んだなぁ」なんて声が聴こえてきた。


 私は、海側に用意していた木の的に向く。

 使う弾丸は、基準としては10ゲージ弾。

 ゲージ弾は、ゲージの数字が下がるほど、威力が上がる。

 1ポンドの鉛から幾つ作れる弾丸が入っているかという意味だから。10ゲージは民間用としては最強のショットガンシェル(ショットガン用の弾丸のこと)。


 さて、


「行きます!」


 バコォン!!


 流石最強クラスのショットガン、なかなかの音。

 これは〖怪力〗がないと、私にはきついかも。


 するとプリティ・ギルティさんが目を輝かせた。


「撃たせて撃たせて!」

「えっ、大丈夫ですか? これすごい威力がありますよ・・・? 今も私、〖怪力〗使ってましたし」

「大丈夫大丈夫!」

「えっと、じゃあ・・・・」


 私はプリティ・ギルティさんにショットガンを渡した。


「・・・・本当に気をつけて下さいね?」

「大丈夫だってぇ」


 プリティ・ギルティさんが引き金を引いた。プリティ・ギルティさん吹っ飛んだ。後ろに「ドンっ」と消えるみたいに。


「ぷっ、ぺぺぺ、」


 砂浜に、棒立ちのまま倒れたプリティ・ギルティさんは仰向けのまま、口の中を気持ち悪そうにしていた。砂が入ったらしい。


「や、やばすぎん?」

「地球だと、最強クラスのショットガンなんで・・・」

「さ、先に言って・・・・」


 そうして、音に寄って来た恐竜がいたので、〖飛行〗で頭に接近して、ショットガンをズドン。

 恐竜の頭がトマトになりました・・・・ぐろい・・・。自分でやっといてなんだけど。


 十分な威力のショットガンができたようである。


   ◆◇◆◇◆


「よし、振り子時計が完成したぞい」


 柱時計かなって思ったら、いきなり小さな壁掛け時計。しかも学校の教室の時計と変わらないサイズ。


「・・・小さい」

「本職を舐めちゃいかんぞ」

「これ、振り子の長さはどう確保してるんですか?」


 振り子の長さを変えたら正確な1秒は刻めない。

 重さは、振り子の周期にほとんど影響しないし。

 だから振り子の長さは、絶対に28センチでないとダメ。


「文字盤の裏の上部に、機構を置いとる」

「あーーー!」


 流石本職! そんなテクニックが!

 この人が来てくれてよかったぁ。


「これがきちんと一日を刻むか、嬢ちゃんの目で見てくれ――ではワシはいよいよ、クロノメーターに取り掛かるわい――ジョン・ハリソンのヒゲゼンマイ方式でいいのかの?」

「はい。ただエネルギー供給は、ゼンマイを巻いたり、重りを持ち上げたりではなく。マンガン電池で行います」

「ほう・・・・嬢ちゃんは、ここでマンガン電池を作れるのか」

「はい。予備もいっぱいあります」


 というか、風で発電してもいいし。時計を動かすくらいの風力発電なら、フィンも小さいだろうから、向きを風見鶏みたいに変えればいい。船は常に進むだろうから、常に風が吹いて電力供給も安定すると思う。

 ただ、電力が安定しないだろうから、大電力が流れないように電気を通す量を調節する電気抵抗が必要かな。

 電気抵抗――


「雲母だな」


 サバイバルでは、マイカのコンデンサーがド定番。

 なんだけど・・・・雲母は割れやすいからなぁ。コンデンサーは、要は絶縁体ならなんでもいい。・・・・漆でもゴムでも石英でも――だからって、漆はないし、ゴムは劣化が怖い。シリカは、加工しづらい。

 ――雲母をゴムで補強するかな。

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