パーティー準備
さて、何だか竜帝陛下と妃たちの意外な一面が
次々と明らかになった、今日この頃なのですが・・・
すっかり忘れていたことに(いや、忘れちゃいけないんですけどね)、
私たち、これでも皇太子の婚約者パーティー。
つまりは、帝国のパーティーなどにも顔を出さねばならないのです。
「やっぱり、みんなで出るのですか?」
と、私。
「竜帝陛下は、だいたいソシエさまとご出席なされるわ」
と、アナ。さすがは詳しいですね。
この前の夜会では、ソシエさまはあいにくと欠席だったのですが。
「あぁ、今回はソシエ妃も出席される」
と、ディル情報。
「前回は、体調不良か何かだったのかな」
と、シア。
そう言えば、欠席された理由はお聞きしていませんね。
ユリアナさまは、あぁいった場が苦手なので、
滅多に顔を出すことはありません。
いや、ほぼ顔を出さないそうです。
レオくんが言っていました。
「・・・いや、前日にユリアナ妃とサロンで飲みまくったら、
二日酔いで再起不能になったらしい」
夜会の前日に何してんですかぁ―――、ソシエさま~~~っ!!!
※台本作りです
「兄上が急にメイリィ姉上と出席することになったからね、
台本の手直しをしていたんだって」
と、ルゼくん。
今、台本って聞こえたのですが・・・
気のせいですかね・・・?
「今回はちゃんと出席するそうだから、
父上も台本通りに動くし心配ないと言っていた」
と、ディル。
いや、やっぱり台本ってなんすか。
※メイリィは台本の件を知りません。
「今回は・・・どうしましょうか・・・」
「メイリィは俺の婚約者として、もちろん同伴だ」
デスヨネー。ここでディルに抗うと、更に拘束がヤバくなります。
ただでさえ今、ディルとぴったりくっつかされております。
因みにお膝の上ではもふちゃんがお昼寝中です。
もふっ
あれ・・・背中に・・・
「んもぉっふぃ~~~~っ♡」
あ・・・でっかい白もっふぃ・ポチが、私たちの背中に、ふわもふボディを
すりすりしてくれました。
私の隣に座っていたシアが、ポチのふわもふしっぽに
そのまま顔をうずめてしまいましたね。
ふぃーくんも一緒です。
私は、ポチに背中を預け、ふわもふ心地で現実逃避を続行します。
「シアはいつも通り、ルゼくんが同行ですわね」
と、アナ。
「キーシャとたまは?」
と、ルゼくん。
因みに今も、もっふぃたちに囲まれながら、
双子に左右からぎゅーされています。
「さすがに・・・」
アナがディルを見やると・・・
「ふたりはお留守番だ」
『え―――――っ!!!』
「皇太子宮や晩餐会会場ならともかく、公の、
不特定多数の人間の集まる場所には連れて行けないからな」
と、ディル。
確かに、迷子になったり、連れ去られたりしては大変です。
「いい子でお留守番してくれたら、後でケーキ作ってあげますよ」
と言えば・・・
『うんっ♡♡♡♡♡♡』
と、めっちゃかわいらしく頷いてくれたとです。
わぁ、かわゆす。
めっちゃ双子萌え。
ルゼくんが双子萌えフィーバー中です。
「私はいつも通り弟と」
と、ミフェイ姉さん。
「アナはどうするのですか?」
「私はレオを連れて行くわ」
「え・・・その組み合わせ、大丈夫なのですか?」
元婚約者同士であり、アナは夜会の場で、
レオくんに恥をかかされたのです。
今は忠実な下僕だとは言え、
醜聞が瞬く間に飛び交う社交場では、
いささかリスキーなのでは?
「この微妙な組み合わせに、レオに言い寄るダメ女は寄り付きにくいわ」
確かにっ!!!
アナとレオくんの間のことを知っていれば・・・
普通は気まずくて近寄りがたいですよね?
「それじゃ、決定だな」
あれ・・・結局みんな、参加じゃないですか・・・
双子ともっふぃたちはお留守番ですけど。




