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【完結】くじ引きで竜帝国の皇太子妃に選ばれてしまった  作者: 夕凪 瓊紗.com
第6章 忘れられた皇子編

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晩餐会の後の反省会


さて、ディル補正計画と題しまして、

私たちのお茶会風景や、日常風景をお楽しみいただいたわけですが、

ディルとミフェイさまの微妙なお茶会を終えての・・・

晩餐会がやってきましたとです。


今日のメニューは、小籠包しょうろんぽうが出ましたよ!

わーいです。

でも、喜んでばかりはいられません。

アナ直伝、小籠包の食べ方講座で習った通りに・・・

私とシアは・・・ぱくっ。

緊張の一瞬。

アナは笑顔で頷いているので、良かったです。

ふぅ・・・


さて・・・私たちが、おいしく小籠包やチャーハン、

エビチリ、卵スープなどをいただく中・・・


やはりミフェイさまはあまり食べられていないようです。

おはぎの食べ過ぎかもしれませんが・・・

でも、食べられる量はいつもと変わらない気がします。


話しかけて・・・みようかな・・・?


と、ディルに視線を送ると、

何故か顎くいっを決められ、イケメン顔を無駄に近づけられました。

あ、食事中にべたべた触れるな、とアナにディルが怒られ、

しゅーんとなっていました。


その様子を・・・あれ・・・ミフェイさまが、

驚いた様子で見ていらっしゃいました。

けれど、私と目が合うと、そっと目を伏せてしまいました・・・


後は少しずつ、少量を召し上がるだけで・・・

う~む・・・

何か仲良くなるすべはないでしょうかねぇ・・・?


―――その日の寝室にて


「・・・もう少し、ミフェイさまと話してみたらどうかなと思います。

ルゼくんは弟君なので、別として・・・

シアや、アナとも仲良くお話しているじゃないですか」


「・・・そうだな。だが、よく知らない。身の上以外はな」

おぅ・・・身辺調査データだけかいっ!!


「そう言えばアナとは・・・アナは、

皇太子宮に来る前からも、よくお話していたのですよね?」


「・・・いや?」


「・・・え?」


「・・・話すようになったのは・・・

ちょうど・・・夜会の後の茶会から・・・かな」


「・・・」

マジですか・・・

アナは割と話すことが好きなような気がしたのですが・・・

ディルと一緒に話すのは・・・緊張していたのでしょうか。

今はすっかり打ち解けて・・・

ディルすらもアナの忠告は素直に聞くのですよ・・・?

それなのに・・・


「むしろ、俺はアナに嫌われていると思っていた」


「は・・・?じゃぁ、何故婚約者に選んだんですか?」


「レオの件があって、申し訳ないからと父上とユリアナ妃が、

婚約者にもらえと押し付けてきた。家柄も問題ないようだし、

他の竜帝国の貴族からの縁談がわずらわしくてな。

その縁談を呑んだが・・・」


「何故、嫌われていると?」

今はあんなに楽しそうに話しているのに・・・


「・・・俺のことを、堂々と睨んできたからな」

それって、最初の頃の・・・晩餐会の時の・・・?


「私を、睨んでいたのでは?」


「いや、何故メイリィを・・・?

メイリィを見つめるのは俺の権利だし、

アナが睨んでいたのは、俺だ。

あれは妃教育なども積極的に受けていたし、

社交も中傷を受けようがサボることはなかった」

確かに、アナはしっかりものですから・・・

傷つきやすいのに、ついつい、

自分に鞭を打ってがんばっちゃう子なのです。

でも、前半部分にちょっと気になる点があったような・・・

触れない方がいいような・・・


「城で目を合わせると、よく睨んできた」


「・・・最初から・・・ですか?」


「いや・・・最初は、目も合わせようとしなかった」


「では、いつから・・・?」


「記憶はしていないが・・・メイリィと初めて晩餐会に行った時が

・・・一番睨まれた・・・と感じたな」


「・・・」

てっきり、私は自分を睨んでいると思っていたのですが・・・

まさかの・・・ディルを・・・?

それは・・・何故・・・?


「でも、今は仲良しですし・・・ミフェイさまとも、

何かすれ違いがあるのかもしれません!

ほら・・・妃教育も別々でしょう?」

私たちは、第3妃・ユリアナさまをメインに、

第4妃・ソシエさまに教えていただくこともありますが・・・

ミフェイさま獣人族の国は違えど、

獣人族であるソシエさまに習っているそうです。


「本当は・・・一緒に習いたい・・・のですが」


「・・・そう言うものか?俺の妃になるなら、競いそうなものだが」


「競ってはいますよ?誰が一番上手に刺繍ができるか、とか・・・

あと、上手に踊れたか・・・とか・・・」


「・・・そうか・・・それは微笑ましいな」

ディルがぷっと噴き出します。


「何で笑うんですか」


「いや・・・この城も、変わったのだな・・・と思ってな」


「・・・それは、どう言う・・・」


「メイリィ・・・ルゼは16で、レオが17なのに、

何故皇子の順序が逆なのかを、疑問に思ったことはないか?」


「そりゃぁ・・・まぁ・・・」


「俺たちはな・・・イザナを含めて・・・本当は6人兄弟だったんだ」

え・・・?てことは・・・もうひとり・・・いたのですか・・・?

衝撃の、事実です。



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