15話 混沌と白と黒
堕ちた先、目を開けた先に居たのは、バロルだった。
「あんちゃん大丈夫か?」
ばろ、る?
「、、、なんで俺の名前知ってるんだ?」
バロルなのか!
「そんな感動されても、俺は知らねぇぞ、、、」
あぁ悪い。ここはどこなんだ?
「ここは、ぷらりかの国、バロルの都だ。」
ん、2つびっくりした。
俺は誰だっけ。俺は、なんだ?わからない。けど、このバロルはなぜだか知っていた。
そして、バロルのみやこだと!?と、そこにもなぜかびっくりした。
理由は分からないが。
バロルの都か!
「あぁそうだ。俺の街だ。そして、俺がここの王だ。」
そうだったのか。申し訳ないんだが、俺は俺が何もわからない。色々と教えて貰っても良いか。
「記憶喪失か。それは大変だな。とりあえず、医療室へ、なら行くんだな。そこを出て右奥だ。」
何から、聞けば、と考えていたら、
「聞きたいことはたくさんあるだろうが、俺は忙しい。書庫にでも行って後で色々と調べると言い。場所は医務室で教えてくれるだろう。」
そうか。とりあえず、従うか。
ありがとう。
「うむ。」
「いらっしゃい。記憶喪失らしいね。私は、ビズ。よろしく。」
ビズか。よろしく頼む。書庫に行きたいのだが、場所を教えてくれないか。
「あら、意外と元気そうじゃないか。わかった。出て右奥にある。体調が悪くなったら来るといい。」
感謝する。
ガチャ
殺風景な本だけの空間だな。けど、豪華だ。これだけの量の本、読むのに何年かかるんだ。
とりあえず、端から読んでいくか。
本を手に取った。[アース1~ドラゴンと最強~]
なんだ、この本はと思ったが、まぁ読んで見るか。
2時間ほどで読み終えた。感想は、まぁ、よくある冒険談って感じだなと思った。
次は、[アース2~無意識の世界~]
続編のようだったけど、にしては世界観ブレブレすぎないか?と思った。
全然脈略も、繋がりもないし、ただの妄想の垂れ流しみたいな。
夢みたいな。断続的な感じだったと感じた。
まぁいいか。
次はっと、
こんこん
「失礼します」
あ、ビズさん。すみません、どうしましたか。
「夕食のご用意が出来ました。」
あ、もうそんな時間か。というか、良いんですか。ごちそうまで。。
「バロル様が、あなたを呼ぶようにとおっしゃいましたので。」
左様でしたか。では、お腹もすいたので、お言葉に甘えて。
扉を出て、右奥に進んだ。
ガチャ。
「よく来たな。さぁ食べよう。」
頂きます。
「して、記憶はどうだ?」
全然です。自分の名前も、まだわかりません。
「そうか。。。。。そんな君に悪いのだが、君を長くここに置くことは、できない。明日、明後日には、出ていって欲しい。」
そ、そうか。そりゃそうだよな。わかりました。。
「理解感謝する。今は戦争中なものでな。この食事を食べて、私も戦地へ向かわねばならない。」
今は、戦争中なんですか。
「そうだ。人類の存亡をかけた、最後の戦争だ。そして、君が今日、ここにいること、これも、代々私の家系に伝わる、予言で、言われていた通りだった。ただ、何かを伝えてくれると思っていたのだが、記憶喪失であった。予言には、現れるとしかなかったが、最後の期待ではあったんだが、しょうがない。出来るだけの準備はしたんだ。あとは戦うだけだ。」
なんか、すまない。そんなに、戦争はひどいのか?
「あぁ。世界の8割は焦土。1割の水と1割の土地だけだ。核爆弾ですべて消え去った。そして、この水と土地もマグマでどんどん減っている。そんな状態でも生きるために人は食料を求め争っている。人類は、もう後5000人だけだ。私たちは、2000。相手は3000だ。もう、戦うしか生きる道はない。というか、死んだほうがマシだとも思うよ。」
「バロル様。そんなことを言ってはいけません。」
「とは言うがな、ビズよ。2000と2000が殺し合い、500が残り、もう1000と合流すれば、1500。その人数なら、まだ生きれるであろう。とはいっても、それも何年持つかだが。」
そんなにひどいのか。というか、どうして俺は、こんな時に記憶を失って、ここにいるんだ。こんな状態だからなのか?
「おっとすまない。ということでだ、今日はよく眠るといい。そして、また明日、食事を取り、別れるとしよう。構わないか?」
あ、あぁ、わかった。
「うむ。では、私は失礼する。」
ばた。
右奥の寝室に来た。
はぁ。俺は、何なんだろうか。明日、俺はどうしたらいいのだろうか。
何もわからない。。。
と考えていたら、眠っていた。
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思考の意識と無意識。思考とは、意識の世界の話である。では、無意識の世界の思考を何と言うのか。虚である。何もない所で、真実かの様な現実を理解させてくる思考の塊。虚。私たちは、常にこの虚と思考の中で生きている。
そして、このアース4。本来、悟が関わってはいけないと制約した世界。
しかし、悟は気になってしまった。しかし、同時に悩んでいた。
自分の存在を虚無に感じていた。思考が混沌と化していた。
アース4。悟の虚の世界。
平和を望む悟。怒りを感じる悟。自己中心的な悟。思いやる悟。自由を尊重する悟。自分の自由を犠牲にする悟。神なのか、人なのか、自分は何かと疑う悟。その悩みすらを傲慢に感じる悟。剛悟であるという自認が不確かになった悟。何度も同じ思考をぐるぐると繰り返す悟。
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ここは、どこだ。
真っ白。いや、白とはなんだ。黒い点。点が広がる。滲んでいく。染まっていく。黒。
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白。何もない。、、、、、無。
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