ユキトの目的
俺は灰色のバンダナを巻いた男と対面している。
「俺はユキト・タチバナ…お前と同じ転生者だ」
転生者が転生者狩りをしていたのは知っている。
「一体何が目的なの?」
「そんなの決まってるだろ?元の世界に帰るためだ」
「元の世界に帰る?そんなこと出来るわけ…」
「お前は帰りたくないのか?あんなふざけた神に勝手に殺されて、理不尽にもほどがある!」
確かにあいつはふざけた野郎だったけどな…
「俺はお前らを殺し、時を移動する能力を最大まで強化して、殺される前に戻る!」
なんだこの魔力……こいつも魔力9999overか
「強化魔法200倍」
「強化魔法超硬化」
「創造魔法…ブレード形成」
「創造魔法…アーマー形成」
創造魔法か……多分なんでも作れるんだろうな
「ソウルメルト」
俺も全力だ!3分で決める
……
………
…………
「は…ははは!その特異魔法には驚かされたが、創造魔法で作られた鎧を突破することは叶わなかったな!」
「くっ!」
やばいな……ステータスが10%まで下がってる。このままだと殺される……
「俺のために死んでくれ……」
ユキトの刀が振り上げられる
「……な、なんで…クロノス様の加護が……」
「んなのよぉ、アルラウネがクロノスを倒したってことだろ?」
アスカ!
「ジャンヌ、多分だけど僕たちの勝利だよ」
クレイ!
「お姉様!お怪我はありませんか!」
メリルがものすごい勢いで抱きついてくる
「ぐふっ!だ、大丈夫だから離して…」
「久々の実戦で骨が折れたわい」
エリックさんも無事か…
「俺は……必ず…元の世界に…」
ユキトは絶望を顔に浮かべ、ただその言葉を言い続けていた。
「ごめんな…同郷さんよ。俺らは死にたくないからさ」
いつの間にかアスカの手に握られていたナイフがユキトの首を掻き切った。
こうして俺たちの戦いは終わった。
傷と犠牲を残して。
ジャンヌは生き残ることができました




