表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現代知識で異世界無双したかったよ……  作者: リン
8章 転生したのに、命を狙われる編
56/253

各個撃破。クレイVS黒い外套

「クロノスは俺がやる。他を頼む」


「分かった。気をつけてねアルラウネ」


相手にも精霊がいるとなると、アルラウネに相手をしてもらうしかないだろうな。


「よそ見してていいのかぁ!」


…!またか!


黒い外套を纏った少年が再び俺に噛み付こうとする。


「させない」


危ない……クレイのおかげで助かった……


「この子供は僕がやろう。反応出来るのは僕だけみたいだからね」


「お願いします」


青いマフラーを巻いた青年が口を開く


「これはあれだね。6対6じゃなくて、1対1を6個やる流れみたいだね。じゃあ僕はあの子を貰おうかなぁ……1番弱そうだからね」


メリルを狙ってるのか


「お姉様、あのゴミは私が片付けておきますね…」


メリルもやる気か……


「あのご老人は俺が相手をする。相当な使い手だ」


白い眼帯を付けた男はエリックさん


「ふむ、仕方あるまい」


灰色のバンダナを巻いた男と赤いマスクをつけた女は


「じゃあ俺たちがメインターゲットを仕留めるぞ」


「はぁい、思う存分虐めてあげるわ」


俺とアスカであいつら2人をやるみたいだな


……

………

…………


「俺の食事の邪魔をしないで欲しいって言いたいところだが……お前も美味そうだな」


少年は無邪気な笑顔をクレイに向ける


「人の味覚や食事の嗜好にどうこう言うつもりはないけど、カニバリズムは感心しないし、カニバリズムじゃなかったとしても僕はノーマルだから男は遠慮したいな」


2人はそんな会話をしながらも普通の人間には捉えることのできない速度で戦闘を繰り広げている。


………

…………

……………

「ちょこまか動くなよ!さっさと食われろ!食材が」


少年は苛ついていた。今までの食材は自分の速度に反応出来ず、無抵抗のまま食されて行ったのに……

目の前の食材を食べることが未だに叶わない


「流石に、徒手格闘じゃ勝てないな…」


クレイは腰に帯刀している剣を引き抜いた。


「ただの鋼如きが俺の歯に勝てるわけないだろ!」


少年は鋼で出来ているであろう剣を噛み砕こうとした……


「な…なんで……俺の歯が欠け…」


だが次の瞬間、少年の前歯は半分ほどの所から折れていた。


「勇者の聖剣……これを使うと僕自身が強くなれないからね。あまり使いたくなかったんだけど、緊急事態だから」


クレイがそう言い放つと少年の前歯を起点にして少年の全身に無数の切り傷が現れ、少年は大量の血を流し絶命した。


「なにより、ジャンヌを殺そうとした君を僕は許せない……」


こうして、少年とクレイの戦いはクレイの圧勝で終わった。

クレイがやっと騎士っぽい戦い方をしましたね

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ