大学生活② [Side.Minato]
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友人2人と食堂で昼飯を共にしている時だった。
突然、俺達の前に現れた1人の女子生徒――。
名前はもう覚えていないけれど "1年" だと言っていたその女子生徒に "話がある" と言われ人気のない場所まで着いて行った。
すると、予想通り――その女子生徒の話というのが………
"告白" だった。
割と頻繁にこうして――今まで対して会話もしたことのない後輩に "告白" されるんだ。
まあたまに、同い年の子からも "告白" されるけれど。
「……ごめん。気持ちは嬉しいけど、今は誰とも付き合う気はないんだ。」
「…どうして、ですか?」
「好きな人がいるんだ。だからごめんね。」
「…え、でも……。サークルにいる先輩に香月先輩は "彼女" いないし大丈夫だって…。」
「は?サークルって…。なに?」
女子生徒の言葉には戸惑いを隠せなかった。
確かに "彼女" いないけれど "大丈夫" の意味が理解できない。
「…テニスサークルです。その先輩は1年生の時に香月先輩と付き合っていたって…。」
女子生徒から発さられた "テニスサークル" というワードで
それが誰のことを示しているのか理解できた。
何故なら…… 。
"テニスサークル" だと自ら公言していたのは1人しかいないからだ。
俺が "その人物" と付き合っていたのは…。
確かに俺も "その人物" も1年生の時。
"彼女" はどちらかというと――"遊んでそうな" タイプの人物で――だから俺も拒みはしなかった。
交際期間は5ヶ月だったかな……?確か――。
でも、それはあくまでも1年の時の話であって…。
2年になってからは誰とも付き合っていない。
2年に入るまでは "告白" されてもその時に "彼女" がいなければ…
拒みはしなかったけれど――。
いつしかそれが虚しくなっていって…。
目の前にいる "彼女" じゃない――本気で好きな "あの人" への想いが日に日に強くなっていくばかりだったから……。
2年になってすぐに俺は誰からの "告白" にも応じかなかった。
「…その人とは確かに1年の時に付き合っていたけど…。俺、2年になってからは誰とも付き合ってないんだよ。だからごめんね…。君とは付き合えない。」
「…あ、あの、好きな人って……?」
「大学にいる人じゃないよ。誰にも話してないから詳しくは言えないけど、俺の初恋の人かな…。」
「……初恋……………。でしたら私なんてとても敵わないですね。でも、香月先輩に告白聞いてもらえただけでスッキリしました!ありがとうございました!」
「ううん、俺も気持ちに答えてあげれなくてごめんね。」
「大丈夫です!その初恋の人とのこと頑張ってくださいね!では、さよなら!」
女子生徒はそれだけ言うとその場を立ち去って行ったのだった。
――そして、俺もすぐ後に食堂へと戻った。
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