金城潤香の困惑③
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々、ありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
私が二年生に上がった四月、次の事件が起きた。
「ちょっと私、目の当たりにした事実を受け止められないんだけど・・・」
混乱が混乱を呼んで頭がパンクしそうになりながら廊下を歩いていた。
え?白井君?なんで?
白井君は東高のはず、と言うか同い年と言うのも正直疑わしいと思ってたのに。実は店長の親族でお小遣い稼ぎに家のお手伝いしに来た中学生とか。
年齢・・・学校・・・
あーもうっよくわからないよー!
その日のバイトで彼に会った時、その全てを聞かされやっと事実を受け止める事ができた。そしてそれと同時に私の過去も知られてしまった。
こんな事誰にも話した事なかったのに。
店長さんにだって大雑把に少ししか話してないのに。
なんでだろう、白井君には何故かこんなにもペラペラしゃべっちゃう。あー!恥ずかしいー!嫌われてないよね?大丈夫だよね?
最近、変に気になる彼が突然私の高校に転校してくるなんて、これちょっと奇跡過ぎない?ヤバくない?
本当はお店での私の事、秘密にしてほしいとかいろいろ心配な事もあるのに。そんな事よりも彼との距離が近くなった事で動揺が隠せず、それが彼に気付かれないかが心配です。
学校でたまに彼を見かけると、いつも近くに女子がいる。
クラスをそっと覗くと女子達に囲まれ人気者、というかモテ度が凄い。
でも私は知ってるの、そういうの白井君は苦手なんだよ?みんなよりももっと前からの付き合いでそういうのよく知ってるの。私あなた達より仲良いし結構深い関係なのよね。
遠目から眺めるしかできない自分を棚に上げ、勝手に優越感に浸りながらその場を通り過ぎるしかない私。なんだろう、ため息が出ちゃう。
すると前の方に数名の男子が廊下の端でくだらない会話で盛り上がっていた。
ただそれだけなら無視するだけだけど、目の前にいる彼らはシャツを出し胸元が見えるくらいにボタンを開けあからさまにチャラそうな感じで卑猥な単語を吐きながらバカ笑いをしていた。
なんて下品な・・・
うちにもこんな頭悪そうな人達いるんだ。
・・・死ねばいいのに。
「ねえ、そういうのやめて」
「うわっ冷酷女出た!」
「え?切り裂き女だろ?」
「いやいやこんなんただの陰キャ女だろ?モテねーからって僻んでんだよ、あー可哀想ー」
「・・・気持ち悪い」
本当に鳥肌が立ち吐きそうな思いだった。
より一層嫌悪感と憎しみが溢れ、それら全てを込めたような言葉と態度で一言放った。
「消えて」
もう止められない。
「はあ?お前が消えろよブス!」
「・・・うるさい、早く消えて」
「ああ?!」
一人が前に出て私の目の前で眉間にシワを寄せながら物凄く見てくる。『メンチを切る』とはこの事だろうか。
チャラい系なのか不良系なのかわからないけど、同世代の怖そうな男子が私に対しめちゃくちゃ喧嘩を打っている。でも何でだろう、嫌悪感が凄過ぎて恐怖心なんて一切ない。
「あーわかった!こいつブス過ぎてモテねーからさ、俺らの会話ちょーっと刺激が強過ぎたんじゃね?いやぁごめんねー」
後ろにいた一人がそう語ると周りもそれに合わせてまた盛り上がっていた。
「ははっウケる。じゃあしゃーねーな、ほらっモテねー陰キャブスはもうどっか行け」
彼女の目の前にいる男子は呆れたように、そして羽虫を払うような手振りで距離を取った。
いったい何を言っているの?意味不明。
表情を一切変えないまま、心の中でそんな疑問も憎しみの燃料になるだけだった。
そして彼女は一歩前に出る。
相変わらず私を可哀想な子を見るように見てくる。意味不明過ぎて余計に気持ちが悪い。体が少しだけ震える、これは恐怖じゃ無くて鳥肌が立って気持ち悪いだけ。
開いた距離を詰めるように更にもう一歩、少しだけ躊躇する心を憎しみで押し切るように力いっぱいにその足を前へ踏み出した。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますがご了承下さい。