金城潤香の困惑②
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々、ありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
私がここKFC(喫茶 favour coffee)で働き初めて半年が過ぎていた。季節はもう冬、一年がもう時期終わろうとしている。
生まれて初めての仕事、最初は戸惑う事ばかりでお店にたくさん迷惑をかけてしまっていた。それに同じスタッフでも男の人がたくさんいるし、男のお客さんも来るしでとても大変だった。
でも、スタッフは皆真面目でいい人ばかり。私の事をどう思っているかはわからないけど、仕事仲間だからと言ってたくさん助けてもらったのを覚えている。
接客の大変さと覚える事の多さで目が回るくらいに必死だった私は、気が付けば男性嫌いなんて事も忘れなんとかこのお店の仕事をこなせるようになっていた。
バイトの日は学校が終わるとすぐにお店に向かう。
男女賑やう学校という環境から逃げ出すため寄り道もせず真っ直ぐKFCへ向かった。
店舗裏の従業員専用入り口の前で立ち止まりメガネを外し目を閉じた。
「ふぅ・・・、よしっ」
私流の心のリセット。
そしてゆっくりと瞼を上げ、KFCの看板娘の金城潤香となった私は跳ねるような足取りとテンションでドアを開けた。
「おはよーございまーす」
「潤香ちゃんおはよー」
「今日もキラッキラだねー金城さん」
「それ褒めてるんですか?でもありがとうございますっ、今日も元気いっぱいで頑張りますね!」
学校では相変わらず男性嫌いの私、恐怖と嫌悪感で悪態付くくらいが精一杯のコミュニケーション。でもこのお店でこの制服を着ている限り、私は昔のような明るさで分け隔てなく誰に対しても明るく元気に優しくできた。
でもホント言うとちょっとだけ、やっぱり男の人の前では実は必死だったりするんだけどね。
年が明けて少しした頃、店長さんに新人の教育係できないかと話があった。『教える事も自分の勉強になるから』と背中を押され引き受ける事となった。
「いやぁ急遽頼んじゃって悪かったね。じゃあこの子、今日からよろしくね。当面はシフト一緒にするからいろいろ教えてあげて」
「えっと、白井です。き、今日からよよよよろしくお願い、しますっ」
この日、私は彼に出会った。
そしてすぐに最初の事件が起きた。
「え?・・・・・えーーー!?」
「ごっごごごこめんねっ、私なんか勝手に勘違いしちゃってっ。白井君、だったんだねーははっ」
「あ、いや。えっと、大丈夫です。お、俺こそ、なんかごめんなさい」
初め女の子だと思ってしまい、彼には少し失礼な事をしてしまった。でもそれくらい本当に男性とは思えないくらいに可愛い容姿で、そのせいか白井君とは普通に会話もできていた。
そんな彼は私以上のシャイな性格で仕事覚えるのもとても大変そうだった。鬼気迫るくらいの必死さで一生懸命なのが伝わる。たまに『大丈夫、もう少しラクにいこ?』って声をかけた時の彼の『ありがとう』が無性に胸に刺さるのを感じていた。
素直で真っ直ぐな性格と真面目で一生懸命なとこ、私も人にそう言われる事あるけど、多分私以上に誠実な子なんだろうなって思う。それにずっと一緒にいて気づいた事がある。
もしかしたら彼は女性嫌いなのかもしれない。
なんでだろう、でもそんな雰囲気の壁を感じる。
容姿が良いから、もしかしたら私と同じなのかも。
だったら・・・もしそうなら私達は・・・
「あっおはよー、もしかして後ろいた?」
「おはようございます。えっと、前にいたのはわかってたんですけど、すみません」
「っもう、何でそんなんで謝るのー。ってか私変な事してなかった?恥ずかしー」
「ぜっ全然!い、いつも髪綺麗だなって」
「!?・・・・・はっ早く入ろっ、ほらほらっ」
「あ、じゃあ」
私の前に飛び出すように割って入り、ドアを開け丁寧に招くように私を誘う。
「お先にどうぞ、お嬢様」
「んもうっ、私お嬢様じゃないからねっホント。ありがと」
お店の裏口でそんないつもの遊び。嬉しくて恥ずかしくて、でも楽しくて。彼のお陰でこの仕事がこの店がもっと居心地の良い場所になっていた。
そうやってゆっくりと、私は彼に惹かれていった。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますがご了承下さい。