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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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少しだけ、前を向こうと思いました⑤

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 そう言えば八月の頭くらいに会ったきりだったよな。約一ヶ月ぶりか。


 階段を上がりながら少しテンションも上がり、そんな弾む足取りで最後のコーナーを曲がると最上段に腰掛ける黄瀬の姿があった。


「ごめん、教室中々抜け出せなくてちょっと遅れた」

「はあ、やっときましたー」


 ため息と落とした肩で『呆れ』を演出しているが、そのニヤけ顔と声のトーンの高さでテンションを隠し切れていない黄瀬。


 正直ところ俺も同じ心境だ。

 黄瀬とのこの時間は俺にとっての大切な居場所。


 相変わらずサービス旺盛なことで。

 たまらんなこのビッチ、ありがとうございます!


 そして今日もまた新しい純白を一枚、俺の宝箱に丁寧にしまいなから時間をかけてゆっくり階段を登っていった。


「既読付いてるのに返信無いですしー、もしかして忘れてる、のかと、おも、い・・・ひぎゃーー!!!」

「いや、ひぎゃーって」


 隣に立つ俺の横で怯える子猫のように丸くなっていた。


「いやいやいやいやっ!ホントに先輩ですかー!?可笑しくないですか!?可笑しいですよね!たった一ヶ月で人間そんなにデカくならないですから!!」

「そんな事言われも俺も困る」


 会話をしながらも未だ警戒を解かない黄瀬。


「ちょっと先輩、今身長いくつなんですかー?」


 まあそう言う話になるよな。

 さっきも教室でそんな話で盛り上がり、誰が持ってたのかメジャーで俺の身長を測っていた。そしてその数字で思い出した事がある。


 小学校低学年の七月、学校の行事で七夕のイベントがあった。丁度その頃『チビ』と言うフレーズでいじめられていた事もあって短冊に『身長が177センチに

なりますように』と書いたのを思い出した。なんでその数字にしたのかも覚えてないけど、驚く事に今それが叶ったのだ。


「177、この夏休みで20センチ近く伸びた。いや自分でもビックリだ」

「こっちの方がビックリですっ!そんな伸びるありますー!?」

「昔七夕の短冊にそう書いたからかなぁ」

「んなメルヘン現実にないわっ!!」

「じゃあ気合い?ずっと溜めてて一気に成長爆発した!とか?」

「気合いで爆発したら体ぶっ壊れるわー!!」


 警戒し怖がる子猫のようだった黄瀬は次第に恐れが怒りに変わり敬語すりゃ忘れ叫びまくっていた。


「はぁはぁはぁ、あーなんか疲れましたー。もういいです、これが今の先輩なんですねー」


 やっと落ち着いた黄瀬はスカートのヨレを直しながら座り直し、隣に座る俺の肩にそっと頭を付けた。


「男の人って、たった20センチでそんなに大きく見えるんですね」


 これまでずっとここで昼を一緒にしていた、並んで座ると同じ目線だった黄瀬だけど、今はそんな彼女のフワフワと柔らかそうな髪を上から見下ろしている。


「これ以上カッコよくなるとちょっと困りますー」


 小動物みたいにキュートな顔が見えない。ツンっととんがった口元だけが見えた。


 予鈴が鳴って一緒に階段を降りていった。

 黄瀬も背は低い方の女子で丁度頭一個分俺より低かった。見下すくらいの身長差の女子を見るとみんな茜みたいに見えてしまう。黄瀬はもう既に汚してしまってはいるけど、なんだか余計にこれ以上に変な劣情を抱いてしまってたまらない。


 ああ、ホント俺のクズは果てしない。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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