少しだけ、前を向こうと思いました③
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
翌日
オープンからのシフトで今日も仕事に打ち込んでいると、午後からのシフトで金城さんが入ってきた。
昨日の不思議なやり取りが気になってはいたが、今日は一言も話せていない。仕事上のやり取りもギリギリなくらいちょっと避けられている。
これはもう、なんかアウトっすね。
よくわからんけど。
まあいいけど。
そしてバイトを上がるとそのまま双子に拉致られた。
ただ前回とは違い、約束をしていたからか店の前で二人に声を掛けそのまま通りを歩いている。今日はあの怖い高級車は無かった。
KFCから少し歩いた所にちょっと大きめな公園があり、俺達はそこで椅子に腰掛け話していた。
「あ、あのさ。『俺達は出会わなかった』ってこないた言ったと思うんだけど」
「は?何それ、知らないわよ」
こないだの俺の努力ごと無かったことにされた。
まあいいけど。
「てゆーか、まあ別に用ってほどの事じゃないんだけど」
そう言って始めた会話は簡単に言うとこないだの合コンの続き、というかお見合いみたいなお互いについての話ばかり。
本当に何とも無い話で特に気にせずしゃべっていたけど、過去の恋愛についてたげ少し語りづらかった。
「こないだ少し話したけど、年相応にいくつか恋愛はしてきたかな。けどまあ全部フラれてしまって、ははっ情けない」
「そんなっ、白井さんのような素敵な方振るなんて信じられません!」
「ふんっどうだか。頼りなさそうだし、フラれて当然なんじゃないの?」
おい!姉妹で随分と温度差あるじゃねーか。双子の意思疎通はどうしたよ。
何を察してくれたのか答えた言葉に特に追求は無く、俺からもあまり踏み込んだ質問はしなかった。
「来ちゃったわね」
小一時間ほど経ったころだった。気がつくと公園沿いの路側帯に例の高級車がハザードをたいて停車していた。
「またお話しさせてくれますか?」
「まあ、それくらい俺はいつでも」
「・・・ふんっ」
車まで送り出発して見えなくなるまで手を振っていた。何とも優しそうで穏やかそうないい子だなと思った。
夏休み最後の一週間は全部シフトを入れていて、稼ぐチャンスと言うようにめちゃくちゃ働いていた。
そしてあれからほぼ毎日のようにこの店に顔を出すようになった例の双子。たまに手を振られるくらいで特に絡んでこない。ならまあいいか。
しかし本当の問題はこっちにある。
ついに隠す事をやめた金城さんは俺の前でだけ学校でよく見るような陰のキャラで察してくる。学校ではそれだけだけど、俺にはちょっとだけ刺さるような圧も感じていた。
「白井さん何かやらかしたんですか?潤香さん、顔めっちゃヤバいんですけど。白井さんにだけ」
「あー、なんだろうね、わからないや。ははっ」
金城さんの前を通るだけでも冷や汗がでる。
俺はあと何日生きていられるんだろうか。
そんなこんなで俺の高校二年の輝かしい夏休みが終わっていった。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。