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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
213/233

もう全部流されてみようと思いました⑤

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 どうせ面倒くさい事なるなら早い方がいい。

 その後どうなろうとも、もうどうでもいい。


 そんな投げやりな心境でこないだ一緒にいた黄瀬の存在からさっきの双子まで、事の成り行きを二人に話す事にした。もちろんエロ抜きで。特に『合コン』については「本当にクラスメイトにガン押しされてしょーがなく」を強調して話した。


 バイトが終わり休憩室で着替えながらの時間、俺がバババーっとその全てを話した事で二人は若干固まったまま。情報量の多さに処理しきれないといった様子だった。


 チャンス!今のうちに行ってしまおう!この話引っ張られたら多分今日帰れない。


「じゃ、お先失礼しまーす」


 景気良く退散、裏口から回り表の通りに出ると、店前の街頭の下に二人を見つけた。


 まだ他の店の明かりが残り、夜といってもこの通りは結構明るい。そんな街の明るさに照らされキラキラと黒光りしている真っ黒なデカい車が二人の後ろにあった。


 え?なにそれ、二人はそっちの世界の人?

 俺やっぱり今日死ぬの?死んじゃうの?


「あ、来ましたね。こっちこっち、こっちです」

「ほらっ、何してるのよ。早く乗りなさい」


 言葉が出ない。

 恐怖は思考を止める。

 そして言われるがまま言う事を聞いてしまう。


 よくホラー系の作品で「は?何してんだよバカなの?普通に考えたらわかるだろ」ってツッコミ入れたくなるアホな行動するヤツいるよな。


 人間これが自然な反応なんだと知りました。


 俺だけじゃなく二人もそのまま車に乗り込んだ。

 これはもう拉致というのもなのでは。


「いいわ、出して」

「かしこまりました」


 そう答えた運転手はすぐにギアを入れ走り出す。

 きっと俺の知らないどこか・・・

 定番は廃墟か港の空き倉庫だな。

 あー、遺書くらい書かせてくれるかなぁ。


 オフロードもいけそうな大きめの車、中はボックス席のように座席が向かい合っていて、俺と姉の柚奈が並んで座り、向かい合うように妹の瑠奈が相変わらずの猛獣のような視線で俺を見ながら座っている。


 逃げないよ?逃げれないでしょ?


「渡辺さん、少し遠回りをしてから白井さんの家へ行ってくれますか?」

「かしこまりました」


 あ、帰してくれんのね。よかった。

 渡辺さん、直行でお願いします!


 そして知らない道を進む車の中、緊張が走る居心地の悪さを感じながらただただこの沈黙に耐える俺だった。


「瑠奈」

「わかってる!」


 そしてまた意味のわからない沈黙が続いていた。


「はぁ、こないだは、その。悪かったわ!」

「は?いや、俺も悪かったしそれはもういいよ」

「だってほらっ、それ傷まだ残ってるし。だから、い、いくらで許してくれんのよ」

「え?い、いくらって、は?」

「だから!慰謝料の事!示談させてって言ってんの、わかるでしょそれくらい」

「瑠奈、それは謝罪する態度ではないですよ?」

「・・・ご、ごめんなさい」


 なんとこれは謝罪の為の拘束だった。

 謝る為に拉致し監禁状態で強制示談に持ち込もうとは、やる事がそっち系の手法なのでは。しかも金で解決しようなんて・・・この双子ホントに高校生かよ。


「な、なんか見るからにお嬢様って感じなんだけど、何で俺らみたいなのと合コ・・・」

「ちょっちょっと!」

「・・・・・」


 正面から掌底喰らわされたかのような勢いで口を塞がれた。痛いというより触れてる彼女の手に動揺してしまう。


 なるほど、少し読めてきた。

 お嬢様はお遊びが過ぎたんだろう。


「ちょっ、わかったから離して」


 そして、彼女らに車を止めてもらうよう話し外に出た。俺の真剣な物言いに空気を読んでくれたようだ。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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