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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
212/231

もう全部流されてみようと思いました④

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

「ぷーぷぷぷーっ、はははははー」


 お腹を抱え大笑いの紅林さん、そしてその横で背を向けながら必死に笑いを堪えている金城さんがいる。


 しつこい追求から逃れるため、いっそ事の顛末を全て話したらこうなった。


 せいぜい笑ってくれ。そして泣かせてくれ。ぐすん。


「酷い勘違いだよ、でもだからってそんな・・・くくくっ」

「えー!えー!私も見たかったですー!先輩それもっかいやってくださいっ」

「え、やだよ」

「そんなー」


 ちっちゃい子が駄々をこねているみたいにマジでうっとうしい今日の紅林さん。こういう時に一番厄介なタイプだ。


 そんな紅林さんを何とか振り抜きセーフティーエリア兼更衣スペースへと直行、とりあえず着替えを済ませる事にした。


「いやぁ、でもマジで別人でビックリだよー。目つきビリリリーってなってて、髪も前髪ごと全部後ろに流してさ、超オラオラムーブ出してたし。シャツとかちょっとはだけちゃってさ、ヤンキー白井って感じだったよ」

「ほぇー、マジですか!白井先輩がヤンキーでオラオラ!?それ本物ですかー!?」

「いやいやホントよ可奈ちゃん。マジで怖い系というかワイルド系というか、あんな白井君は・・・あ待って、いやでも、結構ありかも」

「えー!えー!きゃー!!」


 なんでそんなテンション高いんだよ二人とも。あーめんどくさいなー、このまま消えたいなー。


 俺は二人のテンションをオール無視し『いつもの笑顔』でカーテンを開けた。


 ビシッと綺麗に制服を着こなし、そよ風が吹いたのかと思うくらいに靡く髪と輝いていそうなくらいの爽やかな笑顔、その完成された『完璧な嘘の俺』で二人の前に出た。


「うぅ、先輩が、眩しい」

「あれ?あれれ?さっきのは夢?この白井君が不良?わかんない、わかんない。あ゛ーーー」


 石化した紅林さんとパニック中の金城さん。本当にめんどくさいのでそのまま無視して店に出た。


 夜七時を回り店内の照明がガラスに反射し外が見えづらくなってきた頃、想定外の来客に少し戸惑っていた。


「あー、ええーっと。ご、ご注文はお決まりですか?」

「・・・じゃあアイスラテ!ミルク多めね」

「あっあの、私はチョコレートモカを一つお願いしますっ」


 女子高生の二人組からの注文だった。


 オブラートとか配慮とか知ってますか?と聞きたいくらいのトゲっ子は相変わらずのツンツン全開のまま受け取り口の方へ進んでいった。

 そして強く押したら潰れちゃいそうだけど何でも包み込んでくれそうなスライムちゃんは、スマホでスマートに決済し軽くお辞儀をしてからあたふたとトゲっ子を追いかけていく。


「白井君、あの子達知り合い?」

「ひぇ!?」


 ビビったぁ、紫ノ宮がいるのかと思った。なんて声出すんすか金城さん。こえーよ。


「えっと、まあ、知ってる人、ではあります」

「ふーん・・・」


 そして金城さんからバンッと雑に用意されたものを持ってトゲっ子とスライムちゃんの下へ向かう。


「お、お待たせしましたー。ハハ」

「ねえ、あんたバイト何時まで?」

「ええーっと、それはどういう・・・」


 ギロっと猛獣のような視線が飛んできた。

 あ、俺今日死ぬのか。ごめんね茜、幸せになれよ。


「ねえ!ちょっと聞いてんだけど!」

「はいっ!ごめんなさい!九時までです!ごめんなさい!」

「なんで謝まるのよ。まあいいけど、じゃあその後時間ちょうだい待ってるから」


 え?普通に嫌なんですけど。


 するとまたギロっと猛獣のような視線が飛んできた。


「はいっ!わかりました!ごめんなさい!」

「だから何で謝るのよ」

「ふふっ、瑠奈がピリピリしてるからですよ。ごめんなさい白井さん、ではまた後ほど」


 接客の基本『四十五度会釈』を完璧に遂行し、カウンターの中へ無事生還した。


「姉妹ですかね、先輩は美人なお知り合いが多いんですね」

「また新しい女の子・・・」


 若干攻め目の紅林さんとガッツリ攻め目の金城さんが後ろにいる。あーやだなぁ、めんどいなぁ。


「あーえっとー、あの子達はただの知り合い、そうただ知ってるだけ。特に深い関係とか何もないから」

「ふーん、違う学校の子と?どこで?また元カノ?」

「いやいやっ違うよ!こないだたまたま合コンでー」

「「合コン??!!」」


 あ・・・やってもうた。

 慎重さが取り柄のはずの俺がなんともイージーな。


 ホントにさ、何なんだよ今日は。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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