もう全部流されてみようと思いました②
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
午後の授業も終わり早々に教室を後にした。
遠目から闇痴女の視線をビシビシ感じつつも平静を装い小走りに昇降口へ向かう。廊下へ出る際に青木さんとすれ違ったけど、半ば無視するように立ち去ってしまった。
俺の天使、ごめん!
外履きに履き替えてる所、突然肩を叩かれる。
振り向くとそれは黒坂だった。
「っ早ぇーよ!」
息を上げ頬には若干滴る汗が見える。それでも何故だろう、このイケメンから爽やかさが消えないのが不思議だ。
「なに?急いでるんだけど」
まあ、嘘だけど。
「ああ悪い、ちょっと近い日でまたうちに来てほしくてさ。明日で学校も最後だし何とか一日くれないかって相談したかったんだ」
えーめんどくさーい
「明々後日なら空いてるけど、それ以外はちょっと難しいかな」
「おっ!丁度いいな、じゃあそれで決まりだ。昼は出すから午前中には来てくれ」
まじか・・・
まあホントに空いてる日だしまあいいか。
通り雨のようにバーっと要件だけ済ませ、早々にまた校内の方へ消えていった。
俺はそんな黒坂の背中を眺めた後、お宝が入ったバッグを大事に抱え、冷静と劣情を行ったり来たりの変な動揺のまま駅へと足を運んだ。
おそらく最高気温の記録継続中であろう熱射の中、悶々とした心境と朦朧とする意識で歩き続ける。
そしてそのまま駅前まで辿り着く。本当はバイトの時間まで余裕があり過ぎるくらいの時間だが、寄り道はせずとにかく命最優先で目に入ったコンビニへ直行した。
店内に入りガンガンに効いた空調を浴びていると、汗でずぶ濡れになったシャツが冷え逆に凍えてきため、バックからUVカットパーカーを出しそれを羽織った。
そんな所に突然、慌てるようにこのコンビニに入って来たのは知らない制服を着た女子高生の二人組だった。その二人は何か恐ろしいものでも見たかのような表情で定員に何やら助けを求めるように必死に言葉を発していた。
「助けて下さい!」
あまりの非日常的な光景が気になってしまい、さり気なく近づき聞き耳を立てながら様子を見る事にした。
「あっあの!向こうに変なおじさんがいてっ」
コントかな?
「えっとっえっと!なんか服とか来てなくてっ、それでなんか追いかけて来てっ」
やっぱりコントかな?いやいや、もし本当ならちょっとヤバいやつなんじゃない?
助けを求められている店員は俺が言うのも何だけど見るからに頼りなさそう。とうに還暦は過ぎてるような白髪のお爺さんで、何かあったら逆に危なくて心配になる。
「そ、それは大変だ。向こうの通り先に警察署があるから私なんかより警察に行った方がいいっ」
「そ、そーなんですけど、怖くて・・・」
「あのっ、警察署までついて来てくれませんか?」
「ああそうだね、そうだよね。よし、なら一緒に行こう」
店員のお爺さんはもう一人の女性定員にその場を預け女子高生二人を連れ店を出た。そんな三人を見送った俺だったが、どうしても心配になり少し間を空けてから後をつける事にした。
こんな俺でも最悪はフルパワーボディーアタックで足止めくらいは出来るだろう。その時はバスケ部の瞬発力を見せてやる。まあ、刃物出されたら終わりだけどね。
女子高生二人と店員、そして少し後ろの俺は駅前の大きな交差点を渡り歩いている。
特に何もなく通りを進んでいくと警察署の大きな建物が見えて来た。警察署まであと百メートルくらいのところで前の三人が立ち止まり何やら話をしている。そして定員のお爺さんはこちらに引き返し俺を抜いてそのままコンビニへと戻っていった。
まあ、もうすぐそこだしな。
このまま何もなければいいけど。ああ、暑い。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。