表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
209/231

もう全部流されてみようと思いました①

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 男女がそれぞれにいろんな想いや願い、感情や欲望を抱え新しい何かを求めて出会う場、合コン。


 俺も僅かな期待を持ち、そんな時間に不器用ながらに心躍らせていた。


 しかし蓋を開けてみればただただ勝手に暴走し恥の塗り足しの繰り返し。


 遅刻から始まり、参加者の女子とぶつかり水を掛け、口下手で上手く喋れずひたすら揶揄われ、更には知り合いの友達だったという微妙な繋がりに後ろめたさがあり、そして別れ際の大喧嘩。


 あ、やっぱこれ終わってるやつじゃん。

 でも引き立て役にはなれたかな、じゃあいいか。


 そんなごちゃごちゃする心内も知らず、俺の胸元で幸せそうに寝息を立てる茜を見て思う。


 ああ、クズいなぁ俺。


 週明け、教室に入るとテンション高めの野村君達に囲まれた。どうやらいろいろ上手くいっているらしい、しかもあの一番の美男美女カップルは早くも付き合い始めたという。おめでとう。


 そしてそんな会話を盗み聞きしていたであろう闇痴女こと紫ノ宮がすんごい視線で攻撃してきて鬱陶しいことこの上ない。しかしいろいろ察してくれた黒坂がすぐに救済の手を伸ばしてくれて命拾いした。


 しかしそれはただの一次凌ぎに過ぎなかった。昼休み黄瀬という第二波を受けながら今に至る。


「ーで。合コン、楽しかったですかー先輩」


 そんなに低い声出るんですね。


 野村君達をダシにヤケクソの言い訳の連打、次第に自分でも何言ってるのかわからなくなってきた。


「はぁ、もういいです。ま、だいたいは瑠奈に聞いてるんでー」

「双子の子、知り合いだったんすね」

「まあ、特に妹の瑠奈ですかねー。親同士が仲いいんですけど、小さい頃から何かと瑠奈とは気が合ってー」


 たしかに、ツンデレ具合が同種っぽい。


「友達の瑠奈が酷い事たくさんしたみたいで本当にごめんなさいです」


 ふぅと小さく深呼吸した黄瀬があらたまって頭を下げた。


「ええっ?なんで?黄瀬は何もしてないじゃん」

「・・・でも、私の事で喧嘩なったって聞きましたし。ってかその頬の絆創膏のトコですよね、瑠奈が付けた傷」

「平気平気!もう全然平気だからっ!それに姉の柚奈さんからも謝罪メール貰ったしっ、もう終わった事。それに俺だってたくさん悪いとこあったし」


 私の為に喧嘩しないで。なんて冗談言ってくれてもいいのに、マジな表情で普通に凹んでいる。珍しい。


「あ!そうでした忘れてました!」


 突然コロッとテンションを切り替え、持ってきたバックから取り出しそれを俺に渡してきた。


「長くお借りしてしまいごめんなさいです。ジャージありがとうございました」


 そういえば、すっかり忘れてた。と言うかもう返ってこないと思ってたよゴメンネ。


「いいよ、どうせ今はあまり使わないし」

「ですよねー、だから捨てちゃおうか悩んでー」

「おいっ!」


 ふわふわの頭に少し強めのチョップを入れると変な鳴き声が聞こえた。


「いた〜い、女の子はもっと大事にしてくださいよー」

「大丈夫、ちゃんと大事に叩いたから」


 黄瀬の可愛い反応を堪能しながらジャージを受け取りふと思う。こうやってふざけ合えるこの関係が一番の癒し、それを俺はぶち壊したんだよな。


「でもさ、ずんぶんと長く持ってたけどこれ・・・変な事に使ってないよね?」

「んなっ!?へっ変な事ってなんですかー!ばっバカじゃないですかー!キモ過ぎ!普通に借りただけですー!キモ!」


 とんでもない量のしっぺ返し、いっそ気持ち良い。


 揶揄いながら受け取ったジャージは綺麗に畳まれていて、何となく顔を当てるとふわっと柔軟剤のいい香りがした。


「・・・あ、黄瀬の匂いがする」


 そんな癒しを感じていると、何故か血相を変えた黄瀬が強引に俺からジャージを奪い取った。


「うそうそうそうそっ!昨日だってあれから二回も洗濯したのに!なんで!なんで!」

「え、えーっと、いや、黄瀬の制服と同じいい匂いだなって思って・・・え、マジ?」

「「・・・・・」」

「あ゛ーーーー!!!」


 別にかまかけるつもりも無かったが勝手に自爆した黄瀬、真っ赤になった顔を隠すように座り込み呪文を唱えるように言い訳をしている。

 なんかちょっと可愛い。


「違うんです違うんです違うんです」

「いやその、まあ。えっと大丈夫、別にその俺は嬉しいというか可愛いというか・・・」

「すみません、やっぱりこれは捨てる事にします」

「いやちょっと待ってっ!」


 その後、ジャージを取り返すのにかなり苦労をした。冷静に黄瀬を宥めなてはいたが、実のところ興奮がヤバくて必死だった。


 これで黄瀬が・・・

 大事に使わせていただきます。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ