ちゃ〜んと出会いました⑦
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
「彼女いるのに別の女に手を出すとか、マジ最低」
あぁ、ゴミを見るような目。でも残念、こういうの慣れてるんだ俺。あーあ、せっかくの美人が勿体無い。
「か、彼女じゃない、俺と黄瀬は付き合ってないから」
手はいろいろたくさん出してるけど。
「は?そうなの?そっか、なら・・・いやでも!あんたエーミの気持ちわかってるんでしょ?それなのにこういうトコ来るとかあり得ないんだけど!少しはエーミの気持ち考えてよね!」
一方的な都合で言われ放題。
あー、めっちゃ腹立ってきた。
「そ、それこそ。お前には関係無い、はっ話だろっ」
プチッと何かが切れた音がした、そんなオーラを感じた。
「あーんーたーねー!!ちょっと顔良いからってさっ調子乗ってんじゃない?あんたはヘラヘラしてても周りが寄って来るかも知らないけどさっ、それでもみんなあんたを想って必死に気持ち伝えよう頑張ってんの!あんたがチャラいのは勝手、だけどそうやって人の想いを踏み躙るような事するヤツは最低のクズよ!」
「ちょっちょっと瑠奈!言い過ぎっ」
「だって!あたしの大事な親友が傷つけられてるのに黙ってられないよ!」
そっか大事な親友か、いいよねそういうの。
言ってる事よくわかるよ、俺もそういう『心』っていうの大切にしたいから。
黄瀬はいるんだね、羨ましい。
「ごめん」
言い訳はしない、正しい間違いの話じゃない。結局は俺のこれがほしいんだろ?だからそれでいいよ。
ほら、謝ったしもういいよね。暑いし。俺だってキレそうなの抑えて必死なんだよ。
しかしそんな願いとは裏腹に殺気のようなオーラを増して更に詰め寄る双子の妹だった。
「は?なにそれ。謝ればいいと思ってんの?そーいうのマジでムカつくんだけど!そーいう事言ってんじゃないんだけど!てゆーか謝るなら相手が違うでしょ!」
あー、こっちのパターン来たか。マジめんどい。
「な、ならどうすればいいの?」
「はあー?そんなの自分で考えなさいよ!」
落ち着いて、落ち着いて、ゆっくり喋ろう。
「わ、わかった。言ってる事も理解した。ちゃんと理解した。だからもういいよね、じゃあー」
フラットでいれる内に、ただただ必死で早く逃げたい。暑いし。
すると、強引にシャツを掴み引き寄せる双子妹。その殺意塗れのオーラに飲み込まれそうになる。
「なんも分かってない!そーやってエーミを傷付けるならあたしも黙ってらんないんだけど!」
さっきから全く黙ってないけど?
まあいいよ、別にこーいうのもいつものこと。
「は?なにそれ。なによその目!見下してんの?マジムカつくんだけど!キモっ」
「・・・もういい?」
珍しく女子の喧嘩を買ってしまったようだ。長いイラつきと暑さ、それと大事な黄瀬との関係を否定され、抑えが効かないくらい俺も既にキレていた。
湿度いっぱいの弾ける音が響いた。
音だけ大きく響いたが思いの外全然痛く無かった。ビンタに慣れているからかもしれない、子供の癇癪みたいなもんと見下しているからかも知れない。どちらにしろ俺の心には一切響いていなかった。
「満足した?」
煽るような俺の言葉を引き金に振り翳された二発目の腕は、双子の姉が抱きつくように必死に抑えたため放たれることは無かった。
「ごっごめんなさいっ!白井さんっ、これは瑠奈がやり過ぎ、本当にごめんなさいっ」
「いいよ、別に。こういうのは慣れてる。それに結局はこうしたかっただけなんでしょ?友達を引き合いに処理しきれない感情を俺にぶつけたかっただけ、よくある事だよ」
「なっ!!??」
襲いかかりそうな勢いの妹、どんどん汚い言葉が溢れ飛んでくる。そしてそんな妹を必死に抑える姉は俺へ何度も謝っている。
なんだこれ?勝手にやってろ。
既にイラつきを隠せなくなっていた俺は態度に出てしまっていたんだろう。俺の反応を見るや姉を振り切り妹が飛びかかってきた。
そして振りかぶっての全力のビンタ、さっきよりも大きい音が響いていた。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。