ちゃ〜んと出会いました⑥
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
「って聞いてるの!」
「え?あっはい、ごめんなさいっ」
「なんで謝るのよ」
高圧的な女子は特に苦手で反射で謝ってしまった。
「あんた白井巧太?」
「え?は?そう、ですけど」
あれ?なんだろ、なんとなくデジャブ。
「ねえ、あんた今好きな人とかいるんじゃないの?」
「え?あー、どうだろう。いると言えばまあいるかも、魅力的な人多いし」
「はあ?なにそれ、はっきりしないわね。そうじゃなくて、今特別に想ってる人ってのはいないのってこと?」
「あーうん、そうだね。そういう人は今はいないと思う」
「歯切れ悪いわね」
「瑠奈っ、いちおう年上だからっ」
「・・・ふんっ」
なんなんすか、めっちゃ怖いんですけど。アプローチならもっと優しくして。
「早く出しなさいよ」
今日いくら持ってたっけな。
すると俺の前にスマホを突き出し、そして相変わらずの目付きで俺を見ている。
あ、連絡先ね。ならそう言って、怖いから。
「あ!何だよ白井ー、早速連絡先ゲットかよ。おっけ、じゃあ仲良くなったとこでみんな連絡先交換しよーぜ」
俺と双子妹のやり取りを見るやそれをきっかけに谷川君の仕切りでそれぞれに連絡先を交換する事になった。
瑠奈と呼ばれている双子の妹は話し掛ける男子みんなに少しトゲトゲしい。俺だけ嫌われてるわけじゃないみたいだ。
また、双子の姉の方は出会い頭の衝突の時も優しそうな感じだったけど、その時とはまた少し違って控えめに遠慮しながらも優しく接してくれた。
そして、全体的にはみんな友好的でこの合コンは上手くいっているように見える。中でも外見内面共に一番のイケメンと、向こうで一番大人っぽく色気たっぷりの美女が既にいい感じに出来上がっている。
「じゃあ、盛り上がってるところ悲しい知らせなんだけどさ。そろそろ時間なんだ」
本当にみんな悲しい顔をしている。野村の仕切りで店を出ても未だテンションを落としている男子達。
そして支払いを済ませ出てきた野村と遠野さんに合わせ皆駅へと向かっていった。
あ!?しまったシャツ!
駅も目の前というところ、シャツを店に預けていたのを思い出した。慌てて女子達にはあらためて挨拶を、男子達には簡単にさよなら言って店へと戻る事にした。
既にオレンジ色に変わりつつある空を見ながら小走りに今来た道を戻る。
夕方とは言っても今は七月、未だとんでもないくらいの熱気が全身を纏い若干朦朧としていた。
・・・暑い・・・溶ける・・・死ぬ
店に着くなり空調の効いた店内で少し体を冷ました後、定員さんから預かってて貰っていたシャツを受け取った。そしてまた生命の危機を感じるほどの地獄の外気を浴びるためシャツのフードを被り外へ出た。
目が眩むほどに煌々と眩い外の世界、熱気で揺ら揺らとする景色。その向こうに二つの影があった。
「ねえ、ちょっと待ちなさいよ!」
強気な口調の女子とその隣の一歩引き気味に隠れるもう一人の女子。
合コンで一緒だった双子の女子が俺を出待ちしていた。
「白井巧太!ちょっと話があるんだけど。いい?」
合コン後にあらためて美人な女子二人に声を掛けられるとか、本当は喜ぶとこなんだろうけど、暑さで限界な俺はそれどころじゃ無い。むしろ少し怒り気味のまま呼び止められたことでちょっとイラついていた。
「な、なに?」
「あんたエーミの彼氏なんじゃないの?」
は?違うけど、誰と勘違いしてんだよ。
「こないだエーミとデートしてたくせになんでこういうの来てんのよ!」
「ちょっと何のことかわから・・・、あー!黄瀬か!」
エーミ、瑛美、黄瀬ね。なるほど。
「はあ?もしかして今思い出したの?最悪」
「ごっごめん、そっか昨日の!黄瀬の友達の美人さん!」
「なっ!びっ美人って・・・べ、別にあんたなんかに言われても嬉しくないわよっ!」
あれ?照れてる。可愛いとこあるんですね。
こんなあからさまなに、黄瀬を越える王道ツンデレキャラ、新しいな。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。