ちゃ〜んと出会いました④
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
駅前の通りを焼けるような日差しを浴び、体を引きずるような重い足取りで進む白井巧太。
「・・・暑い・・・溶ける・・・死ぬ」
もうヤダ、帰りたい、どうせもう遅刻だし。店に着くのが先か溶けて無くなるのが先か。
たまたま選んだフード付きのシャツに救われ頭部の直射は避けられているものの、この暑さはどうにもならない。
俺インドア派なのに・・・。でも中学の部活はもうちょい頑張れてたんだけどな。そーいや、あの時なんで俺だけ外で練習してたんだっけ?バスケ部なのに。結局どっちの学校でも外練してたよな、バスケ部なのに。ウケる。
全部顧問が悪い、いや教師なんてみんなそうだ。ずっとそうだった、みんなみんな、死んでしまえ!
暑さでイラつき、暑さで冷静さを欠き、暑さで死にそうだった。
「えっと、ここで合ってるよな」
やっとの思いでレストランMIRAに到着。頭が沸騰しそうで記憶が曖昧になり、恐る恐る店内に入る。
「いらっしゃいませ。ご利用は何名様ですか?」
「あっ、えっと、えっとその、多分奥と一緒だと、お思いますっ」
今さっきまでのトゲトゲした俺どこいった!?と自分に問い掛けながら自分に幻滅する。
「えーっと、すみません。本日奥のフロアは高校生の団体様が貸し切られていますのでー」
「・・・予約は野村ですよね。ならそれです」
「あっ!ちょっとっ、奥は高校生の団体なのでー」
俺も高校生だ!
定員の女性を振り返り、強引に奥へと進むもうとしたところ、目の前でドリンクを注いでいた女子が不意に振り向いたためぶつかってしまった。
ガシャーン
床に散らばったコップはプラスチックで割れてはいないが床は水浸し、つかさず女性の定員さんは掃除用具を取りに裏へと消えてった。
いくつ運ぼうとしていたのだろうか大量のコップが散らばっている。とりあえず慌ててそれを拾い集め戻ってきた定員さんに謝りながらそれを渡した。
「ごっごめんなさい!私が急に動いちゃってっ」
「こっこここちらこそっ、本当にごめんなさいっ、慌ててて、おっ俺が悪いです。あっ!手濡れちゃってる!」
両手にかかった水がポタポタとした垂れているのに気付き、すぐにハンカチで彼女の手を拭きながら何度も謝った。
ハンカチ買っといてよかった。
「ホントごめんなさいっ、ああスカートと靴もっ!」
「ありがとう、もう大丈夫よ。お水だしすぐ乾くから。服もちょっと跳ねたただけだし・・・って待って!君ずぶ濡れだよ!?」
暑さで汗もかいていて全く気が付かなかった。よく見るとシャツの左半身が滴る程にずぶ濡れだった。
「あわわっどうしようっ、ごめんなさい」
「あ、いや全然全然っ大丈夫です!」
「でも・・・えっとご両親は一緒?とりあえず謝罪しなきゃ」
「いっいないからっ!ホント大丈夫なんでっ。ト、トイレで絞ってくるので俺行きますねっ。あっそれあげます、捨てちゃっていいのでっ」
深刻そうな表情で心配する彼女から逃げるようにトイレに駆け込んだ。
はぁ、なんか変にテンパってしまった恥ずかしい。中学生かな、ちょっと可愛くて余計テンパった。多分俺キモかったよな、カッコ悪い。
Tシャツの濡れた部分を力一杯絞った後、床を掃除していたさっきの定員さんにお願いすると店舗裏で干してくれる事になった。
そして改めて店内奥のフロアへ向かう。
奥のフロアのパーテーションで仕切られた向こうに回ると、知った顔知らない顔の九人がテーブルを囲んでいた。
四人掛けのテーブルを三つ並べ、手前に野村達四人、奥に女子が五人座っている。そしてその真ん中にぶつかり水を掛けてしまったさっきの女子が座っている。
マジか・・・
「あー白井、遅ぇーよ」
「ははっ、生きてた生きてたー」
「ご、ごめん・・・えっと、どうしたらいいの?」
ウチのメンバーは笑いながら歓迎してくれているが、向かいの女子達からの刺さるような視線が痛い。
女子の大群、怖い。ああ、もう帰りたい。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。