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アミスタード アスール  作者: おがわかなた
第4章 フリオ
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イネスペラド

【あらすじ】

天貝雄哉は、未来から狙われている。

暗殺者4人が送り込まれてきた。

その未来は、雄哉を殺すという決定を下した後に、

それを撤回したが、送り込まれた暗殺者への撤回命令が

間に合わず、現在の世界での捜索活動が始まった。

残るは1人、ラファエル残すのみとなった。



【登場人物】

・鉄道研究部

天貝雄哉 本編の主人公、未来の暗殺者に狙われているが自覚なし


刈谷朱音 鉄道研究部部長、3年


奥府正也 鉄道研究部副部長、3年、撮り鉄


黒崎真二 鉄道研究部2年、野球部と兼務


布良肇  鉄道研究部2年、乗り鉄


恩田健太郎 鉄道研究部1年、雄哉の誘いで鉄道研究部へ入部


浜河百合子 鉄道研究部1年、雄哉に一目惚れし入部


佐々木   鉄道研究部1年




・未来人

ウリエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在は、雄哉を守る立場として居候中


ミカエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在の世界に滞在、捜索中


ガブリエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在の世界に滞在、捜索中


ラファエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在の世界に滞在、捜索中


天田由紀子 未来から来た謎の女性、臨時教員、鉄道研究部顧問

雄哉はその日、生涯で1番の驚きをすることなるのだった。


職員室の横、掲示板には人だかりができていた。


学年ベスト10が記載された掲示物に注目が集まっている。


雄哉は、このような順位をつけるのが好きなので、

毎回、順位を確認していたのだ。


1学年用、2学年用、3学年用の3つがある。


雄哉は残念ながら11位とベスト10入りは果たせなかったが、

自己ベスト記録だった。


満足はいっていた。


自分の持てる全てを出し切っていたからだ。


ただ、出し切って11位だという諦めにも感情を持っていた。


2・3学年用から確認をする。


「あまり、代わり映えしないな。

 やっぱり、奥府副部長は固いね」


最後に1年用を確認する。


1位から順に確認する。


前回の面子とそう変わっていない。


しかし、10位に入っていたのは


「恩田!」


雄哉は、思わず叫んでしまった。


注目が集まる。


「そんなバカな」


「現実よ」


雄哉の後ろには、天田がいた。


「どいうことなんでしょうか?」


「私も分からないわ」


雄哉も、ある程度成績は上がると思っていたが、

いきなりベスト10入りは信じられなかった。


「疑われたりしないですか?」


「もちろん、その話もでたけど、そのような不正があることを

 見抜けなかった試験監督にも飛び火するからいつのまにか

 鎮火しちゃったわよ」


「まぁ、何もなくてよかったよ。

 それにしても、、、。

 たった1週間しか勉強していない奴に負けるとは」


「恩田君は、やる気だけの問題だったわね。

 ただ、気力だけで学年10位以内をとるとはね」


「僕、何か、やる気なくなってきました~」






雄哉は、部室に来た。


「雄哉先輩、ここ、ここ」


恩田が雄哉を隣の席に誘導する。


「雄哉先輩、久しぶり、な気がすんですが、、、」


「君は誰だ?」


「なっ、どうしてたんっすか、雄哉先輩?」


「軽々しく、僕の名前を呼ばないでくれる。

 もっとあっちに行ってくれないかな」


雄哉の笑顔の奥に隠れた闇に恩田は少し臆してしまう。


「ゆうやせんぱい」


「僕は、学年順位10位の奴とは話したくないよ」


「ちゃんとチェックしてくれているじゃないですか。

 ありがとうございます~」


雄哉に恩田が抱きついてくる。


そんなところが恩田らしいと雄哉は思い、先ほどまでの

心の闇は消えつつあった。

 

「それより、俺、なぜか学年10位なんっすよ」


「おめでとう、努力の賜物だよ」


「雄哉先輩のうちで勉強した時までは覚えているんですが、

 その後は、勉強しなきゃっていう頭でいっぱいで、

 あまりはっきりとした状態だったんですよね」


「気にするな」


「何だか、違う自分が勉強をして試験を受けていたようなかんじがするんですよね」


「きっと、頑張ったから、自然体になれただけだよ」


「そうですか?」


雄哉は、心の闇が晴れ、最下位付近からトップ10入りまでした恩田に興味が移っていた。


恩田の頭を叩いたり、触ったりしてみる。


「何ですか、雄哉先輩」


「何でもない」


それでも回答はでず、雄哉はため息をつくのだった。

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