第35話 装備調達
【夢の異世界編】
冬夜達は、昼食を取りながら今後の予定を話していた。
冬夜「とりあえず、これからの事を話すね」
カグヤ「うん、お願い」
冬夜「えっと、今は14時ぐらいだから16時にギルドに行くとして・・・」
カグヤ「私は、いつでも大丈夫だよ」
冬夜「ありがとう、じゃあ次は、カグヤとメアリの装備を買いに行きたいと思うんだけど、どんな感じの装備が欲しいか教えてくれる?」
カグヤ「私は動きやすい格好がいいよ!」
メアリ「防御力重視のものがいいですね!」
冬夜「わかった、二人には性能面もよい装備を選ぶようにしよう、長らく軽装だったし」
カグヤ「そう?、それじゃあ、早く買いに行こっ!」
冬夜「そうだね、準備ができたら二人とも玄関ホールに来てくれる?」
メアリ「はい」
カグヤ「分かったわ」
そして二人は、部屋に戻りそれぞれ準備を進め、ホールに集まった。
冬夜「よし、武器屋と防具屋に行って装備を整えよう」
カグヤ「楽しみだな〜」
メアリ「そうですね」
冬夜「今まで報酬で貯めた資金もあるし、一通り揃えれたらいいね」
カグヤ「やったー!」
メアリ「ありがとうございます」
冬夜「気にしないで良いよ、俺達仲間なんだから」
メアリ「そうですよね」
カグヤ「そうだよね!」
冬夜「さぁ、早速行こうか」
冬夜達は、王都の中央付近にある武器屋に向かい歩き出した。
数分歩くと目的地に到着した。店内に入ると色々な種類の武器や防具が置かれており、冒険者と思われる人達もいた。
店員「いらっしゃいませっ」冬夜達が店に入った事に気づき、一人の女性が声をかけてきた。
女性「あっ、もしかしてあなたが噂の人ですか?」
冬夜「噂?」
女性「はい、ここ最近で頭角を現している方がいるって聞いたんですよ」
メアリ「そうなんですか?」
冬夜「多分、カグヤのことだと思う」
カグヤ「そうなんだね」
女性「やっぱり!、あの、もし良かったら私の店で働いてみませんか?」
冬夜「いや、それは遠慮しておくよ」
女性「そうですか、残念ですが仕方ないですね」女性は少し落ち込んだ様子を見せた。
冬夜「でも、どうして急に声をかけてくれたんですか?」
女性「実は、私も元冒険者でして、それで、たまにここで顔を出すんですけど、その時はいつも男性ばかりで、その・・・ちょっと寂しかったので」
冬夜「なるほど、そういうことなら、これからは僕達が来ますね」
女性「本当ですか!?、ありがとうございます」
冬夜「いえ、こちらこそ、これから色々とお世話になるかもしれませんから」
カグヤ「ねぇ冬夜、私達も何か買わない?」
冬夜「それもそうだね、カグヤは何を買うつもりなの?」
カグヤ「ん〜、私は新しい杖かな」
冬夜「そっか、じゃあ一緒に選ぼうか」
カグヤ「うん!」それから、三人は装備を選び始めた。
まずは、冬夜の装備から選ぶ事になった。
冬夜「俺は、なるべく軽いもので頼むよ」
女性「わかりました、では、この辺りはどうでしょうか?」
冬夜「確かに軽くて良さそうだけど、これは見た目が悪いな・・・」冬夜は、黒を基調とした全身鎧を指差した。
冬夜「この装備だと動きにくいから敏捷性に影響しそうで不安だね」
女性「そうですか、でしたらこちらはどうでしょう」
次に女性が選んだのは、青を基調とし、所々に赤をあしらった軽装備だった。
冬夜「う〜ん、これもいいんだけど、なんか違うんだよな・・・」
女性「そうですか・・・」
カグヤ「冬夜、じゃあ、私が選んであげるよ!」
カグヤは自分の装備を選んでいたのだが、飽きてしまったのか、冬夜に話しかけた。
冬夜「ありがとう、じゃあお願いするよ」
カグヤ「うん!、えっと・・・これにしよう!」カグヤが手に取ったのは、白を基調としていて、金色の装飾が施された装備だった。
冬夜「いい感じだね、それにしようか」
女性「ありがとうございます!」その後、メアリとカグヤの装備を選んだ。
カグヤは水晶が2つ装飾されている雷光の杖を選んだ。
そして、次はメアリの装備を選ぶ事にした。
メアリ「私に合う装備があればいいのですが」
女性「大丈夫ですよ、きっとあります!」
メアリ「そうですか?、それならいいんですけど」
冬夜「そうだね、メアリに合いそうな装備はあるかい?」
女性「そうですね・・・あちらの方にいいものがありますよ」
女性が案内してくれた場所は、武器棚ではなく、防具棚だった。そこには、様々な種類の盾が置かれていた。
女性「どうぞご覧ください」
メアリ「凄い数ですね」
冬夜「そうだね、種類が多い」
カグヤ「メアリにはどんなのが良いのかな〜」
メアリ「そうですね・・・」
メアリは、一つ一つ手に取りながら確認していった。
メアリ「これなんて良いと思いますが」
冬夜「おっ!いいじゃん!」
それは、銀色に輝く盾で、正面から見ると楕円形をしており、後ろの方に行くにつれて少し細くなっていた。
メアリ「見た目も綺麗で、防御力もありそうですし、何より軽いので扱いやすいと思うんです」
冬夜「確かに、良さそうだね」
メアリ「はい」冬夜「よし、じゃあ決まりだね」
女性「本当にそれでよろしいですか?」
メアリ「はい、これが一番合っている気がします」
女性「そうですか、かしこまりました」
女性は、カウンターに行き、会計を始めた。
女性「合計で金貨6枚になります」
冬夜は、アイテムボックスからお金を取り出して支払った。
女性「ありがとうございます」
冬夜達は、店を出て中央広場に戻った。
冬夜「二人とも、今日はいい装備が揃えられたね」
カグヤ「うん!楽しかったよ!」
メアリ「私もです」
冬夜「またあの店に一緒に行こうな」
カグヤ「もちろんだよ!」
メアリ「はいっ」
冬夜「じゃあ、宿に戻ろうか」
三人は宿屋に戻った。




