第33話 密偵
【夢の異世界編】
冬夜達が去った後の廊下を一人の女性が歩いていた。
女性「ふぅ、やっと入れましたわね、それにしてもまさかあんな化け物がいるなんて聞いてませんわ、でもこれで私が次期王妃になれる日も近いかもしれませんね」
女性は独り言を言いながら、ある場所に向かっているようだ。
女性「もう少しで着くはずですが、何処にあるのかしら、地図を見てもよく分かりませんでしたが、もうすぐ着きますかね」
その時である。ドガァン!!! 突然大きな爆発音が響き渡る。
女性「な、何の音でしょうか?」急いで音のした方に走っていく。そしてその場所に着くと、そこには黒焦げになった巨大な扉が立っていた。
女性「なんですかこれ?、こんなものありましたか?、いえ、確かに見たことがありませんが・・・」
辺りを見渡すと、そこに一つの死体が転がっていた。
女性「ひっ!?」、慌ててその場から離れると、何かが倒れてくるような音と振動が起こる。
恐る恐る振り返ると、そこには巨大なドラゴンがいた。
女性「う、嘘・・・どうして・・・」恐怖が体を支配し動けなくなる。
ドラゴン「グルルルッ」、女性の目の前には3メートルを超えるドラゴンがこちらを見下ろしていた。
ドラゴンは黒い霧に包まれ、姿が消えた・・・。
霧の中からゆっくりと、女性のほうに歩きだしたのは、雪籐だった。
雪籐「よくここまで突き止めたな・・・」
女性はひれ伏した。
女性「は、はい」
雪籐「褒美に、王妃の座は約束しよう」
女性「女性「ありがとうございます」
雪籐「王妃になった後、私と王を引き合わせるのだ、わかったな?」
女性「はっ、かならず」
雪籐「くくく・・・」




