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お墓

 ふと空を見上げるとオレンジ色に染まっていた。戦闘を続けているうちに日が暮れてきたらしい。


 何度戦闘をこなしても絶対に死なないのは分かっているはずなのに、俺のチキンなハートは慣れることはなく、最終的にICE500Zをサポートモードにして戦うことにした。


 サポートモードは精神安定や集中力強化など様々なサポートを受けられるもので、素の俺のチキンハートで戦うことは諦めた。


 ぶっちゃけ俺が戦闘を極めたところでサポートモード付きの戦闘や自動戦闘モードの方がずっと強かったりする...orz


 今日一日で、かなり狼の魔物を倒した。ていうか狼の魔物しかいなかった。


 まぁ、沢山狩ったことでレベルが上がり、一時的に下がったスキルレベルもある程度は戻っているのでは?帰って確認するか...


 そう思い急ぎ足で城に戻ることにした。


______________


 城に帰り、まずナルニアに帰ったことを伝えようと思ったが、少し探しても見つからないためそーなーんくんを利用してナルニアのところに向かってみると中庭についた。


 真ん中に大きな木があり、その周りをレンガで作られた花壇らしきものが等間隔で並べられている。


 花壇?みたいなのは雑草だらけだな...長い間放置されていたみたいだからか。


 目的のナルニアは大きな木の陰に座り、木に向かって祈っているように見える。


 近づいてみると...ナルニアの陰になって見えなかったが石碑が置かれていた。


「...それは?」


「あっ、帰ってきたんだね。家族のお墓だよ。今日作ったの。吸血鬼は死ぬと灰になって消えるから普通は作らないんだけどね。」


「そうか...」


 俺はナルニアの隣に座り石碑に手を合わせた。


「この木はね、お父さんとお母さんが結婚した時にここに植えたんだって、だからお墓を作るならここかなって」


 そう言ってナルニアはそっと石碑を撫でた。


「お父さんお母さん私ね、すっごく優しい人と逢えたんだ。その人と旅にでてくるからここで待っててね。」

今回は短いですがキリがいいので...

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