じゃあお仕置ね。
やばい!このまま流されていいのか!?
荒い息遣いで俺に迫るナルニアはどう考えても正常ではない。
思いを寄せている相手の血を直接飲むと...っとナルニアは言っていた。
その思いを寄せる相手に俺が選ばれたのは、長年封印状態だった故に「寂しい」や「人恋しい」と言った感情の暴走を開放した相手だったから...つまり、一種の吊り橋効果の可能性がある。
俺は、この状況はナルニアはいい子で可愛いし...ぶっちゃけ恋愛対象ど真ん中だからウェルカムだ。
でも、ナルニアは正気に戻った時に後悔するかもしれない。ナルニアに後悔させてまでこのような行為を続けたくはない。
「なるにあ...これ以上は、やめとけ後で後悔するぞ...」
そう言ってナルニアを突き放そうと手を伸ばした。
キスをしてしまった時点で手遅れかもしれないが悪化させるよりは...そういう思いだった。
「違うんだよ...違うの...すきっほんとっ!」
俺の頬にぽたりと、雫が落ちた...ナルニアの瞳には涙が溜まっていた。
「助けられたからだけじゃない...ふぁふは変なことばっかりするけど、一緒に居て楽しくて、ぽかぽかして、安心するの。」
ナルニアは止まらない涙を両手で拭いながら必死に言葉を紡ぎ続ける。
「笑顔にどきってして...頭を撫でられると幸せで...もっともっと!ずっと一緒にいたい!......勇気がなかったら隠してたけど...忘れてた吸血鬼の習性が後押ししてくれたから...だからっ!」
俺は軽い気持ちでこの世界にイチャイチャしようってやってきた。そんな俺の軽い気持ちを、ナルニアの本気の表情が、震える声が責め立てた。
吊り橋効果だから後悔する?恋愛対象ど真ん中だからウェルカム?俺は馬鹿野郎か!
自分の胸に手を当てて考えてみろ!俺はナルニアをどう思ってる?答えは1つだろ?「一緒にいたい」一択だ!
「俺も好きだナルニア...!でも、俺はナルニアの思いを踏みにじるような考えをしてしまっていた。恋愛ってのを軽く考えていたんだ...俺は大バカ野郎だよ。」
「む...ちょっとショック...でも考えは改めてくれたんでしょ?」
「あぁ、ナルニアのおかげで目が覚めたよ。」
「じゃあお仕置ね。」
「どんなお仕置でも受けるよ。」
ナルニアは真っ赤でも真剣な顔で、
「私を一生大切にすること!あぁもー私本当に変な人を好きになっちゃった...よっ!?」
俺は返事の代わりに...俺から唇を奪った。
また甘い味がした。
これは誓いのキスで、この味は一生忘れない。
俺つえー物を書いてるはずが戦いのシーンよりこういうラブコメみたいなシーンが多い気が...




