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後編

 ”ケットシー”は、ハイリザードマンの軍勢のど真ん中に、現出した。


「シスたちっ、仲間を守りなさいっ」


 アレクたちの周りに、赤い肌をして二本の角を生やした”シス”が、アイテムボックスから複数体現れる。


 ヴオンッ


 左右に赤い光を放つ剣で、パーティーを守り始めた。


「バル霧ーは、スーパーパック装備で出撃っ」

 アイテムボックスから、不露目手宇スの先が少し出る。

 スーパーバル霧―が三機飛び出した。

 周りを殲滅し始める。


「46センチ主砲、発射ですわっ」

 強力な艦砲射撃だ。


「勝負はつきましたっ?」


『いえまだです、マスター』


 大空に突然大きく”デュエル”という文字が浮かび上がった。


「何っ」


『ハイリザードマンにデュエリストがいたようです』


 どこからともなく声が響いてくる。


「ハイリザードマン5千体の魂を犠牲に、”ブルーアイズホワイトワイバーン”を召喚」

「神であるワイバーンの血肉になれ」


「ギャアアアアア」

 ハイリザードマンの怨嗟か、歓喜か、大声を上げながら消えていく。 


 魔法陣に、巨大な青白いワイバーンが召喚される。


「くっ、 行って”ツインテールキャット”」

 アイテムボックスから飛び出した。


 ピロロロロロロ


「”ブルーアイズホワイトワイバーン”、お滅びの爆裂?疾風弾(バースト?ストリーム)だっ」  


『必殺技ですっ』


「”ツインテールキャット”フルバレルオープンッ」


 辺り一面を閃光が包む。


「「互角っっ」」


「!、”ツインテールキャット”噛みついて動きを止めてっ」

 三つの首でワイバーンに噛みついた。

 動きを止める。


 ”ケットシー”の周りに魔法陣が輝き出る。

 杖を構えた。


「これで決めますわっ」


「……ティ(TI)……ル(L)……ル(L)……ト(TO)……ウエイ(WAI)……ト(T)……」

 

 別名、ニュークリアブラスト、”小規模、熱核爆発攻撃”!! である。

 

 迷宮、地下10階で飛び交うんだぞ~


 小さなきのこ雲が上がった。


 ”ブルーアイズホワイトワイバーン”のHPは0になった。


 コスモクリーナーを使わないわけにはいかないんだろうな、きっと。



「もう、置き去りには絶対しないと言いましたわよねっっ」


 ネムリネコの前に、アレクたちが正座せられている。

「くっ」

 全員下を向いている。


「言いましたわよねっ」

 ウルウルッ

「言ったニャ~~~」

 ネムリネコは泣き始めてしまった。


「すまんっっ」

「ごめんっっ」

「悪かった~~」

 アレクたちがネムリネコを囲んで宥め始めた。


「う、 産まれる~~~~」

「マリッサ~~~~」


『めでたし、めでたし』

 メイドチョーにレベルアップした、ナビゲーターがつぶやいた。  



 

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