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星環プラネリア  作者: たなばたばたばた
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6/21

6話 あなたを傷つける理由

閲覧ありがとうございます!

今回もありがとうございます

地球「自分が生きていた時に、

《ニュース》ってものがあったんだよ」

金星「ちょ、また〜…え、ニュース…?え、そっか!」

トラウマまでは行かないけど、

少し記憶を思い出したのではないだろうか。

例えば、火星くんが言っていた、お母さんが朝に

テレビを流してる…光景とかを。

火星「オレ、《わんちゃん》とか《ねこちゃん》が

特集されてるやつが好きなんだ〜!可愛いし!

特にねこちゃんなら《三毛猫》がオレは好き!」

金星「…そうだよね!猫ちゃんって可愛いよね!

…捨てられていたら、育ててあげたくなっちゃう。」

これは月くんパターンだ。単語で

少しずつ記憶を取り戻している。

さっきのニュースの時は少し不穏だったが、

猫や三毛猫の話になると楽しそうだ。…それに、

自覚はしてないけど思い出した記憶を自ら喋ってくれた。

いい雰囲気、さて…これから堕としていくのか……。

火星くん、金星さん、許してね……。

地球「ごめん、ちょっと話を戻してもいいかな。

ニュースって、動物とか《占い特集》とかあるけど、

みんな、《過激》な内容を好むよね…嫌なんだよね。」

火星「そうだよねぇ…やっぱり《人が殺された》とかが

見てくれる人多いよね…。」

金星「へ、へぇ〜、そ、そうなんだ!

妄想って行き過ぎると中々だね!き、気をつけないと〜!」

…ちょっと焦りだしたのかな。そりゃ死因は

他殺なんだからそうだよね。ごめんね。それじゃ、

一気に踏み込んでいこうか……。

地球「そういや、さっき《スマホ》で調べ物をしていたら、

酷い内容の《記事》を見つけたんだ……。」

火星「えっ!それってどんなの?!」

火星くんはわざとらしいほど大きく反応してくれる。

金星さんは今はそれどころじゃないから

気にしてないだろうからいいけど。

火星くん、頑張ってくれているなぁ…。

地球「《性被害》の話だったよ…。」

金星「?!…え、は……あ……あぁ」

金星さんの顔色が悪くなり、金星さんは

自分の口を手で押えている。吐き気が発症したようだ。

…これはあとひと押しだな、

ほとんど記憶が蘇っている状態のはず……。

申し訳ないけど……。

火星「ねー、性被害ってなぁに?」

?!まさかの、更に傷をえぐる作戦…。

相変わらずのわざとらしい演技、なかなかの策士だな……。

地球「うーん、例えば…。

火星くんは自分から今からいきなり、

お尻を触られたら、どう思う?」

火星「ちょっと嫌かも!」

地球「でしょ?それが性被害。人が嫌がることを

無理やり体を触ったり…することかな。酷いよね……。」

よし、…やるぞ……。

地球「さっきの《性被害》の話だけど、

その女の人は《中年男性》に…《可哀想》だよね…。」

金星「…もう、これ以上は、やめて……。

地球くんが、転落死とか、言ってた、意味、分かったから、

もう分かったから…許して…やめて……。」

金星さんは泣くのを堪えながらそう言った。

月くんの言い方で言うと、「攻略成功」…かな。

でもそこで、火星くんが……。

火星「らら姉ちゃん、オレだよ、楓だよ……。

らら姉ちゃんのことが大好きだった楓だよ……!」

金星「楓…?あなたが……?あたしの…おと、弟……。

元気、そうで良かったよ……。

無事でよかったぁぁぁぁ!!!」

火星くんは金星さんを抱きしめ、一緒に泣いていた。

自分もそんな光景で、うるって来てしまった。


あたしの名前は、朝日楽々(あさひらら)。

もう、すっかり25歳になっちゃったおばさん(笑)だよ。

今は退勤して、帰路を歩いている。

いやぁ〜、今日も頑張った頑張った。

家に帰ったら、

おいしいご飯と暖かいお風呂があたしを待っている。

…そろそろ自立しないと、結婚しないとまずいって

思ってはいるけどね…。好きな人とかよく分かんないや〜。

あたしにはお母さんとお父さん、弟の楓さえ

いてくればいいよ!…これって自立したくないから

こう言ってるだけだよなぁ……。

はぁ……、生きるのってめんどくさい……。

あたしは頭の中が色んなことで必死で気づかなかった。

背後に近づく人物に……。


「?!ん゛ー!ん゛ん゛!!」

何者かにガーゼで口を塞がれてしまい、

助けを呼べない状況にされた。

そのまま、抵抗するも無駄で

どんどんどこかへ引きずられていき…。

着いた場所は人気の少ない路地裏だった。

乱暴にゴミ袋の山の上に放り投げられ、

次は逃げられないように、押し倒された。

「なっ、なんなのあんた!!は、離し…ヒッ…!」

あたしは涙を流していたと思う。

その男は…包丁を片手に

「これ以上叫んだら、殺す。」と言ってきた。

死にたくない……。死にたくない……。

あたしは”殺す”と、いう言葉が怖くて…従うしかなかった。

…あまり詳しく言いたくない。思い出したくもない。

それから、やっと地獄は終わった。生きて帰れる。

…って思っていたのに。

「お前みたいな気が強い女は絶対誰かに言う、

ならば、殺さなくちゃ。」

え、そりゃ言って警察にお前を牢屋にぶち込んでもらうよ。

約束と違うじゃん、嫌だ、……死にたくない!

「約束守ったじゃない!死にたくない!離して!!」

あたしは無駄だと分からず、パニック状態で

そいつを退かそうと、蹴るが……。

「い゛っっっっ……!!は、ぃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」

その男はあたしの体を夢中に…いや、必死で、

証拠隠滅のために包丁であたしをこれでもか、と刺してきた。

痛がったが、どんどん意識が遠のいていき……。

最期に頭に走馬灯として出てきたのは、家族たちだった……。


地球「…金星さん、話してくれてありがとう。」

金星「…それにしても、なんでこんな嫌で忘れたままで

いたかった記憶を思い出すように誘導したわけ…?

何?みんなで地球くんが転落死だの名前があるって

言っていたことを頭おかしい扱いしてたから

その恨みであたしにそんなことをしたの……?」

地球「いや!それは誤解だよ!」

自分は金星さんに説明した。

天体たちは前世は人間で死亡したが、

成仏できずに、天体として宇宙に囚われている。

だから、天体たちの記憶を思い出させて

最終的には成仏させたい、と…。

金星「なるほど〜…あたしはここ楽しいって思っているけど

こんな嫌な記憶を思い出したままいたくはないわ……。

分かった、火星…楓もきっと地球くんに

助けてもらったんでしょ。あたしも協力する。

さっさとこんな嫌な記憶、忘れてしまいたいからね」

地球「!ありがとう…!月くんもよろこぶだろうなぁ〜」

金星「え、この作戦って月くんも関わってるんだ

だからさっき、天体たちは前世が

あるとかないとか言ってたのか…。」

月「地球!こうりゃ…とりあえず成功したね!!」

地球、金星「どっから出てきた?!」

月「あれ、気づかなかった?意外と近くで見てたよ〜。

やっぱり火星くんと金星さんは姉弟だったんだね。

どう?お二人とも、また会えて嬉しい?」

火星「嬉しい!!」

金星「…そうだね、嬉しいよ。」

月「それなら何より〜、みんなお疲れ様!

それじゃあ、解散〜!」


月「…地球、さっきぼくを頭おかしい扱いしたね?」

地球「え、あ、あの、ごめんなさい……。」

月「いや、嫌じゃないよ。

ぼくも攻略の手伝いが出来て嬉しかったから」

地球「相変わらずだね……。」

月「それじゃあ、今回も、金星さんの

名前とトラウマ、死因をまとめてみようか。

名前は朝日楽々(あさひらら)。

トラウマは《中年男性》と《性被害》。

死因は《殺人》。

……こんな感じかな、やっぱり火星くんと金星さんは

姉弟だったね、さすが地球。」

地球「自分って、

意外と観察力あると思うんだよね〜…あっ…。」

やばい、心の声が漏れてしまった。

月くんに呆れられちゃう……!

月「いや、ほんとにそう思うよ。地球すごいよ。」

地球「え、あ、ありがとう……嬉しい。」

月「喜んでるとこ可愛いね。」

地球「月くんのそういうとこ、なんなの…?」

月「まぁ気にしないで〜。」

…最近、月くんを見てると、話してると…。

…いや気のせいだろうな。きっとそう、うん。

地球「…そういや、次は誰の記憶を蘇らせようか…?」

月「それなんだけど、次に火星くんと金星さんに

会った時にみんなで話し合った方がいいかなって。」

地球「そうだね!月くんはやっぱり頭が良くて、

しっかりしてる、…ゲームやいやらしい言葉が絡まなければ。」

月「次、誰を攻略しようかな〜!

やっぱり、地球ってむっつりスケベだね。」

地球「あー、またおかしくなっちゃった。」


火星「……ね、ねぇ、金星さん……。」

金星「うーん、なんか違和感が………。……あっ!

あたしのこと、金星姉ちゃんって呼んでよ!

これから火星くんのこと、火星って呼ぶからさ!」

火星「!!分かった、これからよろしくね!金星姉ちゃん!」

閲覧ありがとうございました!

次回もよろしくお願いします

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