4話 姉を探して
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地球「そういや、月くん。」
月「地球、どうしたの?」
地球「さっき、自分が、一人っ子の話の時。
なんか…思い出してたよね。」
月「…地球、観察力がすごいんだね。意外と。」
地球「意外と???」
月「そうだよ、少し、記憶を取り戻したんだ。
ぼくには兄弟はいない。一人っ子だったって。
いやぁ〜それにしても楽だったなぁ。
ゲーム独り占めできるもん。」
月くんは嬉しそうにそう言った。
地球「生粋のゲーム好きだね…
トラウマ探るのも攻略っていうし…」
月「うん!」
月「ねぇ。地球の詳しいこと、聞かせてよ。
ぼく、…地球に興味を持ったみたいで。」
地球「なんか言い方酷くない?」
月「そんなことないよ」
自分は月くんに自分の過去を話した。
朝方、夜に月を眺めると落ち着き、日課になっていたこと。
お母さん”は”優しい人だってこと。
学校ではいじめに遭っていたこと。
最終的には殴られた時にバランスを崩して…
転落死したことを。
月「朝と夜に月を見てたとか、ぼくのこと大好きじゃん。」
地球「月と月くんは別物だよ!か、勘違いしないで!!」
月「まぁ地球が見てた月はぼくが管理してたんだけどね。
…それにしても辛かったね、最期に見た人物が
いじめの主犯格とかさぁ…。」
地球「いや、最期に見たのは綺麗な満月でしたよ」
月「やっぱぼくのことすきじゃぁ〜ん」
地球「違うもん!!」
月くんの今わかっている記憶は…。
ジャンル問わず、ゲーム好きの一人っ子…。
…まだ色々絞り出せそう。でも今、
月くんのトラウマを暴くのは違う気がする。
後回しにして今は相棒として、いてもらおう。
火星「らら姉ちゃんの死ぬ前の状況…?…知らないなぁ…。
なんで、そんなことを聞くの?聞いても意味あるの?」
月「次の攻略対…記憶を思い出させる天体は
金星さんって決めているんだ。
金星さんがきみのお姉ちゃん、朝日楽々さんだって
ぼくたちは思っているんだ。」
火星「金星さんが…オレの…
そうだと…ぼくは嬉しいけど…。」
月「それにしても死ぬ前の状況を明らかにできないかなぁ…」
明らかにできるもの…明らかにする…調べる…。!あれだ!
自分は頭の中で出したい物を思い浮かべ…手元に現れたのは…
スマートフォン!!
火星「スマホ?なんでスマホ?」
月「!そうか!それで情報を入れれば
何か分かるかもしれない!」
地球「…でも、宇宙って電波あるのかな。
…あるわけないよね…やっぱりやめと…」
その瞬間、月くんが自分が出したスマホを奪った。
…なんかポチポチしてる。ゲーム好きの記憶を思い出したのと
同時にスマホの操作の仕方も思い出したのかな。
月「…電波ある、調べものできるよ、これ」
地球「えぇ?!なんで?!」
月「自然界から出る、地球の電波か、
宇宙から飛んでくる電波か、
…天体が出したからご都合のいいように作られているか。
…どっちなんだろうか。」
地球「宇宙にも電波ってあるんだ?!
まぁ、とにかくラッキーというわけで…。」
自分はスマホを操作する、前に。
火星くんに自分が住んでいた県とか詳しく聞いた。
火星くん、朝日楽々さんの事はニュースにはなっていないから
正直、あまり期待してなかった。でも、やってみないと。
検索欄に、
「20xx年 〇〇県〇〇市 殺人事件」と入れた。結果は…。
…まさかの気になる記事があった。開いてみると…。
そこには、被害者の朝日楽々さん(25)の名前が乗っており、
死ぬ前の情報を理解することができた。
月「うわ…レイプした後に口止めで殺すとか…
どんだけ身勝手なんだよ。」
火星「れいぷってなぁに?」
地球「火星くん、知らなくていいことだよ。」
そして月くんに小声で、
地球「なんでどストレートに言っちゃうの!
他にも言い方あったでしょ、性被害にあったあと…とか…。
あとなんで火星くんより歳下の月くんが
そんな危ない言葉知ってんのさ…」
月「地球だって知ってるじゃん、むっつりスケベじゃん。」
地球「ぼくは高校生だから知ってて当然だから!
てかこれ、全然いらやしい言葉じゃないからね?!」
火星「さっきからコソコソ何喋ってるの?」
地球「あー、気にしなくていいよ、ごめんね。
そういや、お姉ちゃんは記事とかニュースは見てた?」
火星「記事は多分本読むの嫌いだから読まない、かな。
ニュースはママが朝に流してたから見てたと思う。」
月「なら、最初からレイ」
地球「…」
月「…あー、なら最初から性被害者とか性犯罪とかの
単語は出さずに、最初は平和なニュース、
動物のニュースの話とかして、それから万引き、強盗…と、
近づけていって、最後には殺人とか性被害者という
単語を言って記憶を思い出してもらおうか。」
火星「…なんかよくわかんないけど、
らら姉ちゃんは猫が好きだったよ、三毛猫とか!
いつも家に持ち帰っては、
ママに怒られて泣く泣く元に戻してたっけ…」
地球「猫が好き…大切な情報だね、教えてくれてありがとう。」
月「それじゃ、行こうか。」
火星「?ご〜!」
地球「月くん、言葉選びには気をつけてね…」
天体たちが集まる場所で寝そべっている
金星さんに話しかけようとしたが…。
月「…今回はぼく、行かないでおこうかな」
地球「え?!なんで…?!自信ないんだけど…」
月「トラウマ刺激するのに、3人もいらないよ。
逆に3人もいたら攻略対象もビビって警戒しちゃうよ。
ぼくは遠いところから見守ってるから、
火星くんを攻略出来たんだから。」
地球「あ、ありがとう……。でも、月くん、
めちゃくちゃ火星くんの本性出しちゃってるよ」
火星「こうりゃく?トラウマしげき…?
よく分かんないや!!」
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