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神の翼~黄金の翼の女神~ 前世編  作者: 和(のどか)
第五章 黄金の翼の女神

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女神アントリュウス

 会場いた観客全員がアントリュウスが消滅したかに見えた。


 タヌキンナが魂の繋がりを感じた。


「アントリュウス様は、死んでない!」


 雷霆から放たれた光の中からそれ以上に輝く光が現れた。


 雷霆の光の中から現れたその姿は、黄金の翼が一際輝きを増した、女としての本当の姿の女神アントリュウスだった。


 女としてのアントリュウスに会場中、ゼウス陣営までも魅了された。


 神々は、口々に言った。


「これ程、美しい女神は、見た事がない!」


 女性の神々からも「女の私達から見ても惚れてしまうわ」


 アポロンもその美しい姿に魅了された。

 フローラなのか!?


 アントリュウスは、全ての力を出す為変身に使っていた神の力も解除し完全な女神アントリュウスとして現れた。


 ゼウスは、その姿を見て

「アントリュウス!私の妻にならないか?」


「ぬかせ~!お前を殺してやる!」


 アントリュウスは、怒りは、頂点だった。


 こんなに腹を立てたことは、生まれてから今までなかった。


 アントリュウスは、怒りで発した巨大なオーラと呪いを剣に注入した。


 完全にゼウスを殺す気になった。


 アントリュウスの女性の姿での戦いは、嫌らしい目で見る者はいなかった。

 美しい女性に魅了された目で向けられた。


「ゼウス!続きを楽しもう!」


 アントリュウスは、ゼウスに斬りかかった。


 ゼウスは、アントリュウスの剣を交わして剣を肩に突き刺した。


 アントリュウスの肩から血が流れた。


「ゼウス!凄いよまさか今の剣を交わして刺してくるなんて!だが肩では、恐怖を与えられないよ」


 アントリュウスの肩の傷が治っていった。


 ゼウスが驚きの顔を見せた。

 何故簡単に治る!私の呪いをかけて刺したのに、まさか既に私より神の力が上だというのか!?


 ゼウスは、神の王としてのプライドがあった。 何があっても負けるわけにはいかない!


 ゼウスは、必死になって戦った。

 神々は、ゼウスは、圧倒的強さを持つ神として余裕の戦いで勝つ姿しか知らなかった。


 ゼウスは、必死になった分、本来の力より増した戦いになった。


 お互いの剣が、激突した。


 ゼウスは、アントリュウスの剣をしのいでいたが体中にかすり傷を受け血が流れていた。


 アントリュウスの剣にゼウスは、防戦一方になった。


 誰もがアントリュウスの勝利を確信していた。


 神の王の世代交代!


 雷霆から身を守る為に神の力を消耗し、長びけば不利になるとアントリュウスは、勝利を焦った。


 アントリュウスは、全ての神の力を右手に集めた。


 先程の攻撃でゼウスの防具を突き破るには、どのくらいの神の力が必要かわかった。


 加速してゼウスの心臓に突入した。


 ゼウスは、その速さに反応できず、アントリュウスの剣がゼウスの生地の防具の心臓の所を突き刺した。


 生地の防具の内側にパットのような物が仕込まれていた。

 剣先がそのパットにより滑り心臓より上の部分に突き刺さった。


 そして避け損ねたゼウスの剣がカウンターになりアントリュウスの心臓に突き刺さった。


 えっ!何なの? 私、死ぬの!?


 アル・テ・・・ミ・・・ス・・・


 アントリュウスは、全てのオーラを剣に注いだ為、防御のオーラが弱くなっていた。


 ヘパイストスが作った、この世界の全ての物を斬れる剣が突き刺さったままアントリュウスは倒れた。


 アルテミスは、呆然とした。


 アントリュス⋯⋯


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