今までに感じた事がないオーラ
アントリュウスがアポロンに相談した。
「一度、ゼウスに会ってみたいんだ!そちらが、やろうとしてる事は止めないけど、黄金の翼の国とフローラの国には、一切手出しをしない事を相談したい!」
「わかった、ゼウスに伝えよう」
「それとアルテミスのお父さんだったら一度会って挨拶しておきたいんだ」
アルテミスがアントリュウスに言った。
「お父さんと言っても普通の親子関係だと思わないで」
「ゼウスの噂は、耳に入ってくるけど一度会っておきたいのよ」
「ゼウスは、自分の子供でも強ければ自分の子供、弱ければ捨てるわ!自分の実の息子でなくても強くて従う神であれば息子と呼ぶわ」
「でも、伝言よりも直接会って話したほうがいいかも」
アルテミスが心配そうな顔をした。
アントリュウスがアルテミスの顔を見て
「アルテミスが、この国へ移る事も言いたいし、アポロン、ゼウスに伝えてよ」
「わかった、伝えよう」
アポロンが神殿の周りをキョロキョロと見渡していた。
アルテミスが「アポロンどうしたの?ここの部屋の作りアルテミス神殿に似てるでしょ」
「ああ!素敵な作りだ」
アントリュウスが「ねぇ!アポロン、せっかくきたんだからゆっくりしていったら」
「そうか、そこまで言ってくれるなら、二三日ここで泊まらせもらおうかな」
アントリュウスは、社交辞令的に言っただけで、そこまでとは言ってないんだけど偵察したいのかな!?
「アントリュウス!国が出来たんだから建国記念日とかお祭りは、しないのか?」
「ええ〜!そんな事するの楽しそう!」
「是非やろう!私の国からもお祝いをしよう」
アポロンと従者を豪華な客室に案内しもてなすことになった。
アントリュウスがアルテミスに「アポロンっていい神だよね!さすがアルテミスの弟ね」
「そうかしら!キョロキョロ色々見てたし、建国記念日なんて言ってたから、フローラが来るのを期待してるんじゃない」
アルテミスは、アポロンの性格を知り尽くしていた。
「まだ、フローラとお見合いを諦めてないの?」
「アポロン!貴女の顔をチラチラ見てたわよ!貴女の顔を見てフローラを思い出してるのよ」
「アルテミス!どうしよう」
アポロンは4日ほど滞在してくつろいでいた。
アルテミスがアポロンに
「貴方!ゼウスに報告にいかなくていいの?」
「そうだな!そろそろ行くか!」
「大丈夫なの!ゼウスがここに攻めて来ないでしょうね」
「まず、来ないだろ、この国と戦うことになれば天界の果ての全部の神と原初の神パネース様まで敵に回すことになる」
「貴方!だから気楽に楽しんでるのね」
「ああ、ゼウスの領土にいるときは、気が抜けないからな」
「貴方も、この国に移住してきたら?アントリュウスも協力して今より大きくて自由な国が作れるわよ」
「そうしたい気持ちは、あるが、今までゼウスの所にずーといて、新しい国ができたので移りますとは、言えないだろ」
「もし、いずれゼウスとアントリュウスが戦争になったらどうするの?」
「今、どちらに着くかは、決められない、今は、ゼウスの所を離れる理由がない、だがここともに戦いたくない、戦争にならないようにするさ」
アポロンは、ゼウス神殿に向かった。
黄金の翼の国では、完成御披露目会の準備をすることにした。
黄金の翼の国のコロシアムを作ることになった。
そこでは、闘技場としてだけではなく、コンサートや多目的に使えるように設計した。
黄金の翼の国のすべてを開拓し終わったら建国祭をすることにした。
アルテミスの国では、アルテミスの側近や慕うもの300人程の神が黄金の翼の国へ移住してきた。
建国祭は、アルテミスが仕切ることになった。
アリエルとウリエルが参謀として計画をした。
色々とみんなの意見を聞こうと声をかけ集まった。
イダスとキツネコが、いなかった。
アントリュウスがタヌキンナに「あの二人最近あまり顔を見ないけど何か特訓でもしてるの?」
「あの二人は、ピュトンとの戦いの後からよく隠れて特訓するようになってます」
「無理しなくてもいいのに、あんな強い怪物なんだからイダスやキツネコが戦わくても私がやっつけるのに」
「アントリュウス様のパーティーに入ってるのですから、助けてもらってばりだと、精神的につらいのですよ」
グレンがタヌキンナを誘った。
「あいつら、どんな特訓をしてるんだろう見に行ってみないか?」
アントリュウスも気になり、タヌキンナとグレンと一緒に見に行く事にした。
特訓していたのは山の奥だった。
魔素が浄化され、天界のオーラが強くなり、周りの植物は、生命力が強くなって綺麗な景色になっていた。
「いいところね!こんな強いオーラの所で綺麗な景色、特訓するには、最適ね」
「私達のオーラを消しましょ、どんな特訓をしているか気づかれないように覗きましょう」
とタヌキンナが言った。
そして、ゆっくり近づいた。
アントリュウスが、イダスとキツネコの強いオーラを感じた。
タヌキンナとグレンも感じとった。
タヌキンナが、驚いた。
「何!このオーラ!?今まで感じたことがない!いったいどんなことをすればこんなオーラが!?」
三人は、近づいた。
イダスとキツネコがキスをしていた。
アントリュウスがタヌキンナとグレンに
「し~っ、静かに!私達、帰りましょ」
「あの二人恋人同士なの?」
グレンは、全く知らなかった。
タヌキンナも知らなかった。
「キツネコちゃんは、人間が嫌いだから、イダスと付き合うなんて考えもしなかった」
アントリュウスが言った。
「ピュトンと戦ったとき、キツネコを助けに行って死んだからよね」
「確かに!そうかもしれないけどキツネコちゃんの仲間は、人間に生きたまま皮を剥がされ恨みが強いからイダスと付き合うなんて」
「生きたまま毛皮を剥がされた?人間ってそんな残酷な事をするの?」
「毛皮を作るとき大量のキツネを殺して毛皮を作るんですけど死ぬまで待てずに弱ってきたら生きたまま毛皮を剥がさすんです」
「そんな~、許せない、黄金の翼の国とフローラの国では、絶対に禁止して」
黄金の翼の国と天界の果ての傘下の国、フローラの国では毛皮の禁止が発令される事になった。
三人で話してるとイダスとキツネコが、やってきた。
アントリュウスがキツネコに抱きついた。
「お帰り!遅くなったけど毛皮の禁止令を出す事にしたわ!ゴメンね知らなくて」
「アントリュウス様!どうしたんですが?今日は、いつもよりお優しいですね」
「ええ!貴女かイダスと仲良くなったし、人間にも心を開いてくれる日がきたらいいなって思ってるの」
「私とイダスって仲良く見えますか?」
アントリュウスは、焦った。
「二人で一緒に来たからよ」
「イダスとは、神殿の中で、会ったから二人でこの部屋に入って来ただけなんですけど」
イダスとキツネコは付き合ってることを回りに知られないように山からは、別々に帰ってきた。
タヌキンナが話しに入ってきた。
「キツネコちゃん!イダスとは、結婚するの?」
周りは、タヌキンナの発言で異様な雰囲気になった。
グレンは、タヌキンナの発言を見て、神らしいと思った。
周りの事を気にしないで思った事をストレートでそのまま、アントリュウス様やヒューイ様のように周りの事を気にする神もいるがタヌキンナのような神が多い事を天界に来て色々な神を見て知った。
キツネコが、タネキンナに言った。
「イダスは、人間よ!結婚しても、寿命が短いからすぐ死んじゃうわ」
「イダスが神になれたら結婚するの?」
「ええ、イダスに言われたわ、俺は、絶対に神になるから神になれたら結婚してくれって」
イダスが、顔を真っ赤にして
「おい!キツネコ、それは、みんなに言いふらすことじゃないだろ」
「何で言っては、いけないの?」
「恥ずかしいだろ」
「私に、結婚してくれと言ったことが恥ずかしいの?」
神には、プロポーズの言葉とか存在しないのか!?
「人間は、恥ずかしんだよ」
「早く神になりなさいよ」
「神になっても恥ずかしいよ」




