アルテミス神殿
「ようやく神殿ね!」
とアルテミスが言った。
「アルテミス!どうやって天界へ行くの?飛べないよね!」
「空を飛び回る事は、出来ないけど天界へ行くのは浮遊魔法で昇るだけよ!でも、ドラゴに乗って帰りたいわ」
ドラゴが「うん、いいよ!アルテミス様の神殿まで送るよ!」
アルテミスは、喜んだ。
嬉しそうに「ありがとう!ねぇ、ドラゴ!私のペットになってよ」
「ダメだよ、僕は、アントリュウス様の子供でペットなんだから!アルテミス様とは、友達だね」
「うわ~嬉しい!私達友達ね!」
「うん!」
アルテミスは、ドラゴに乗り、アントリュウスは、空を飛びアルテミスの神殿に向かった。
神殿に着き、従者達が神龍に乗って帰って来た事に驚いた。
それ以上にアントリュウスと一緒にいる事に神殿の中が緊張感が漂った。
神殿にいた側近や従者が騒ぎだした。
「ドラゴ、ありがとう」
「またね!アルテミス様!」
ドラゴは、アルテミスを送ると帰って行った。
従者達は、アルテミスを出迎えた。
アルテミスは、威厳をだし
「皆の者、出迎えご苦労!こちらは、アントリュウスだ!しばらく、ここにいる事になった!私の客人として扱うように」
従者達が頭を下げた。
アルテミスは、アントリュウスをリビングに案内した。
周りの従者達は、アルテミスに礼儀正しく挨拶した。
アントリュウスは、礼儀正しい従者を見て、凄~い!さすがお姫様ね!
従者達は、アントリュウスを観察していた。
「噂では、怖い顔をした神だと聞いてるが女性のような顔立ちじゃないか」
「美少年じゃない!」
神殿にいた神々は、アントリュウスを見て優しそうな美少年で拍子抜けした。
そこに、アポロンが現れた。
アントリュウスの顔色が変わった。
剣を抜き怒りで巨大なオーラを発した。
神殿中に強いオーラと殺気が伝わった。
何より驚いたのは、アルテミスだった。
私と戦っときは、こんなオーラを出していなかった。
怒りで黄金の翼が光輝き戦闘モードに入った。
アントリュウスは、アポロンを睨み付けた。
「まさかここでお前と会うとはな!」
二人の異常なオーラにアルテミスがアントリュウスの前に立ち、止めた。
アルテミスは、アポロンが来てるとは、思っていなかった。
以前、アポロンとフローラとの戦いは、耳にしていたけどここまでアントリュウスが怒りだすとは、思っていなかった。
「ここで戦わないで!」
「どけ、アルテミス!こいつは、俺の敵だ!」
「私の双子の弟よ!」
その言葉にアントリュウスは、驚いた。
「双子の弟? 信じられない顔が全く違う!何故、君のような綺麗な顔とこんな顔をした男が双子なんだ」
周りにいる女性達か、微笑みながら小声で騒ぎだした。
「美少年と言われてるアポロン様をこんな顔ですって」
「確かにアントリュウス様のほうが美少年だけど」
周りにいる神々は、即発した空気に興味を抱いていた。
アルテミスは、必死に止めた。
「ここは、私の神殿、ここで貴方とアポロンの血で汚されたくないわ!アントリュウスやめて!」
目と目を合わせ!見つめて言った。
アルテミスに見つめられてアントリュウスは、ドキドキしてしまった。
だけど、怒りが収まらない、アントリュウスは、剣を下げない!アポロンは、警戒して弓を下げない!
そして、アルテミスは、アントリュウスを庇うように背中を向け、アポロンに向かって手を広げ
「弓を下げてアポロン!」
その姿に子供のときアントリュウスが自分を庇って弓で射られた事を思い出させられた。
一番見たくない光景だった。
アントリュウスは、剣を鞘におさめた。
そして、アルテミスの前に庇うように立った。
「アポロン弓を下げろ!アルテミスに弓を向けるな」
と怒った口調で言った。
周りにいる神々がアントリュウスがアルテミスを庇ってる姿に「アントリュウスがアルテミス様を庇っている」
「体を張って守る何て素敵!」
「アルテミス様を愛してるんだわ!」
側近や従者達の、さまざまな誤解は、あったが、アントリュウスの見方が変わった。
アルテミスも私を守ろうとしてるんだと喜んでしまった。
「ここでは、戦わない!だが後日、お前と戦いたい」
「アントリュウス!待って!アポロンとフローラの戦いは、聞いた事があるわ、あれは、ゼウスの命令だったの」
アントリュウスは、アルテミスの弟だと聞いて迷った。
「アポロンが戦争とはいえ幼い肉親に弓を射った事に腹を立てている事は、わかる!でも戦わないで」
アポロンがアントリュウスに「フローラは、どこにいる?」
「天界の果てだ!」
「あれは、戦争だった!王の命令で俺は、従うしかなかった!だがフローラは、少女にして、天空を操るとは、流石に焦ったがな」
二人の睨み合いが続いた。
「君とは、和解出来そうにないが、お互い戦わない方がいいだろう、私と君が戦えは、天界で大きな戦争の火種になる、君の剣の紋章を見ればな」
「もういい!まさかアルテミスの弟だったとはな!あの事は、忘れてやる!あの戦いでこちらに犠牲者は、いなかったからな」
「こちらは、ほとんど殺されたがな」
その言葉でアントリュウスは、また怒りが湧いてきた。
「アポロン!さっき戦争と言ったが、お前達がフローラの国へ軍を使って襲撃して来た!こちらは、国を守る為に戦った!フローラの国は、戦争など望んでいない」
アントリュウスは、アポロンを睨み付けた。
「もうやめて、口論になるだけだから、アントリュウス向こうに行きましょ」




