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LUCK and MAGICIAN and KNIGHT the WORLD (運と魔術師と剣士の世界)  作者: 雪氷見♪
フリー『勇者と死神編』
82/96

LMKW77

 750,000PV達成!!もうちょっとで100万だね!!

 あと、知り合いに質問されたので氷の地獄コキュートスの付属効果の「呪い」と「禁則」の効果を記載しておきます。


呪い……一定時間(氷の地獄コキュートスの場合は24時間)のステータス異常+ランダムで状態異常1~3つ(ランダムの状態異常はアイテムや魔法での解毒や無効化が可能。呪いは解呪不可。)。


禁則……一定時間(こちらも前文と同じ)の魔法・スキルを使用不可にする状態異常(アイテムや魔法での解禁不可。)。

[9日目]


「それで、こいつ等一体何なんだ!?」

「ええ、っと..........この人達は...........」


 それからフェイとルュミの状況説明が始まった。ミカヅキ?謎単語が・・・以下略。


 一通り聞き終った。簡単に纏めるとこんな感じだ。


 2人はプレイ初日で、取り敢えずパーティーメンバー探しから始めたらしい。そして数人のパーティーと組もうとしたが、姉のおどおどした性格と、弟の勝気な性格の所為で上手く行かなかったらしい。

 しかもその時に職業の情報が洩れて荒っぽい勧誘が増えたらしい。それも、主に中級(LV.40~LV.70)位の実力のプレイヤー達からだ。俺だったら力で黙らせる事が出来るが二人には不可能だった。無理やりギルドに連れて行かれそうになっていた所をフェイ達が偶然通りすがったらしい。


 3人で中級プレイヤーを追い払った所でフェイが待ち合わせ時間に気が付き、急いで此処に向かった。と言うのが簡単な話の内容だ。


「うん、まあ、大体分かったんだけどさ。俺に如何しろと?」

「フェイさんが、『それなら.........早くまともなギルドの加護下に入ったら良い........』と言った所2人が『それならフェイさんのギルドに入りたいです!!』って言ったんですよ。」


 成程。一応、俺がギルドマスターの設定だもんな。「許可しろ!!」って言いたいんだな。と言うかフェイが良いなら良いんじゃないか?


「ふーん。分かった。じゃあ、2人が申請したら許可しとくな。」

「え!?お、わ、は!?良いん、づ・・・ですか!?」


 「良いんですか」って言ったんだよな?もうちょっと落ち着いて喋った欲しいんだが・・・


「姉ちゃん!?本当にこんな男口調で喋る変態のギルドに入るのか!?」


 あ、やっぱり、ギルドに入れるのやめようかな。入れるなら入れるで一度は絶対締めるか。LV上げ超ハードコース決定だな。


「おい、先に言っておくけど俺は男だからな?」


 黒い笑顔で言っておく。笑顔だ笑顔、スマイルだ。これなら、どれだけ威圧してても、目が笑って無くても、笑顔であれば問題無い!!


「ひっ!!ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいぃぃいいいい!!」


 しまった、姉の方を怖がらせてしまったか。む、上手く行かないな。


「お兄ちゃん!ふざけてないでさっさと登録しに行こうよ!!」

「ミカヅキさんすみませんんんんんん!!ごめんなさいいいいいいい!!今すぐ向かいます!!」

「あ、姉御も姉ちゃんにきつく言わないで下さい!!」


 このシスコン弟のリデルだが、ミカヅキとフェイとルュミを姉御と呼んでいる。理由は知ら無い。興味も無い。ただ、あたふたしてるのは見てて面白い。


「皆さん、兎に角ギルド登録に向かいますよ。」

「はい!分かってます!!」


 面白い、面白いんだけど、2人共やっぱり面倒くさいな。俺はそんな感想を抱いたままギルドの登録に向かった。




 2人の登録はすんなり終わった。と言うか2人がギルド「紅翼ひよくと碧玉」に加入申請して、それを俺が許可したら終わりだ。

 うん、本当にアッサリとギルドメンバーが4人になったな。


 この後は6人で狩りに行く・・・なんて話にはもちろんならなかった。まあ、LV差が有り過ぎるもんな。ココまで一緒について来ただけで十分だ。フェイがミカヅキとルュミにお礼を注げて見送っていた。そう言えばフェイとミカヅキって仲が悪かったような気がするんだが?

 まあ、俺が居なかった所で何かあったんだろう。


「さて、やるか。」

「何をやるんだよ。」


 今、俺達は2の町の街道から外れた草原にいた。そしてリデルの質問の何をするかだが。ルュミに聞いた一番簡単にLVが上がる方法を取る事にした。

 簡単にLV上げるには如何したら良いか。答えは強い敵を倒したら良い、だ。そしてここらで一番強いのは?リグラ・シンだ。じゃ無くて!今は、いないので俺だ。つまり今からやるのは・・・


「今からやるのは対戦・・・PVPだな。」

「ふざけんな!!どうやってお前みたいな化け物に勝てって言うんだよ!!」

「そ、そうですよぉ。ど、ど、如何やってユキ様に勝てって言うんですか!?」

「人を化け物って如何いう事だ?あと、そこ!ユキ様は禁止だ!!」

「ひっ、ひぃ!!」


 何度も言うがユキ様は禁止だ。俺は様付けなんかで呼ばれたくない。普通に呼び捨てか、さんか、君で、十分だ。


 あと、もちろん本気で戦闘する訳がない。俺は魔法禁止、スキル禁止のプレイヤースキルのみでの戦闘だ。そして攻撃も禁止。流石にコレだけすれば・・・勝負になりはしないけど勝負っぽくなる・・・筈だ。

 そしてルールは制限時間3分で痛覚ダメージは50%、被ダメージ80%越えで敗北、HP全損は無しに設定してある。


 最後のHP全損無しは俺が何らかのミスをしでかしても2人が死なないようにだな。このLV差だとぶつかっただけで死にかねないから大変だ。コレを俺とフェイが交互に休憩を挟みながらやる事にした。


「そのルールでも厳しいですよお!!」

「まあ、頑張ってくれとしか言いようがないな。」

「そんなぁ・・・」

「姉ちゃん!絶対アイツをぎゃふんと言わせてやろうぜ!!」


 ぎゃふんねー・・・古くね?ここは定番で返すか。


「ぎゃふん。」

「てめえええぇぇぇぇえええええ!!!バカにしてんのかぁあ!?」


 よし、決まったぁああ!!って、俺はガキか!

 そんなしょうも無い事をしていると開始時間が迫って来ていた。残り5秒。切り替えるか。

 しっかり2人を見据える。アナウンスが鳴って試合が始まった。


 一番初めに動いたのはリデルだ。躊躇無く俺の首を刎ね飛ばしに掛かった。

 もちろん当たる訳も無く片手で刃を摘まむように白刃取りする。しかも武器が折れない様に手加減付きで。

 俺は軽く突き飛ばす様に刃を押し返す。そして足元を刈り取るように襲って来た斬りつけをジャンプで回避する。勇者でも死神でも流石にLV.2だとこんな物だろう。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


   戦闘終了


「撃破ボーナス」

・0 EXP+0 EXP 0/2


「PVP勝利ボーナス」

・400 EXP+80 EXP 2/2


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 その後も只管攻撃を捌き続けて時間終了になった。結果は俺の判定勝ち。何故引き分けじゃないかと言うとシェロがダメージを負ったからだ。

 左右からの挟み撃ちにされた時に大鎌と剣の両方を片手で白刃取りし、押し返した時にシェロが尻餅をついて極小ダメージを負ったのだ。


「くっそ!当たんねぇ!!」

「で、でも、LV.15になったんですよ。」

「マジでか・・・」


 一気にLV. 13 UPか。俺の経験値減って無いよな?


・・・・・


 確認した所、減ってはいなかった。良かった。


「じゃあ、もう1戦やるか。」

「ハッ!ハイィー!!」

「次は勝つ、次は勝つ、次は勝つ、次は勝つ・・・・・」


 姉の方はまだ固いがだいぶ緩和して来たか?弟の方は……イヨクガアッテイインジャナイデショウカ?

 無論、「矛先が俺に向かっていなければ。」だが。


 そしてまた、5秒前アナウンスが流れ、戦闘が開始された。


 むぅ、気が付くとギルドメンバーが倍に・・・

 ちなみにミカヅキのギルドは18人、摩耶のギルドは27人、ユウは51人のギルドメンバーが居ます。次回はステータス回です。

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