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LUCK and MAGICIAN and KNIGHT the WORLD (運と魔術師と剣士の世界)  作者: 雪氷見♪
フリー『勇者と死神編』
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LMKW76

 やっと新キャラ登場です!!ココに辿り着くまでが長かった……

 微グロ注意です。

[9日目]

 次に迫って来たのは闘牛だ。もう一度、同じ要領で斜めに瞬閃と遊歩を発動する。ただし着地するのは闘牛の頭だ。


「【閃剣・雷】!!【閃剣・一文字】」


 そして俺は刀を闘牛の太い首に突き刺した。ゲームなのでリアルな血ではないが血に似た赤いエフェクトが飛び散る。刺された闘牛が「うもおおおおお!!」と声を上げるが俺はそれを気に留めない。俺は一度手を離して刀を腕がクロスするように持ち替える。そのまま一気に横に刀を振り、首を落とす。闘牛はそれでこと切れた。

 すぐに闘牛の背中を蹴って跳び降りる。だが、そこには武闘家が力を溜めて待っていた。


「喰らいやがれぇぇぇえええええ!!!」

「しま―――っ!」


 強烈な一撃が俺に向かって飛んで来た。俺は拳を受けて5m程後方に吹き飛ばされた。何処かの建物の壁にぶつかって止まった。建物にヒビは?入っていない。ゲームだけどそんなのはごめんだな。


「ぐああああああ!!」


 大声を上げたのは武闘家の方だ。殴られる時に刀を重ねて衝撃を緩和しつつ相手に刃の方を向けておいた。そりゃ刃物殴ったら痛いって。うげ、中指飛んでるし。地面には刀を勢い良く殴った男の指が1本落ちていた。正直、見ていて気分の良い物じゃ無い。しかもついでに麻痺まで受けてるし。ん?痛みが緩和されてよかったんじゃないか?


「危な、っと。」


 いきなり石の剣が飛んで来たからビックリした。もちろん横に跳んで避けたが。げ、後ろの建物に突き刺さってるし。弁償するのはアイツらに任せよう。剣を放ったのは・・・あの剣士か。

 剣士を見た瞬間、髪の毛が散った。は?風の剣?カマイタチみたいなものかよ!!

 俺は瞬閃で剣士に肉薄し低姿勢で足元に閃剣・一文字を放った。本当は首でも良かったんだがそれは何と無く気に食わなかった。気に食わなかったじゃ無いな。ここまで来たら絶対氷漬けにしてやる!


「我、氷の女王にして最強の魔導師。全ての事象を捻じ曲げ氷の世界へ―――」

「詠唱させるな!!」


 ドワーフのプレイヤーが叫ぶがすでに動けるのは無傷の召喚術師(サモナー)と今叫んだ軽傷の槌使いのドワーフだけだ。2人くらいなら詠唱しながらでも十分捌ける。


「【大槌落】ィィいい!!」

「くそっ!【召喚・スライム】、【召喚・子鬼(ゴブリン)】!!」

「―――炎も光も闇も時も空間さえも凍てつかせろ。

 氷魔の世界へ誘え―――」


 詠唱を阻止しようと2人が攻撃してくるが先にこっちの詠唱が完了した。


「―――【絶対零度(アブソリュート・ゼロ)】!!」


 俺が敵に向けて腕を伸ばすと同時に足元から凍りついて行く。イメージは地面を伝って敵を凍らせるイメージをした。2人は直ぐに離れようとしたが発動したら瞬閃を使っても逃げ切れないだろう。4人共一瞬で氷柱と成った。

 全員に氷結の状態異常(バットステータス)が発生する。ただ、これで終わりじゃない。4人には地獄を見て貰おう。おっと、口元が緩んで無いか?あ、やべ見物人の何人かが離れて行った。これは完全に戦闘狂か何かと間違えられたな。

 まあ良い。今は変装してるし。俺はMPポーションでMPを氷の地獄(コキュートス)が発動可能まで回復させた。そして詠唱を開始する。


「氷魔に閉ざされし者共よ、汝らは愚者なり。我に刃向かった事を悔いるが良い。

 我、氷の魔女は罪深き咎人に罰と戒めの楔を打ち込む。汝らは愚者であり咎人でもある、そして永遠の氷は決して砕ける事は無い。覚悟せよ氷の魔女から与えられる罪は重い。

 氷魔の楔よ穿て―――【氷の地獄(コキュートス)】!!」


 調子に乗って口の端をつり上げながら底冷えするような声で言ってみた。そのまま嘲笑して反転。路地裏に向かう。後ろは一切振り返らない。何故か?

 いや、血塗れの氷柱なんて見たくないし。精神衛生上良くないって。ちゃんと氷は血と一緒に空中に溶け出して水蒸気になるイメージをしておいたので問題無い筈だ。ささ、こんな死臭が漂う場所からはとっとと離れるぞ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


   戦闘終了


「撃破ボーナス」

・4000 EXP+800 EXP 5/5


「PVP勝利ボーナス」

・12500 EXP+2500 EXP 5/5


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





 いや、まあ、逃亡は完了したんだけどな?何かPK職からのギルド勧誘が増えたんだが?ハァ、もう時間だし変装解いて集合場所に向かうか。


 路地裏で識別阻害と変装を解いた。そして、早速LV.72プレイヤーからギルドに誘われました。勿論丁重に断りました。

 早いっての!!宿命なのか!?それとも呪いなのか!?

 お前等プレイヤー名の横に浮かんでるギルドマーク見えないの!?って、あっ・・・まだギルドマーク設定してなかった……今度、設定するか・・・

 気が付いたら噴水に着いた。時間は13時02分か。げ、ちょっと遅刻したな。


「あ..........ここですよー...........!!」

「お兄ちゃんこっちこっち!!」

「お兄さん此処ですよー。」


 フェイとミカヅキ?、ルュミ?

 えっと、何で2人が居んの?


「えっと、如何したんだ?」

「私達も狩りに同行します。」

「やるぞーー!!」

「と言いたい所なんですけど、」

「2人共.........出て来て.........」


 フェイの一言の後、物陰から2人のプレイヤーが現れた。


 片方は身長165㎝位で黒髪、黒目の男だ。黒目なのだが一部だけ、眼球の中心だけが赤だ。何というか物凄く禍々しいな。武器は大鎌か。どんな職業だ?


 もう片方は女だ。髪の色はクリーム色、目の色は白?金?兎に角、良く分からないが凄そうだ。身長は167㎝程で獲物は剣。と言う事は剣士か?細身でかなりの美人だ。


 2人共が全身初期装備だから初心者か?折角なので識別を掛けておくことにした。


「【識別】、【識別】。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 「リデル」LV.2

種族:死神 プレイヤー

職業:死神/ユニークLV.1 

副職業:武器職人LV.1

主属性:闇・時空・呪・無

攻撃特性:斬・魔法

弱点属性:光・白・聖

弱点特性:打・突

主武器:大鎌

状態異常:無し


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 「*Shelo*」LV.2

種族:人間 プレイヤー

職業:勇者/ユニークLV.1

副職業:武器職人LV.1

主属性:火・光・無

攻撃特性:斬・打・破・撃

弱点属性:-

弱点特性:-

主武器:剣

状態異常:無し


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 えっと、死神に勇者?それ職業なのか?あと、弱点特性か・・・また増えたのか。

 それに!勇者の方!!弱点属性と弱点特性が「-」になってるんですが?え、無いの?ハァ!?


「お兄ちゃんコロコロ表情が変わってるね。」

「煩いほっとけ!それでその二人何だ?死神とか勇者とかふざけてるのか?それに弱点属性と弱点特性無しってチートか!!」

「いや、お兄ちゃんがチートとか言っちゃダメでしょ。」


 ミカヅキ、さすがにそれは心外だぞ。何回か死に戻ってるし。そんな時に黙っていた勇者の方が口を開いた。


「お、お、おぐ、ご、おご、ごめんなさいぃぃぃいいいいい!?」

「うお!?」


 ど、どもった、のか?噛んだ訳じゃ無いよな?さすがに今の噛み方は無いよな。うん。


「おい、てめぇ!姉ちゃんを苛めんじゃねえ!!」

「いや、苛めて無いからな!?」

「アアッ!?」


 姉も弟も面倒くせぇぇぇえええええ!!俺が2人に最初に抱いた心からの叫びだった。


 姉の方は無駄美人、残念美人、やれば大体(・・)は何でも出来る、コミュ障、ちょっと腐女子の設定です。

 弟の方は地味に器用、喧嘩口調、シスコン、取り敢えずシスコン、唯只管にシスコン、兎に角!シスコンを極め(ryという設定です。

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