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LUCK and MAGICIAN and KNIGHT the WORLD (運と魔術師と剣士の世界)  作者: 雪氷見♪
フリー『ユキのぶらり1日編』
37/96

LMKW35

 評価300P達成!!

[5日目]

 俺は家に帰って今日買って来た食べ物を広げた。食材アイテムも買ったがそれは広げていない。あくまで取り出したのは完成品のみだ。


 一通り眺めた後、一旦イベントリに戻した。アイスケーキなんかは解けたら最悪だし。

 俺も当然1人でこの量を食べきれるとは思わないのでユウと摩耶とミカヅキにメールを送る事にした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 「メール」


   新規作成


宛先:ミカヅキ、ユウ、摩耶

件名:(無し)

本文:お茶菓子を大量に買ったから皆で一緒に食べないか?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 まあ、こんな感じで良いか。俺はメールを送信し、待っている間キッチンでコーヒーを淹れる事にした。


 小鍋に水を入れ沸かしているとミカヅキから返信が来た。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 「メール」

7.

   返信


差出人:ミカヅキ

件名:行く!!!

本文:Re.今すぐ行く!!大体10分位!!お兄ちゃん私の分もちゃんと残して置いてね!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 相変わらずお菓子への食い気が凄い。そんな事を考えていると摩耶からもメールが来たようでウィンドウが開いた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 「メール」

8.

   返信


差出人:摩耶

件名:了解♪

本文:Re.今、ギルドの皆と狩りしてるから15分後位にいくね~(″v〝/


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 最後の絵文字は何だ・・・そんなツッコミを入れたくなった。


 気が付くとお湯が沸騰していた。俺は粉状にしておいたコーヒー豆をフィルターの3分の1程入れ、その上からお湯を掛けた。良い匂いがする。ふぅ、やっぱりコーヒーの匂いって落ち着くな。


 俺はフィルターに軽くお湯を掛けた後、1度コーヒーを流し台に捨て。もう1度上からお湯を注ぐ。今回はフィルターから飛び出さないギリギリ位までお湯を注いだ。そこにやっと・・・ユウからのメールが来た。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 「メール」

9.

   返信


差出人:ユウ

件名:(無し)

本文:Re.分かった行く、待ってろ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 何とも上から目線なメールだ。だが、誘ったのは俺なので此処は我慢しておこう。





「くは~……和むわ~。」


 俺はそんな事を言いながらリビングで淹れ立てのコーヒーを楽しむ。今回の豆は無難にブルーマウンテンだ。

 そして気が付いた。今回の会話、全員ログインしているのならチャットでも良かったんじゃ無いか?


・・・・・


 まあ、気にしないでおこう。そんな他愛無い事を考えているとインターフォンが鳴った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 「インターフォン」


   ON CALL?


   YES or NO


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 YESを選択する。普通に扉を開けても良かったのだがコーヒーを飲むの中断したくなかった。


『あ、繋がった!!おーい、お兄ちゃん!!開けてー!!』

『ん。許可出したから勝手に入って。』


 少ししてミカヅキがリビングのドアを開けて入って来る。


「お兄ちゃん!お菓子は何処?」

「まあ、摩耶が来るまで待てよ。」

「えー……折角急いできたのに~!!」

「ハァ、マシュマロで良いか?」

「やった~!お兄ちゃん大好き~!!」


 逆に言えばお菓子1つで嫌われるのかよ。俺はイベントリからマシュマロを2つ取り出して机に置いた。


「ん~ふわふわー!!」

「ふぅ。」


 ミカヅキは頬をリスの様にしながらマシュマロを食べている。俺もコーヒーと一緒につまんでいる。・・・美味いな。


 少しミカヅキと話をしているとまたインターフォンが鳴った。再び通話状態にする。


『あ、白君。来たよー。』

『許可出すから勝手に入って。』

『はーい。』


 摩耶に許可を出してまたコーヒーを飲む。まだユウが来てないけどお菓子食べるか。


「やっほー来たよー。」

「ん?何かテンション高いな。」

「今回ってケーキもあるんでしょ!!」


 そう言えば摩耶は大のケーキ好きだったな。忘れてた。


 俺は取り敢えずイベントリから今日買った大量のお菓子の内の1つの桜餅と御手洗団子を取り出す。


「はい、まず1品目の桜餅と御手洗団子。」

「おお、美味しそう!!誕生日じゃ無いのに良いのお兄ちゃん?」

「ああ、良いぞ。まだまだ有るからな。」


 1人1個ずつ桜餅を手に取る。まずピンクのお米の部分だけを食べてみる。うん、普通に美味しいな。あんの部分はどうかな?もち米と合った味だな。良いんじゃないだろうか。今度は軽く葉っぱの先と一緒に食べてみる。塩味がマッチしていて美味しいな。ふぅ、1品目から中々レベルが高い。


「ふぅ、美味かった。」

「お兄ちゃん、これ何処で買ったの?」

「東通りのお店。」

「え!!あそこってかなり高いんだよ!!」

「ちょっと臨時収入が有った。」

「臨時収入?」

「はい。ミカちゃんコレ。」


 そう言って摩耶がウィンドウを俺とミカヅキの方に向ける。ってチャットかよ!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 スレッド 『紅翼ひよくの銀少女様がマジ神すぎる件について(46)』


・1「最近ユキ様を見かけない!!」

・2「確かに」

・3「情報求!」

・4「前、3の町の外れで見かけた。」

・5「へー」

・6「はい、次。」

・7「何だよ、冷たいなー」

・8「どうせデマ」

・9「いやいや、マジだって」

・10「・・・・・」

・11「返事が無い。ただの骨の様だ。」

・12「勝手にナレーションすな!!!」

・13「はい、ストップ。」

・14「お疲れしたー」

・15「おつかれしたー」

・16「あざっしたー」

・17「だから、何処の収録現場だよ!」

・18「www」

・19「ナイスツッコミ」

・20「キレキレだな。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「?」

「ああ、ごめん。そこじゃ無い。」


 そう言って摩耶はウィンドウを自分の方に戻して。下にスクロールした後、俺達にもう1度見せてくれた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・229「!!!」

・230「コロシアムでユキ様発見。」

・231「だーくそ、ユキ様だと分かってたら間違いなくユキ様に賭けてたのに!」

・232「あほかそうなるからユキ様は黄泉の衣被って出場したんだよ。」

・233「だよな。」

・234「ですよねー」

・235「うわー瞬殺。」

・236「ユキ様マジTUEEEEEEEeeeeeeeee!!」

・237「そうだよな。」

・238「運営。もうちょっとゲームバランスという物を考えた方が良い。」

・239「女の子跡形もねえ。」

・240「女の子って2丁拳銃の?」

・241「そうそう。」

・242「多分もう消滅済みなだけ。砂煙で見えなかったんだと思う。」

・243「俺はあの子も頑張ったと思う。」

・244「まあ、ユキ様相手に善戦した方じゃないか」

・245「よし、2つ名決めるか。」

・246「お、良いな!!」

・247「何にする?」

・248「でもユキ様、魔銃使いに指で作った銃で勝つとかまじスゲー」

・249「ww」

・250「確かに」

・251「ぱねえ」

・252「また、新たな伝説が生まれたな。」

・253「そうだなぁ」

・254「wwwww」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 お茶会は次回に続きます。

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