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LUCK and MAGICIAN and KNIGHT the WORLD (運と魔術師と剣士の世界)  作者: 雪氷見♪
フリー『ユキのぶらり1日編』
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LMKW34

[5日目]

 3つ目のアイテムは魔法の金槌だ。効果は武器の攻撃力を叩いた数だけ下げ、耐久値を叩いた分だけ上げるという物だ。一見して大した事の無いようなアイテムだが俺には途轍もない価値が有った。

 このアイテムが有ればギルシュヴェルグに2重付加(エンチャント)が出来るのだ。俺は30,000Gでそのアイテムを購入した。


「毎度アリー!兄ちゃん、また見に来てくれよー!」


 店主の陽気な声を背中に聴きながら俺は次の店に向かう事にした。




 さて、次はどの店に行こうかな?


・・・・・


 そう言えば初めてフェイが来た時に出す物が無くて困ったんだよな。飲み物はフェイからハーブティーを分けて貰うとして、お茶菓子でも探すか。余談だが今は黄泉の衣を着ていない。特に必要ないしな。


 そう思って大通りを回って見たのだがそれらしいお店が無かった。1軒くらい在ると思ったんだけどな。そう思ってさっきのお店の店主に聞いてみると「食材や素材は東の通りの方が良い物が多い」との事らしい。




 早速、俺は東通りに来てみた。ホントに食事処や喫茶店が多い。取り敢えず俺は一番近くにあった和菓子屋さんに寄ってみた。


 「いらっしゃいませー」


 このお店の売り子の人はNPCだが、所有者はプレイヤーらしい。NPCって雇う事も出来るのか。知らなかったな。


 「今日は何をお求めになりますか?」


 ガラス棚に並べられている和菓子を見て行く。どれも美味しそうだな。取り敢えずお試し感覚で桜餅と御手洗団子を5つずつ買っておいた。


 「桜餅5つで2,500G、御手洗団子5本で2,500G、合計5,000Gに成ります。」


 目の前にウィンドウが開く。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


   購入しますか?

   代金=5,000G


   YES or NO


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 YESを選択。これは安いのか?まあ、取り敢えずお試しだしな。


 「賞味期限は2日なのでお早めにお食べください。」


 これは常備用の茶菓子には向かないな・・・さて、今度は何処を見ようかな?




 俺は何も考えず東通りをぶらつく。うーん、何処も美味しそうなもの売ってるんだよな。次は何を買うか・・・


「お兄さん、お兄さん見て行かないのです?」

「ん?」


 後ろから急に声を掛けられた。振り向いて見るとそこにはかなり大きな武器屋が在った。そしてリーアが居た。


「ああ、リーアか。どんなのが有るんだ?」


 少しどんな物を作っているのか興味が湧いたので立ち寄る事にした。


「お兄さん?何でリーアの名前知ってるのです?」

「え゛?お前気付いてないの?」

「何をなの?」


 ストレージから黄泉の衣を取り出して見せる。


「あー!!お兄さんは49番の人なの!?」

「ああ。」

「LV. 60 も有ったなんてビックリなの・・・」

「さっきは本気でやって悪かったな。」

「だ、大丈夫なの・・・ぜ、全然恐くなんか無かったの!!」


 言葉とは反対に思い出したのか震えながら縮こまってしまった。あー、やっぱりやり過ぎたな。兎に角、話題を変える事にした。


「それで?銃使ってたけど。あれはリーアが作ったのか?」

「そうなの!見てみるのです?」


 ごそごそと太ももの辺りからリーアが銃を取り出す。無駄に本格的だな色んな意味で。取り敢えず銃を突いてウィンドウを出してみる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『シュナイダ07』(魔法拳銃)

ステータス:攻撃力+33 

付属効果:弾速上昇

耐久値:86/120


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『シュナイダ09』(魔法拳銃)

ステータス:攻撃力+49 

付属効果:弾速上昇 弾道補正

耐久値:113/120


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 強いな・・・


「リーア、武器職人のLV幾つだ?」

「43なのです?」

「まじか・・・」


 武器職人としては勝てないな。その後、他の武器も見せて貰う。


「これが店で1番の売れ筋の短剣なの!!」

「へー。」


 良い武器が作れたらスキルの武器複製で増殖させるらしい。因みに武器複製で作れるのは元の武器の7割の性能の物だ。しかも複製できるのは自分が作ったもののみで10回の回数制限もついている。万能では無い。


「見せて貰うな。」

「ハイなのー!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『シュヴァルツ・ピラー(複製)』(短剣)

ステータス:攻撃力+49 

付属効果:通常攻撃攻撃力上昇(小)

耐久値:100/100


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「俺も武器職人のLV上げないとな・・・」

「お兄さんも武器職人なの?」

「ん?ああ。」

「仲間なのです~!!」


 リーアが手を掴んでブンブン振って来る。少し腕が痛い。


「改めまして『リーア』なの!!よろしくなの!!」

「ん、『ユキ』だ。」


 折角なので今回はしっかり自己紹介する事にした。


「え、ええ!?ユキさんなのー!?」


 突然フリーズしたと思ったら、リーアが狼狽しだした。次は何だろう。一緒にいて飽きない子だな。


「ファンなの!サイン欲しいの!!」


 そう来たかー……

と言うかそれなら何で焔翔(ひしょう)使った時に気が付かなかったんだろうか?

 うーん。結局、考えても答えは出なかった。もちろんサインは断った。


「はぁ、残念なの。ユキさんは神出鬼没で有名だから前からサイン貰いと思ってたのです。」


 うわあ、めんどくさい。このままだとサインを書かされそうなので俺はリーアのお店を後にした。




 色々あったものの本題のお茶菓子探しに戻る事にした。早速チョコレートのお店を見つけた。取り敢えず此処でもビターチョコ、ホワイトチョコ、イチゴチョコ、ウィスキーボンボンを5つずつ買った。合計で10,200Gだ。


 次にケーキ屋さんを見つけた。此処ではショートケーキ、チョコケーキ、ブルーベリーケーキをホールで買った。28,700Gした。


 今度、見つけたのはアイスクリーム屋さんだった。チョコ、レモン、グレープ、ココア、柚子を6つずつ3段で計10パターン作ってもらった。ついでにアイスケーキも買った。金額は35,600Gだ。


 最後にコーヒーを淹れるセットと粉を買った。粉の種類はキリマンジャロ、グァテマラ、ブルーマウンテン、モカの4つを買った。合計で68,840Gだった。


 ふぅ、疲れたけど良い買い物を出来たな。俺はホクホク顔で2の町の家まで帰ったのだった。現在16:57。


 寝坊した~!!ゴメンナサイ!今日はもう1話更新します。

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