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アンの評価

目の前で消えたユウヤを見てアンの父に驚きは無かった。

あの場で放った殺気を見れば転移位可能でも不思議ではない。

アンは、白銀の私とブロンドの髪をした人間の妻との間に生まれた娘だ。

それなのに赤い髪に白色の瞳というどちらにも似てない容姿。

血を吸う事もせず、飲むことも好んでしない。

私の血がアンは吸血鬼だと告げているのだから、アンが私の娘だと疑うことも許さない。

そのため私の従者数名と一緒に移住させて目に入らないようにしたのに。

私より、そして誰よりも強力な眷属を抱えて吸血鬼会議に参加してきたのだ。


血の女王は震えて席を立てずにいた。

不死性を持つ吸血鬼の中でも血の女王は特別、死の恐怖に縁がなかった。

それがアンをからかった瞬間、明確に死を感じたのだ。

始祖様が止めて下さらなかったら私は死んでた。

あの眷属化け物じゃないの・・・。

血の女王はアンをからかうのをやめようと決意したのだった。


吸血鬼の始祖は血の女王を見ながら思案をする。

ユウヤは危険だ。

アンがどうやって彼を眷属にしたのか判らないがあれはやばい。

昔闘った使徒を彷彿とさせる。


他の5人も伊達に魔王の討伐された世で生き残ってはいない。

アンが一目置かれるようになったことを、知らないのは本人だけ。

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