閑話休題2!魔法中女プリティー☆彡キララ
お疲れ様でございます
本日、暑くて、うだっておりました
外で動き回ったら、汗が引かないです
脳ミソが少し茹ったりしてませんかね?
こいつが機能しない事には、私は書けません
それでは本日のキララ、どうぞ
北浦和にある、とあるマンションの4階、そのベランダ―――
カラカラとその扉を開け、アキラを担いだキララが、カーテンをめくる
部屋は、真っ暗である
とりあえずアキラを下ろし、部屋の明りを点ける
「…アキラさん、大丈夫?」
ただぐったりしているどころか、呼吸が止まりそうに見える
そういえば肩を貸して飛んでいる間、少し体温が低いように感じた
辛うじて、左手を上げてサムズアップしてみせるが、その手がガクンと落ちる
いかん、死にそう―――
取り急ぎ、自分のベッドにアキラを寝かせる
洗面器に氷を入れ、よく冷えたタオルを、絞る
そっとアキラの額に乗せながら、ふと、サングラスが無い事に気づく
この人、こんなに優しい目つきだったんだ―――
切れ長かつ、垂れ目、
子供や子猫を眺めている時のアキラの目は、慈愛に満ちている
そう、アキラとは、優しい
その戦いの数々―――
断固たる決意を以って、全ての敵を討ち果たしてきたその行動の背景には、こんな想いがある
誰かにとっての、大事な誰かを守る為―――
アキラとは、人間性を捨てて鬼になる為に、サングラスを掛ける
掛けた瞬間から、スイッチが入るのだ
そうなってしまうと、もはや敵を人間とは見做さなくなる
何の罪も無い者達が、子供が、犯罪者達の手によって、殺される
こういった行いが事実であると知った瞬間、アキラの怒りと闘志は、爆発する
そうなってしまったアキラを止められる者など、地上にはいない
悪党の親玉を拳で半殺しにし、車に括りつけて引きずったりする
あと動けないように縛った敵に重い物を持たせ、手が落ちれば手榴弾が爆発するようにしたりする
キララはまだ知らないが、この男の正義の心とその力は、世界にとって必要不可欠なのだ―――
アキラの額のタオルを、何度も冷やしては当て直す
時折、苦しそうに呻くアキラを見ては、オロオロしている
夜半を過ぎ、アキラの容態が少しずつ落ち着いてきた
まだ少し呼吸は荒いが、この分なら、どうやら回復するだろう
―――その頃、アキラの魂は、冥府を彷徨っていた
岩と石礫しかない、殺風景な世界―――
なんだ、ここは
ひょっとして俺は、地獄にでも堕ちたのか
ふと、気配を感じて振り返ると、後ろに誰かいた
「よう、面白い人間がいると聞いたんだが、中々大したものよな」
ニンマリと嬉しそうに、その誰かはアキラを眺めて笑っている
「誰だ、あんたは。俺は元の世界に帰りたいんだが、道を知らないか?」
アキラが気配を掴むのが、遅れる
今までは無かった出来事に、アキラは内心動揺している
「ワシか。四天王が一人、毘沙門天と言えば分かるか?お前の事を、えらく気に入ってしまったもんでな。ワシの力を貸してやらんでもない」
政治と野球の話は、しない
公に対し、物申す者の暗黙のルールですが、今回はちょっとだけ言っちゃいます
そろそろ、ウクライナが勝つぞ!!
では、おやすみなさい




