特訓!魔法中女プリティー☆彡キララ その5
如何お過ごしでしょうか
貴方のその時間が、佳きものである事を願います
私ですか?
ええ、いつも通りです
外飼いのネコスの声を聞いて、Xで物申して、ロシアとかコイツ等マジで許さんよな、とか思いながら原稿書いてます
歌など練習し、愛する方に聴かせる日に備えております
それでは本日のキララ、どうぞ
どうやら、この男は、どうなっても死なないらしい―――
腕を組んだまま上昇し、グリからステッキを受け取るアキラ
他のメンバーは、それを呆然と見つめている
「お前達に何が出来るかは、分かった。それを踏まえて、フォーメーションを考えておこう。純平にはスナイパーとしての動きを教える。…今日はもう、休ませてくれ。意識が飛びそうだ」
死なないとはいえ、全くの無事という訳でもないらしい
その辺を歩いている酔っ払いのように、フラフラしては、首をガックンガックンさせている
あ…そんなに平気じゃなかったんだ
見ていたメンバー達は、アキラが見せた人間らしさに、ちょっとだけ安心感を覚えた
化け物って訳でも、ないかも知れない
出来れば、そう思いたい
「ン。今日はもう、解散しよう。アキラも限界みたいだし。ステッキは手元に置いておいてね。それで夕方くらいには連絡するから。ハイ、じゃあ、かいさ~ん!」
実のところ、アキラだけではない
グリも、さっさと帰ってしまいたいのだ
何百年ぶりだろうか―――
手垢臭さが抜けて、爽やかな気分、まさにヘブン―――
玉露の薫りも、気に入った
アキラを部屋まで送って、お茶を分けて貰おう
今日は、その薫りに包まれて眠りたい
ちなみにであるが、魔法生物とはいえ、グリにも睡眠が必要だ
意識をハッキリと保っていられるのはせいぜい24時間程度であり、そこから先は、機嫌が悪いサラリーマンのようになる
八つ当たりを、始めてしまうのだ―――
もちろんの事、そうならないように、グリは気をつけている
だが、グリの陰湿な嫌味と呪いをその身に受けた魔王城の者達は、知っている
そうなってしまった時のグリには、近寄っては、いけない
人前でウ〇コを漏らす羽目となり、泣きながら魔王城を去った者もいる
機嫌一つでそういう真似を始める
グリとは正に、悪魔である
「じゃあ、また明日デス。帰ってクロの面倒見てあげないとデス」
笑顔で右手をチョイチョイと振り、タマルが南浦和の自宅方面へと飛んで行く
もう既に、飛ぶのには慣れたものであり、その動作には淀みが無い
「俺は、もう少しここで練習してから帰ります。まだ、十分に力を使いこなせている気がしないんです。多分、もっと速く飛べるし、もっと正確に撃てると思います。アキラさんのレクチャーを受ける前に、出来る事はやっておきたいんです」
家族と家、近所の幼馴染達を守る為―――
その使命に燃える純平は、やる気である
「ウン。頑張ってね。じゃあぼく達は帰るね。また明日」
パタパタと手を振って、グリはキララとアキラに続いてその場を去ってゆく
キララは、ヘロヘロのアキラの腕を肩に抱いて、とりあえず自室へと向かう
嗚呼、こんなになって可哀想―――
私が、面倒見てあげる―――
飛びながらアキラの顔を覗き込む今のキララの表情は、女帝様のそれではない
天使
まさに、天使である
お前、バファリンかよ
成分の50%以上が、優しさ
残りは、性欲
そんなキララがアキラを抱え、北浦和の自宅を目指す
今、キララが考えている事―――
どうやってアキラを介抱して、その気にさせるかである
キララは、押し倒されたいのだ
うーん
先日から、お腹の具合が良くありません
何か、バイキンの発生源が身の回りにあるのでしょう
こんな暑さです
菌の発生は、あっという間です
皆様も、お気をつけ下さい
それでは、おやすみなさい




