特訓!魔法中女プリティー☆彡キララ その4
お疲れ様でございます
ンー
最近、兄に会ってしまったせいか、そういえば一緒に遊んでないなー、とか思っています
同じくゲームが趣味で、兄は地球防衛軍5の先輩でもあります
ご家族がいらっしゃる方は、大事にしてあげて下さい
多分、喜びます
それでは本日のキララ、どうぞ
力を溜めるイメージ―――
なるほど、こういう事か
純平の持つステッキに、猛烈な量のエネルギーが、溜まってゆく
既に、原発一基分はあるだろう
だが、まだ上限を感じない
そのまま純平は、更に力を溜めてゆく
そして同時に、王冠の力でアキラの動きを見定める
どうやら、どう狙ったところで当たる事は無いらしい
撃った瞬間に、アキラはその身を捩って、銃弾を躱す
ならば、次射だ
その先、その先を読み、純平はアキラを追い詰める手順を探す
もう、押さえきれない―――
星、一つ分の瞬き―――
限界まで力を溜めた純平が、一射目をアキラに向けて放つ
当然、全力ではない
避けられる事は、事前に承知だ
軽く撃った弾丸を、アキラは事も無げに躱す
二射目が放たれる
これも余裕で躱す
だが、アキラには見えていなかった
二射目とほぼ同時に、アキラが躱す方向へと、三射目が放たれていたのだ
「チッ!!」
余裕だったアキラが、本気になって躱した
それほど、危なかったのだ
そしてこの、四射目こそが純平の本命である
王冠が伝えた未来では、この四射目は避けられない
溜めた力の、一割ずつで三発撃った
残りの全ての力を以って、四射目を放つ―――
コォオオオオオオオオオン…
びっくりして、飛び起きた者、多数
とんでもない音響が、多県にまたがって響き渡る
眩い光が、アキラに向かって、走る
「…ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
これはもう、避けられない
覚悟を決めたアキラは、全力のガードで耐える構えだ
数秒ほど、焼かれただろうか
眩い光が、空の彼方へ消えた頃、アキラの上半身は無くなっていた―――
地上へドサッと落ちる、アキラの下半身
「…えっ!?」
撃った純平の、顔面から血の気が引いていく
いや、撃って来いって言ってたし
殺人罪…?
地上に落ちた、アキラの下半身を見る
純平の思考は固まり、現実を否定しようとしている
「わあ、大変だー」
パタパタとグリが飛び寄り、アキラが変化させておいた蘇生の杖を持つ
そう、アキラは万が一に備え、そのプリティー☆彡ステッキを蘇生の杖に変えておいたのだ
グリが、アキラの下半身へと杖をかざす
眩い光がアキラを包み、次第にその体を再生させてゆく
起き上がり、手首をクイクイさせて体の調子を確かめるアキラ
「…危ないところだった。礼を言う、グリ」
今起きている事が、信じられない
他のメンバーは全員、口を開けて言葉を失っていた
毒島アキラ―――
自分で書いておきながら、こいつメチャクチャだなとか思って笑っております
お楽しみ頂けたなら、私も満足です
それでは、おやすみなさい




