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侵略!アルバン独裁王国!その7

お疲れ様でございます


ネコスって何考えてるんだろう?


たまに思うのですが、どうやら遺伝や育った環境といった要因で大分違って来るみたいです


野良気質だと反射的な反応が多いですし、何代か人に飼われ、生まれた頃から人に育てられた子だと考える事が出来てます


考えてみたら人間も似たようなものですね


さておき、本日のキララ、どうぞ

大きく柔和にゅうわな瞳、整った顔立ち ―――


真っ白な肌、どこそこ跳ねた金色の長い髪 ―――


そしてそのおっぱいは、息が止まる程に見事である



「どうも初めまして、ユステールが娘、テレジアと申します…ゴリオス様、ダリ様、ご機嫌よう…」



スカートのすそを持ち上げ、優雅に一礼するテレジアをガン見しているダリ ―――



ヨーシヨシヨシ…見たな?…見ているな?…


そのままだ…そのまま真っ直ぐ行け…



横目でダリを見ているユステールの顔は、少々不純である



「国王ゴリオスだ。初めまして、テレジア殿」


立ち上がって握手を交わす二人 ―――


それに続いてダリも握手を交わす ―――


「どうも初めまして、宰相のダリです」



ターゲットのその男を前にして、テレジアアイによるチェック、走る ―――



ふむ…胸にしか目がいかない下卑げびた男ではない…


本当は見たいのだが、意図的に視線を外している ―――


性格は良さそうね…そしてこの控え目に手先だけを握る握手、レディに対する行儀を知っている紳士だわ…


なるほど、若くして宰相に至っただけの事はある…


お父様の仰る通り、これは有望株ね…



今までに何度もお見合いをした事のあるテレジアは、男を見る目を身に着けている


お父様が拝んでコイツと結婚してくれと頼んで来た男でも、テレジアの絶対お断りセンサーが働くとその話は水に流される


今回はどうやら、ダリはテレジアのお眼鏡にかなったようである



「ダリ様のご趣味は?」


お見合いかよ?…


お見合いである


「ええ…そうですね、しばらく地上で過ごしていたんですが、そっちではドラマやアニメ、漫画を見ているのが好きでした。冥界には無い名作揃いばかりで、見ている時間はあっという間に過ぎたものです」



なん…だと…?



それはテレジアにとって、殺してでも奪い取るレベルの関心事である


なんとか平静を装ったテレジアは、微笑みながら話を続けた


「まあ、それはそれは…わたくしもなんです。お気が合いますこと…ちなみにどんな物語がお気に召されましたでしょう?」


「はい。死神坊ちゃんと白メイドといってですね、触ると何でも命を奪ってしまう少年と、彼のメイドが恋をする物語です。こんなに好きなのに、触れることが出来ない、と。その切なさが心に響きました」



ダァン!! ―――



唐突に握りこぶしでテーブルを叩きつけるテレジア ―――


「それはどうやったら見れるんですか?」


「アッハイ…地上のアキラさん家に行けば…」



ハラハラしているユステール、びっくりしているゴリオスを置き去りにして、ダリとテレジアはアキラん家へと向かった


城の内装工事や物資の搬入をしているアキラがその辺にいた為、5分で到着 ―――



「あれ、ダリどしたの?」


「やあザムダ。今日はこちらのテレジアさんにアニメを観させたくて」


「お初にお目にかかります、テレジアと申します。ザムダさんですね」


「あ、どうも。アタシはちょっとベルタを連れて買い物に出て来るから。何か欲しいものある?」


現在のベルタの楽しみは、一緒にスーパーに行って駄菓子コーナーで何か買って貰う事なので日課になっている


「いや、特には。あ、多分長くなるから夕飯お願いできる?」


「オッケー。ベルタ、行こ?」


「あーい!」



それからダリとテレジアは、アキラん家の一室に入ってアニメを見始めた ―――



食い入るようにPCの画面を見つめ、ビタいち動かないテレジア ―――


日々の疲れが溜まっており、お布団をチョイスしたダリ ―――



夕飯のバジルチキンが出来たが、呼んでも二人とも来ないのでザムダはラップをかけて置いておいた


アキラは帰って飯を食うと、シャワーを浴びて再び仕事に向かった


さっさと終わらせたいのである



「まさか…地上にはこんな作品が…私は世界を知らなかった…」


テレジアが持っていたハンカチは、既に涙でズブ濡れになってしまった


空腹も喉の渇きも忘れ、夢中で見入っていたテレジアだったが、果たして根性の限界が訪れ、突然ガタッと机に突っ伏した



「おーい。ゴハン食べないのー?」


ベルタと一緒にシャワーを浴び、これから二人でお休みのザムダがそっと部屋をのぞいてみたところ、ダリぐっすり、テレジア討ち死に、といった様子であった



PCでは、観る者のいないアニメが再生され続けている ―――

後日譚・精霊界 ―――


イシュヴァルドは遂にホロンの解析を終え、今の能力のON/OFFを自分の意思で切り替えられるようにする方法を見つけました


その為にはまたアキラの膨大なパワーが必要となりますが、最近アキラは築城などの仕事で疲れています


ウン…


もうちょっと待った方がいいかもね…


ホロンをソフィに会わせてやりたいイシュヴァルドですが、その日はもう少し先になりそうです

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