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閑話休題!ホロン、目覚める!

お疲れ様でございます


なるほど、


生き埋めになってしまった場合、まず上に向かって掘るのはNGだそうです


正解はまず下に掘るそうです


穴にオシッコをして砂が緩んだらそれを踏んで空間を作ってやると、上に掘った穴から落ちてきた土で窒息する事を防げるんだとか


まあ多分一生使わない知識です


さておき、本日のキララ、どうぞ

「ただいま~」


「あ、お帰りなさいイシュヴァルド様。うたげは如何でした?」


「ウン、楽しかったよ。懐かしい友人にも会えたしね。さて、プルスももうお休み」


「はい。あとホロンなのですが」


「どうかしたの?」


「様子が変というか…今は寝てるんですけど。ちょっと見てみて下さい」



何事?とイシュヴァルドがホロンの所へ行ってみると、脈打つようにホロンの胸から全身へ微細な光が流れていた ―――



ンー…見たこと無いね…


はて、どういう事なんだろう?…



「ホロン?ホロンよ」


ゆっくりと目を覚ますホロン ―――


「…あ、イシュヴァルド様」


起き上がってぺこりと挨拶をすると、ホロンの目にも自分の体がどうなっているのかが目に入った


「なんだかホロンの体がおかしいって聞いて見に来てみたんだけど、調子はどうだい?」


「まだ少し眠いです」


「ウン、起こしてごめんね?どこか痛いとか体が変だとかない?」


「はい、大丈夫です…あの、イシュヴァルド様、この体はどういう事なんでしょう?」


「ウン、私の方が知りたいっていうか、分からないんだ。何か寝る前と今とで違いを感じるかい?」



立ち上がって体や両手を眺めていたホロンが、ふとイシュヴァルドの方へと人差し指を伸ばす ―――



よく意味が分からなかったが、同じようにしてチョンと指を合わせてみるイシュヴァルド


「…」


「何かな?」


「イシュヴァルド様がお会いになりたいのは、この方ですか?」


再びホロンがイシュヴァルドに触れると、ある人物のイメージが流れ込んできた


小刻みに震え始めるイシュヴァルド ―――


「…アムストラウス!…その通りだホロン、何故分かった?」


「イシュヴァルド様やいろんな方が楽しそうにしているところのイメージが流れ込んで来ました。あ、あとソフィのお父さんもいました」



確かに疾風もあの宴の場にいた…


どうやら触れることで私の記憶を読んだ、という事か…



「その方なら、今こうしています」


ホロンが触れると、石と一体化して鎖でガチガチに縛られ、封印されているアムストラウスの姿が脳裏のうりに浮かんだ


真っ暗な石造りの部屋、何人なんぴとたりとも触れるべからずと刻まれた文字、鎖からは水滴がしたたり落ちている



なんてことだ!…


アムストラウスは封印されていたのか…



「ホロン…ここがどこだか分かるか?…」


「あっちです」


あっちと言われても、精霊界と他の世界では色々と軸が違うので分からない


「場所は分かるんだな?着いて来いホロン」


やしろの転移装置から、とりあえず冥界へと降り立つイシュヴァルドとホロン ―――


ホロンが指差したのは、魔界の方向だった


「魔界か…確かに魔界の災厄とされた我等4人だ、封印されるのも道理という訳か…ありがとうホロン、今日はもう帰って寝よう」


「はい」


とりあえずその場は社へと戻り、ホロンを寝かしつけるイシュヴァルド


部屋に戻るとそこにはプルスがいた



「お帰りなさい、イシュヴァルド様。あの、一体」


「プルス、我が名において命ずる。さっき見聞きしたもの、ホロンの一切を他言する事を禁ずる。もしたがえれば、私は君を消滅させる」


「あの…何故…」


にわかに震え始めるプルス


「知らない方がいい。精霊界と四界の為に、忘れてくれ」


「承知致しました…」



草花の上に身を横たえ、考え事を始めるイシュヴァルド ―――


アムストラウスの救出、ホロンの能力…


何をどうすべきかをあれこれ考えているうちに、イシュヴァルドは眠りに落ちていった ―――

しまった…


アムストラウスを本編に早く出したかったら、まずこっちを一通り書いてしまわねば…

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