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訓練開始!カザロフ兵団副団長!その3

お疲れ様でございます


なんか鼻水が出るし寒気がする…


そう思っていたら、どうやら普通に寒かった模様です


まだ暖房要りますね


さておき、本日のキララ、どうぞ

マップによると、北側にシグナス陣、南側にワイス陣


三本の道があみだクジのように繋がっており、最短ルートはこの平坦で広い中央の道である


西側の道は高低差やぬかるみがあり、東側の道は大きく何度も蛇行しているうえに道が狭い



狼煙のろしの合図に、まず立ち上がったのはワイス ―――


「さあお前達、合戦のときだ!かかれ!!」


「「ウオオオオオオオオオオオオオオオ!!」」


まず見張りの10名が駆け出し、続いてB軍、馬車とA軍は蛇行している東ルートのさらに東へ進んで行った



次に立ち上がったのはシグナス ―――


「さあ、時は来た。我が勇士達よ!勝利と栄光を我等に!行くぞ!!」


「「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」」


まず駆け出したのは3人ずつの小隊が多数、残りは馬車の周辺に展開し、馬車が敵部隊に遭遇そうぐうしないルートを探る



しばらくして最初に敵影を確認したのは、ワイス軍の見張りだった ―――


速攻で本陣へと駆け戻り、ワイスへと報告する


「報告!中央北寄りからシグナス軍3名接近中!一人はたいまつを持っています!」


「良し!配置に戻れ!」


「ハッ!」



3人?…少ないな…


おとりか?…


たいまつって事は、馬車狙いだ…


こっちからも狙われる事は想定済みだろう、つまり敵の馬車は下手には出て来ない…



「報告!西側からシグナス軍3名接近中!一人はたいまつを持っています!」


「良し!配置に戻れ!」


「報告!中央から東側への道にシグナス軍3名を発見!一人はたいまつを持っています!」


「良し!お前はここで待て!」


「ハッ!」



どうやら見えてきた…


3人ずつの部隊を手広く分散させて、こっちより先に馬車を見つける気か…


だがその3人というのがどうにも甘い…


シグナスよ、一つ勉強させてやろう…



「B軍へと伝令!敵馬車は来ない!敵少数の部隊を発見次第、速やかに殲滅せんめつせよ!伏兵の恐れ有り、深追いはするな!」


「ハッ!」


戻って行った伝令はB軍にこの事を伝え、やがて中央付近ではシグナス軍の殲滅行動が始まった ―――



「…なあ、この先の道は止めとかないか?嫌な予感がする」


「何言ってんだお前、さっき別の部隊に会ったろ。俺達はこっちの探索だ」


「そうだ、それぞれ役目ってもんがあるんだ。怖いから嫌です、で通る兵士かよ」


「…お前ら、盗賊に襲われた事はあるか?俺はある。なんか沢山の目から狙われてるような…あの時と同じだ…」


男が言い終わるやいなや、20人のB軍が草むらから立ち上がって3人を囲んだ ―――


「安心しろ。俺達は盗賊じゃなくてワイス軍だ。武器を捨てて両手を挙げろ。さもなくばお前らの頭に三段重ねのたんこぶを作ってやる」


「…だから言ったじゃないか…」


武器を捨てて投降したシグナス兵3人は、両手を縛られて猿轡さるぐつわをかまされた ―――



そうして何人ものシグナス兵が投降したりたんこぶを作られたりしていく中、残ったシグナス兵達は違和感を覚え始めていた ―――



おかしい…


もうこれだけ探しているというのに、まだ馬車は見つからないのか?…


それにさっきからずっと味方の部隊を見ていない…


無事だったなら、もう何度か会っているはずだ…



「報告!B軍より伝令!討伐したシグナス兵は現在24名!」


「良し!A軍へと伝令!馬車を率いて中央から敵陣を突破せよ!」


「ハッ!!」


「B軍へと伝令!中央でA軍と馬車に合流し、敵本陣を目指せ!」


「ハッ!!」



ガサガサと草むらをかき分け、ワイス陣最奥の東側から姿を現す馬車 ―――



アッ!!いた!!!…


こんな所にいやがったのか!…



シグナス軍3人がようやくその姿を発見するも、時既に遅し


20人のA軍に護衛されながら、馬車は中央の道へと進んで行く


「オイどうする?俺達3人だけでやるか?…」


「いや、無理だ。捨て身で上手い事たいまつを馬車に投げ込めたとしても、あいつらはすぐにそれを捨てて火を消しちまうだろう…ここはチャンスを待つんだ」


「ちきしょう、近くに味方はいねえのか?」


隠れたり、辺りをキョロキョロしたりしながら馬車に着いて行く3人だったが、そのうちさらに20人が馬車の護衛に付いた


悔しいことに、3人は馬車が悠々(ゆうゆう)とシグナス本陣に到着し、そこから狼煙が上がるのを指をくわえて見ているしかなかった



「さて、みんな戦術訓練お疲れ様。シグナスはなんで負けたか分かるかい?」


「いえ、ニルス殿。まだ何も分かっておりません…」


「じゃあこのメモをあげよう。丘の上から見てて両軍がいつ、どう動いていたのかを書いてある。これを読んで来るのが今日の宿題だ」


「ハッ!精進致します…」


「ワイスはお見事。状況の分析も指示出しも的確だった。今回は言う事ナシだ。今日はこれで皆と一杯、って来ると良い」


ジャラッと音がする袋をワイスに渡すニルス ―――


「お褒めにあずかり光栄です。これにおごる事なく、精進致します」



あっ!…


これって、勝った方がお小遣い貰えるんだ…


負けたシグナス軍の兵士達は、恨めしそうである



「では酒場に行くぞ、皆の者。酒より金の方が良い者はここで受け取って帰るがいい。銀貨一枚だ」


そうしてしばらくすると、ワイス達は全員部屋から出て行った ―――



これはニルスの策であり、この為に私財の一部まで投入している


そう、戦争とは勝てば天国、負ければ地獄、絶対に敗北など許されないのである



今日の訓練に参加した者達は、結果と身をってその一端いったんを学んだ ―――

後日譚・最近のはっちゃん ―――


もうそろそろ、産まれるんじゃなかろうか…


期待半分、心配半分で家の中を無駄にウロウロする事が増えました


最近の氷雨さんの趣味は、会話中に急に黙ったり、急にしゃがみ込んだりする事です


別になんともないのですが、心配されると嬉しいのです

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