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訓練開始!カザロフ兵団副団長!

お疲れ様でございます


なんとか復活した男


やっぱり風邪とかに備えて、ゼリー状のヤツを常備しておくのをお薦めします


おかげでギリギリ耐えました


それでは本日のキララ、どうぞ

「どうしたベルサリオ、アラン!遅れているぞ!」


「無理を言ってくれる…俺はそもそも狩人なんだ、馬なんて」


そこまで喋ったベルサリオは、馬が少々跳ねたところでガブッと舌を噛んで黙った ―――


「俺も馬なんて乗るの初めてで…アッ…アッ、ポチさん、落ちる…」


ズルズルと馬の鞍から滑り始めたアラン ―――



副団長候補の5人は朝からの用兵講義を終え、現在は馬術の訓練中である


シグナスの馬術は堂々たるものであり、最早教える事など無い


キュレーネは飛べるので、危なくなったらちょっと飛んでいる


ワイスは愛馬のナイトストーカーを召喚しており、膝だけの操作で両手にはでかい鎌を持っている


ちなみに馬は全身ドクロで所々から悪霊が噴き出しては消えており、目には青白い炎が浮かんでいる



「どう、どう!では一旦ここまで!シグナスとワイス、合格!もう馬術の訓練は要らない。ニルスの所に戻って戦術訓練だ。他の3人は続けて馬術訓練、あとキュレーネは飛ばないように」


「はい…」


「ていうかポチさん、ここでも合格とか不合格とかあるんですか?」


「そうだ。モタモタしてると他のメンバーはどんどん先に進むぞ」



なんてこった…


5人の中に入れば俺の勝ちとか甘かった…


俺は馬術をマスターしなければならない…今すぐにだ…



「ポチさん!何で俺が馬から落ちそうになったのか、教えて下さい」


「そりゃあぶみから足が抜けてたからだよ。あと膝を使って、くらをしっかり締めるんだ。ちょっと見せてみろ」


ポチがアランと馬を確認してみたところ、鐙の高さも、鐙と靴のサイズも、鞍と馬のサイズも色々おかしかった


ウン…


これじゃちゃんと乗れる訳ないね…


試しにベルサリオとキュレーネのも確認してみたところ、どっちも問題アリだった


「とりあえず一旦みんな帰ろう。ヤヌスの所に行って馬具の調整を頼まないと」


自分がその辺確認してやってから馬に乗せるべきだったのだが、そこは言わないポチ ―――



そんなこんなで3人の調整が終わり、再び馬で付近を駆け出した4人 ―――



アッ!…


さっきと全然違う…


なるほど、こうして左右に体重をかけたり、膝で締めてやるだけでも馬には伝わるのか…


要領の良いアランは、早速脚だけで馬を操るすべを学び始めた ―――



アランは大丈夫そうだな…


じゃあベルサリオとキュレーネを見てやるか…


段々と思い通りに馬を操れるようになり始めた3人 ―――


なんか楽しくなっちゃっているベルサリオとアランは競走を始めたり、脚だけで馬を操っているところを見せつけたりし始めた


「おいアラン!それはどうやるんだ?」


「まだ出来ないのか?これが出来ないと馬上で武器なんて使えないぞ?」


「クッ!…」


無理をして手綱を離したベルサリオは、しばらく進んで派手に落馬した ―――


手が空いたポチはキュレーネにマンツーマンで教えており、こちらは順調に進んでいる



一方その頃、ニルスの所に戻っていたシグナスとワイス ―――


ニルスが二人に与えた課題は、物資の輸送合戦である



1. 物資に見立てた藁の束を積んだ馬車をお互いの陣地へと進め、先にゴールした方の勝利


2. 積んだ藁の束を燃やされればその時点で負け


3. シグナスとワイスは本陣から動いてはいけないし、手を出してもいけない。指揮のみ


4. 打たれた兵はその場で倒れること。復活はナシ


5. 互いに兵士は50名とする


ルールは以上である



なるほど、これは作戦がものを言う勝負になる…


馬車が見つかればそこからはすぐに敵が群がって来るだろう、索敵さくてきも重要だ…



簡単な地形図が二人に配られ、各々の本陣に移動した後、作戦タイムが始まった ―――



「ワイス様、如何致しましょう?」


「まあ待て…まず足の速い者、10名ほど前へ」


しばらくザワザワしていたが、10名が前に出て並んだ


「お前達には見張りと伝令を任せる。シグナス軍を発見したら方向と数を私に伝えろ」


「「ハッ!」」


「残りは2つの隊に分ける。一つはA、我が軍の馬車の近く、一つはB、中間地点の辺りだ。Bは敵の馬車周辺の兵が同数以下と判断したら、私の判断を待たずに火を着けろ」


「「ハッ!」」


「そして我が軍の馬車の進路は、差し当ってこうだ」


地図にペンを走らせ、ゴールから遠ざかる方に矢印を書くワイス ―――


「えっ?行かないんですか?…」


「行かん。ここなら馬車が襲われても敵の陣容をこっちの見張りが私に伝えた後だ。加えて本陣に近い分、伝令から命令が伝わるのもすぐだ。Aの20名で切り抜けられるルートを選択し、敵兵を後ろに置き去りにして一気に駆け抜ける」


オオ!…


周囲が感嘆の声を上げる中、一人の兵士が手を挙げた


「しかしワイス様、こちらの馬車がゴールへ向かう頃には、向こうの馬車が既に近づいているのでは?そこから互いのゴールへ競走した場合、こちらが不利となります」


「こちらに来るというのなら、先に火を着けてしまえばいい。向こうはこっちの馬車がどこに居るかなんて知らない筈だ。それが出来るかどうかは、見張りとBの働き次第になる。期待しているぞ」


「…なるほど…お見それしました」


「では各自、地図を確認しておけ。中央で狼煙が上がったら行くぞ」



こうしてワイス軍は、準備万端で中央に狼煙が上がるのを待った ―――

ンー、なくなっちゃった…


買ってこないと…

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