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カザロフ兵団副団長、選抜試験!その15

お疲れ様でございます


ちょっと体調を崩しておりました


何を食べても吐くので全部吐いて横になっていたところ、今度はお腹が空き過ぎて眠れないとかいう状態で全く眠れておりません


という訳でまたダウンします


さておき、本日のキララ、どうぞ

樽ごと買ってきたウイスキーやワイン、ビールの数々 ―――


皮がパリパリになるまで火入れした豚やアヒルの丸焼き ―――


アキラ謹製、出汁から仕込んだおでん ―――


次々と酒肴しゅこうが用意され、宴の準備は整った



「では、5人の合格と我々の再会を祝して!乾杯!!」



「「カンパーーーイ!!」」


ゴッ、ゴッ、ゴッ、ゴッ…プハァ~…


とりあえずのビールをいった後には、そこら中でワイワイと会話が始まった



「どうしておったシグ…シグナスよ。いなくなったと聞いて心配しておったのだぞ」


「すまん、別にどうという事はないのだ。ただちょっと祭り上げられるのに疲れたというか、一人になりたかったというか…」


「フフ…気持ち分かるよ。私にだってね…たまには一人になりたい時もある」



「ポチさあああああああああああん!!」


「アルクーーーーーー!!久しぶりだな!!皆もいるぞ!」


「ちょっと痩せたんじゃないかアルク」


「なんか彫りが深くなった?」


「ウン、毎日のように殴り合いを挑まれるわ、夜は夜で朝までメルの相手だわで大変なんだ…ちょっと手紙には書けなかった…」


「そうか…頑張れよ?…」



「あの!アスモデウス様!お初にお目にかかります、ワイスと申します!複合魔方陣回路や魔道具の研究開発など行っている身でして、是非一度我が研究の数々をご覧になって頂きたく!」


「複合?なんだか小難しい話になりそうじゃの。そういうのはエリゴールの方に頼む」


私だって街道整備や貯水池やダムの建設計画で忙しいのに…


「ウム。ではワイスよ、いずれ私の方で時間を取るとしよう」



そんなこんなで皆ワイワイと話している最中さなか、一人ぽつんとたたずむ堕天使の姿があった ―――


キュレーネが持つ18の不幸特質のうちの一つ、孤立化ぼっち ―――


一応誰かに話しかけようと努力はしているのだが、口を開こうとする度に相手が誰かと話し始めて、そこで諦めて戻ってしまうのである


「ン?おいどうしたキュレーネ。こっち来て話そうぜ」


救いの神、現る ―――


こうしてアキラのさりげない会話支援により、キュレーネは新体制をぼっちでスタートするという難を逃れる事に成功した



「やれやれ、こうしてもう何時間も飲んでおるというのに、皆と話しておるとキリがないのう。名残惜しいが皆の衆、今日のところはもうお開きという事でよいか?」


「「ハーイ!」」


「良し、ではまた皆で美味い酒を飲もう。解散」


次々とゲートが開き、己の寝床へと帰って行く飲み会メンバー達 ―――


アキラは送れるだけ送った後、やっぱり一人で片づけをしていた ―――



「さてニルス、明日からはどうしよう?」


「ンー、そりゃやっぱり用兵の講義から入って実戦形式で訓練じゃないでしょうか。やる事なんて後からいくらでも出てきますよ。一つずついきましょう」


「そうだね…いつも支えてくれてありがとう。ニルスがいなかったら、この軍多分崩壊してるぞ」


「いやいやポチさん、止めてくださいよ。そんな事言って、俺の仕事増やす気ですか?」


「フフ…いや、まさかまさか」


酔っ払ってボチボチに歩いて兵舎に向かいながら、ニルスと笑ってそんな話をしているポチ ―――


思えば、地上あっちで普通の高校生をしていた頃の純平には無かった充実感や人の和がここにはある



お布団に入ったポチは、そんなものと酒に酔い痴れながら眠りに落ちていった ―――

後日譚・アスモデウス軍 ―――


アスモデウス様は、そもそもカザロフで挙兵する為の国を作っているという事がバレてはいけない存在です


そんな訳で現在は、極力表に出ないよう行動してたりします


エリゴールはそんな彼の代わりとして主に行政を担当しており、ポチが軍団長になったのはそんな次第です

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