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カザロフ兵団副団長、選抜試験!その8

お疲れ様でございます


ウーン…


自作の小屋をDIYで作って、そこに住む


ちょっと憧れてしまいます


電気の配線なんかしようと思ったら資格が要るみたいですけど


猫扉にキャットタワー、囲炉裏、ガレージ兼工房とやりたい放題です


いつかそんな暮らしを手に入れてやろうと思ってます


さておき、本日のキララ、どうぞ

「それでは準決勝第一試合、シグナス対ベルサリオ!両者前へ!」


無言で歩み寄る両者 ―――


おそらくは本大会で一番の注目のカードであり、観衆達は固唾かたずを飲んでその時を待っている



「審判、始める前に一つ良いか?」


スチャッと手を挙げ、始めの合図を制するシグナス


「ン?」


「ベルサリオ、私が相手でも素手で来る気か?」


「ああ、俺はそんなに器用じゃないんでな。そんなもん持ったら殺しちまう。これでいい」


「そうか…審判、止め立てしてすまなかった。始めてくれ」



「では、始め!!」



合図とともに、無造作に近寄るベルサリオ ―――


間合いに踏み込んだと同時にシグナスが放った突きは紙一重でかわされた


「…鋭いな…寸止めする気でこれか…」


僅かにかすった頬から出た血を親指でぬぐい、舌で舐めるベルサリオ


ニヤリと不敵に笑うと、そこで初めて構えを取った


「どうやら私の方も貴殿を甘く見ていたらしい…ここからは気を抜けば死ぬぞ。心して参れ」


「その位でいい…俺が本気になれる相手なんて滅多にいないんだ…楽しませてくれ」


そう告げたベルサリオは、構えを取ったままもう一度突きが飛んできた間合いまで踏み込んで止まった ―――



ゴクリ…



瞬きもせず、息を飲みながらその様を見守る観衆達 ―――



束の間、その間合いのまま動かなかった二人だが、ベルサリオが更に一歩にじり寄ったと同時にシグナスが動いた


ドン!! ―――


一歩踏み出してシグナスが放った今度の突きは、本気も本気である


背筋が凍るような一撃をかがんで踏み込みながらかわし、アッパーを打つように全霊の爪を振り抜くベルサリオ


「ガアッ!!」


僅かにシグナスの左肘をかすったその爪は、まるで紙か何かのように鎧を引き裂いた



なんてヤツだ…


今のが当たらんどころか、踏み込んで反撃して来るとは…


どうやら出し惜しみをしていて勝てる相手ではないらしい…



間合いを取り直して一呼吸おくシグナス ―――


低く、はすに構えるとグッと前に重心を置いた


「貴殿の力を認めよう…行くぞ、奥義・夢幻むげん裂空斬れっくうざん…」


スッ、っと前に踏み出したシグナスが、低い位置から斜め上に剣を振り抜く ―――


これを寸前で見切り、剣を振り切ったシグナスにベルサリオの爪の一撃が襲いかかる ―――


だがどうした事か、爪を振った先のシグナスの姿は幻のように消え、ベルサリオの右から剣を振り上げていた


「なにっ!?」


これはもう避けられない ―――


そう悟ったベルサリオが、相打ち覚悟で爪を振り抜いたその時、またしてもシグナスの姿が消えた


振り抜いた爪の間合いの一歩外から、上段に構えたシグナスが剣を振り下ろす


その剣は肩口から斜めに、大きくベルサリオを切り裂いた


シュバアアアアアアアアア…


血しぶきを上げ、無言のままその場に崩れ落ちるベルサリオ ―――



「しょ、勝負あり!勝者、シグナス!!」



勝ち名乗りが上がっても、言葉もなく立ち尽くす観衆達


今見たものが、まだ信じられないのだ



「救護班ーーー!!はやーーーく!!」


急いでベルサリオを担架に乗せ、救急治療室へと向かう救護班


これを待機していたアキラが一発で治し、ベルサリオは事なきを得た


「傷自体はもう問題ない。あとはしばらく寝かせていれば意識も戻るだろう」


「あざっす、アキラさん。試合見てました?」


「いや、俺ここにいたし。見てないけど」


「あー、ですよね。なんか俺すごい試合見ちゃいました」


ンー…正直俺もそれ見たかった…


「まあ後で聞かせてくれ。あと準決勝と決勝だろ?終わったら帰っていい?」


「はい。あ、その時俺も一緒にいいですか?部屋の片づけとか猫のお世話とか…」


「OK了解。んじゃまた後でな」



ポチが部屋を出ると、アキラは再び趣味の手芸でぬいぐるみを作る作業を始めた ―――

なるほど、ワンタンを量産して個別に冷凍、と


んで食べたい時に鶏ガラスープとかを適当に作って戻す


夜中に小腹が空いた時なんかに良いんじゃないでしょうか

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