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FIRE  作者: 白龍
第1章 燃える戦士
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第1話 捕らえる者6-4

大分久々に投稿しました。

お久しぶりです。白龍です。

前の投稿からやく5年ぶりに投稿します…だいぶおまたせしました。

今度こそ、しっかり投稿していくつもりなので、どうかよろしくお願いします。


康弘のさっきとは違う神妙な様子に俺はドアノブから手を離し、座っていた椅子に座り直す。

そして康弘は俺が話を聞く体勢になったのを確認し、ゆっくりと写真について語り出した。


「俺がいる電子工学部に工藤晴香って子がいるんだけどその親友の巫木 結衣って子が3日前から行方不明だったんだが…」


康弘が写真を見つめて俯く。

その感じからして、写っている女性こそがその巫木 結衣さんのようだ。


「…この写真は工藤さんの住んでいるアパートのポストに直接届けられていたものでね?…この手紙と一緒に」


そう言って康弘は俺に手紙を差し出してきた。

手紙は丁寧に茶封筒に入れられ、宛先人である工藤さんの住所と名前が書かれていた。

封筒は既に開けられた後で、ハサミで綺麗に切られていた。


「…中身は見ても?」


康弘は真剣な顔立ちでコクリと頷く。

それを見て俺は小さく頷き返し、茶封筒から中身を取り出した。

三分割に折りたたまれた紙をゆっくり開くと、そこには


「いつも君を見ているよ」


と大きく、殴り書きのようにただその一言だけが書かれていた。

そのあまりの脅威じみた文字に身の毛がよだった。

確かにこれと親友の悲惨な姿の写真が入っていたのなら、工藤さんの心境が心配だ。


「…工藤さんは今どうしてるんだ?」

「工藤さんは今学園の附属病院に入院中だよ。事件から1週間は飲まず食わずだったみたいで、衰弱しきってたって看護師さんから聞いた。俺も見舞いに行ったけど、だいぶ元気がなかった…」

「そうか…それはそうだよな…」


こんだけ酷いことがあったんなら、しょうがないよな…

俺はそう思いながら、もう一度巫木さんの写真を見る。


大きな林二つに張り巡らされた大きな蜘蛛の巣。

普通人一人が捕らえられるほどの大きな巣を作る蜘蛛がいたらとんでもない話だ。

手紙の送り主の仕業だとしても、大分手の凝ったことをする。


「ちなみに巫木さんが発見されたのはいつのことなんだ?」

「え?そうだな…広嶋が引きこもってた間の話だから…4月10日くらいのことかな?」

「じゃあ今日が4月20日だから、もう10日くらい前の話か…」


そんな奇怪な事件が起きてたっていうのに、今の今まで知らんかったな…

引きこもってたと言っても、さすがに俺も毎日テレビは見てたし、ましてや自分の学園で起きたことくらい、把握しないわけない。

…つまり学園内で処理されたってことか。


「…事件になってないのがおかしいって顔だな、広嶋」


不意に康弘にそう言われ、面食らう。


「…よくわかったな、お前」

「わかるさ。人に感情移入しやすいお前ならこの状況をおかしいって思えると思ってたから、今日呼んだんだしなw」


言いながら、康弘は今までの暗い表情とは打って変わり、にこやかな笑顔を俺に向けていた。

こいつは…そういや超常現象とかそういうの好きだからなのか、観察力は凄かったな。

そう思っていたら、康弘が机の脇に置いていた鞄から一冊の大学ノートを取り出した。


「今回の件で、広嶋と同じように、事件にならかったことに疑問を持ったし、このままだと巫木さんにあんなことをした犯人が捜索されずに終わるのは、どうも腑に落ちなかった…工藤さんの手紙も親御さんが警察に届け出たのに、いたずらだとかでつっけ返されたらしいしね…」


「警察も取り合ってくれないか…めちゃくちゃだな」


これも世界的に活躍するジェネレイドの実績に傷を負わせないためのもみ消し…ってやつか。

そんなに大事かね…面子ってのが。


「それで俺は工藤さんの親御さんに会いに行って、代わりに犯人を突き止めるって約束してきたんだ」


そう言って康弘は先程の大学ノートを広げた。

その中身は今回の事件の一連の流れがまとめ上げられ、そして中にはそれに関係した人物や事件現場での目撃情報などを調べ上げたものだった。

とてもじゃないが、一人で調べられる量じゃなかった。


「お前…これ一人で?」


「…納得いかないことにはとことん知りたくなるんだよ。…広嶋も知ってるだろ?」


…そうだ、こいつは一度決めたらとことん貫く奴だった。

こいつのこういうとこが信頼できるとこで親友でいたい理由なんだよな。


「…しゃあねぇな。俺も付き合うよ。お前のお節介に」


「ほんと!?」


「ああ…お前の根気に負けたよw」


そう言いながら、俺は康弘に笑いかける。

ったく・・・俺もホント康弘に甘いぜ・・・

「ありがとう…恩に着るよ、広嶋。」


「おう…今回だけだぜ?」


「…そうと言わず一緒に不思議現象を探求をしn「いやそれはないから」食い気味に否定!?」


こうして俺は康弘のお節介に付き合うことになった。


改めまして、白龍です。

ずいぶんいろいろあってこんなに期間を開けての投稿になりました。

私はその間に無事大学を卒業し、社会人となり、元気にやっています。

これから細々とこの小説を書いていきますが、私自身、筆は遅いほうなのでかなりゆっくり目とはなりますが、よろしくお願いします。

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