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序章
森が…燃えている。
さっきまであんなに綺麗に生い茂っていた杉の木々は、無残にも足元になぎ倒され、黒炭になるほど炎で焼き尽くされていた。
そんな現状を理解するまでに約数秒間、青年は辺りを見渡しつづけた。そして理解した時、どうしようもない喪失感が彼を襲った。
彼を中心に燃え広がった森は燃えるスピードが衰えず、むしろさらに加速してるようにも思える。
「…うっ…くっ…」
その状況の中さっきまでの記憶が徐々に蘇り、彼の瞳から一筋の涙が零れた。
虚しくて、悲しくて、どうすることもできない感情。
それをだんだん抑えきれなくなった彼は、膝から崩れ落ちる。
「うわぁぁぁ…っ!!」
言葉にならない悲痛な叫びはただ寂しく暗い闇夜に響くだけだった…
その姿はまるで業火に燃える大地で雄叫びを上げる
1匹の龍のようだった――――――
初めまして!!白龍と申します!
今回初めての投稿なので、緊張しておりますが、これからもどうぞ宜しくお願いします!!!♪




