表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/57

華玲家

 放課後。

 俺はクルミと一緒に帰る。

 華玲さんとの待ち合わせ場所に行く前に、自宅によって松茸を補充した。

 手ぶらで華玲さんの家を訪れるのもなんだと思ったので、お土産に。




 待ち合わせの駅に着くと、華玲さんが待っていた。

 彼女は人気味の中でも目立つ。

 独特の雰囲気、お嬢様オーラがあるので。


「華玲さん、今日はよろしく」

「急にゴメンね、私も行くって言って」


「大丈夫ですわ。お2人で来ると、初めから思っていましたから」


「あっ、そうなんだ」

「よかった」


「ではっ、行きましょうか。家はこちらですわ」


 俺達は華玲さんと歩き出した。




 俺はふと気づいた。

 華玲さんは綺麗な歩き方をすると。

 姿勢が良いというか・・・

 なんだろう・・・芯がぶれない感じだ。

 お上品な感じの歩き方。

 高貴だ。


「なんですか?結城君」


 あっ。

 しまった。

 ジロジロ見ていたら・・・

 華玲さんと目があってしまった。 


「隼人さー、華玲さん見すぎ。そういうの、ほんとやめてっ」


 隣ではクルミに注意される。

 「けっ」って顔して、不貞腐れているクルミ。

 これは・・・・どうみても誤解されているな。


「いや、クルミ。誤解しないでほしい。綺麗な歩き方だと思っただけだよ」

「あっ、それ私も思ったー」


「別に普通ですわ。昔バレエをやっていましたから。それの名残でしょう」

「へぇー、なるほどー、凄いね」

「バレエかー」


 クルミが唸っている。

 なんだろう。

 今からバレエでも習うつもりだろうか・・・


「私もバレエやれば、華玲さんみたいになれるかなー」


 呟くクルミ。


「朽木さんは今でも十分綺麗ですわ」

「えっ、私がー?」

「はいっ。大半の人はそう思っていますわ」


 華玲さんに褒められてタジタジのクルミ。

 何故か俺の方を見る。


「大丈夫、クルミは綺麗だ」

「そ、そうかな・・・」


 ますます縮こまるクルミであった。

 


 なんとも微妙な間になったので。


「家、もう少しでつくの?」


 俺は話を変えた。


「はい、あの家ですわ」


 華玲さんの指差す先には・・・

 大きな家。

 デカイ門があった。

 ドーンって感じの存在感。

 いつのまにか高級住宅街に来ていたが・・・それでも周りの家から浮いている。


「おっ、大きいねー。家じゃなくて施設だね」

「すっごく大きい家。華玲さん、本当にお嬢様だったんだ」


「そうですか。皆さんの家もこれぐらいでしょ?」

「いやいやー、俺の家はこの10分の1ぐらいだよ」

「私の家もー」


「まぁ、狭い家ですが、気にせずにどうぞ」

「おじゃましまーす」

「失礼しまーす」


 俺とクルミは華玲家の門をくぐった。




 デカイ玄関につくと、俺たちは客間に通された。

 高級そうな家具が並んでいる。

 壁には絵画が飾ってある。


 人物画をいくつかかざってあるが・・・

 あれは華玲さんの親族だろうか・・・とてつもなく貴族っぽい人の絵があるのだ。

 教科書で見た西洋中世貴族の絵。

 ナポレオンっぽい。


 俺が絵に見とれていると・・・


「この絵はお爺様ですわ。ヨーロッパで爵位を受けた時ですね」

「そ、そうなんだ・・・爵位か・・・」

「へぇー、今でも貴族っているんだ」


 俺とクルミが唸っていると。



 あっ。

 そうだ。

 俺は忘れずに鞄から松茸を取り出す。


「華玲さん、うちで取れた松茸。昨日取ったばかりだから新鮮だよ」

「ありがとうございます。結城君の家は・・・松茸栽培をしているのですか?」


「いやっ、俺が個人的に栽培しているんだ」

「そうなの。昨日隼人と一緒に松茸食べたけど、すっごく美味しかったんだよ」


「そうですか。後で食べさせていただきますわ」


 松茸をメイドさんに渡す彼女。 


「ではっ、バラ園に移動しましょうか。こちらですわ」

「楽しみだな。バラ園」

「だねーなんだかすごそう」


 俺達はバラ園に移動した。

 どんなバラを見られるのか・・・ワクワクいっぱいだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拍手ボタン設置中。一言感想を送ることができます。

 

短編投稿しました=冒険系ざまぁです。↓
生産職の俺は彼女を寝取られたので、パーティーを抜けて自立することにした

 

新連載~【ヒグマ格闘編】とは、3章から話の展開が異なります↓
妊娠した私を婚約破棄するって、気は確かですか? 【連載版:全国ご当地グルメ編 】

 

新連載です~ (数話で完結予定です)↓
3日後、婚約破棄されます。

 

おすすめ作品→「完成したら」作:乳酸菌
完成したら

 

おすすめ作品の解説です
恋愛短編『完成したら』~よく分かるかもしれない作品解説

 

同時連載中です↓(タイトルあれですが、実は少年漫画っぽい話です)
妊娠した私を婚約破棄するって、気は確かですか?【ヒグマ格闘編(石狩鍋) 】

 

さくっと同時連載中。↓
もう、結構ですわっ!

 

こちらも連載中↓
転生したら吸血鬼さんだった件~チートで世界最強です~

 

【8/4 完結しました】↓
ビューティフルざまぁ~公爵令嬢、悪役令嬢への道を歩む~

 

【8/19 完結しました】↓
彼女が二股していたので、腰が砕ける程衝撃を受けた。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ