その後
ギリギリセーフ。
ふぅー。
次の授業に間に合った俺。
華玲さんも息は荒いけど、席についていた。
俺が席についた時。
何故か華玲さんに睨まれた。
何故?と思ったが。
教師が入ってきて授業が始まったので、睨みは終わった。
暫く授業が進むと・・・
いつもの通り、LINEタイム。
美波:何かあったの?ギリギリだったけどぉ
俺:いや、それ程でも
美波:華玲さんもギリギリー
俺:ちょっと彼女と話していたんだ
美波:何をぉ?
俺:ただの世間話・・・
美波:えー、気になるー教えて
俺:ふふふっ、どうしようかな
美波:教えて教えて~
俺:ほんと何でもないから
俺はいらぬ心配を美波さんにさせたくなかった。
美波:教えてくだちゃい
俺:ちゃい?
美波:お願いでしゅ
俺:しょうがない。かわいく頼まれたら教えるしかあるまい
美波:それでぇ?
俺:クルミと美波さんが奇麗になった理由を聞かれた
美波:へぇー。やっぱりかぁ~
俺:心当たりあるの?
美波:最近よく聞かれるのぉ
俺:ほうほう
美波:皆気になるみたい
俺:まぁ、そうだよね
美波:同じ質問を何度もされるんだ
俺:へぇーご苦労様
美波:大変だぁー疲れちゃう
俺:肩こりそう
美波:コリコリ
俺:トントン トントン (肩たたき
美波:極楽極楽~
俺:トントン トントン
美波:極楽極楽~
俺:交代~
美波:トントン トントン (肩たたき
俺:極楽極楽~
美波:トントン トントン
俺:極楽極楽~
美波:はーい、交代~
俺:トントン トントン (肩たたき
美波:極楽極楽~
俺はかぎりなくアホに近いLINEをやりとりしたのであった。
トントン、トントン打ちまくった。
LINE上で美波さんの肩を叩きまくった。
腫れるんじゃないかってぐらい。
でもー。
中々に楽しい時間だった。
ほんと。
美波さんとLINEしていると楽しい。
充実してるわ~。
◇
まだまだ授業中。
美波さんとのLINEが一息し。
休憩していると・・・
華玲:ごきげんよう
あっ。
華玲さんからLINEが飛んできた。
何か返しておこう。
俺:こんにちは
華玲:もうすぐ昼ですわ
俺:ですね
華玲:昼ですわ
俺:?
華玲:ミスです
俺:あー
華玲:・・・・・
俺:・・・・・
特に話題なく、LINEのやりとりは終わった。
なんだかとても気まづかった。
・・・・